- 運営しているクリエイター
#小説
4月3日(金)線維筋痛症とCFS/MEによる二年間の寝たきり生活を経て庭に出られた時の話
今日というこのなんでもない日におめでたいニュースである。
一昨日、自宅の中庭に出るためのバリアフリー工事が整い、今日、二年ぶりに戸外に出るに至ったのだ。
私はずっとこの時を待ち望んでいた。二年前を境に、「線維筋痛症」と「CFS/ME(慢性疲労症候群/筋痛性脳脊髄炎)」が悪化して自分の足で歩けなくなり、実家で寝たきり生活を送ってきた。家族に看病され、車椅子を押され(手が痛いから車輪を漕ぐこともで
小芋の揚げたん【#夜更けのおつまみ】
関西の料理は名前が可愛い。なんでも最後に「たん」が付いて、語感が良いしゆるキャラっぽい。焼いたん、炊いたん、和えたん、揚げたん。調理方がそのまま名前に活かされるので、素材そのまんまの料理も立派な一品としてメニューに載る。
とりわけ私の心を掴んで離さないのは「小芋の揚げたん」。と言ってももう何年も食べていない。最後に食べたのは中学生の頃だっただろうか?
子どもの頃はよく外食に連れて行ってもらった
残像スライドショー(寝る前にいろいろ見えたり聴こえたりする現象の話)
あれは4度目のイギリス旅行から帰る飛行機でのことだった。シートベルトをして離陸するのを待って、さあ3週間の滞在よ、愛しのイギリスよさようなら。なにか映画でも観るか……と、座席前のモニター画面を、スーファミのコントローラーと固定電話の子機のキメラみたいなリモコンでポチポチ操作して見つけたのが、『ブリティッシュベイクオフ』という番組だった。
イギリスBBCの人気料理番組で、アマチュアのベイカー(Ba
「腸のふるさとブルガリア」 #ヨーグルトのある食卓
人には「心のふるさと」とか「第2のふるさと」があると思うのだが、あまり「腸のふるさと」については語られることがない。心にはふるさとがあるのに腸にはふるさとがないとはこれいかに。私はつねづね臓器には平等でいたいと思っているので(どういうこと?)、この機会に「腸のふるさと」に想いを馳せてみたいと思う。
さて、ありとあらゆる国の食べものを日々飲み込んでいく腸ではあるが、やはり「何が本当に腸に良いのか」