記事一覧
忘れたくないあの日の感動
子育てをしていると、ある種の感動に出会うときが時折ある。
以前にも記事として書いたことがあるが、夕日を眺めた時の子どもの「なんだか涙が出そうだねぇ」という一言なんていうのは、単なる風景に対しての情緒的な感想に感動したのではなく、オギャーと泣いたり、あれ食べタイ、これ欲シイ、と目の前のものにあるものだけを欲していたような赤子から、風景を見て、色や風を感じ、四季を感じ、それを言語化するということを覚え
はちみつぶんぶんケーキ
子どもへ読み聞かせをするために借りた図書館の本に、「クマくんのはちみつぶんぶんケーキ」という本があったので、可愛かったから手にとってみたのです。
もうこれ、絵本ながらレシピ本でしょ、という雰囲気がぶんぶん、じゃなかった、ぷんぷんしてる。このクマの満足気な表情とケーキの雰囲気、絶対そういうやつや!子どもがどういおうと読む・・・!と手にとり、パラパラとめくって案の定、可愛い可愛いレシピがついていたの
とある夫婦のワンシーン
「うそでしょ」
思わずメグミの口からこぼれたのはたぶんどちらともいえない自分の本当の気持ちだったと思う。
まさかと思って試した妊娠検査薬は、イイエ、万分の一も違いませんよ、とでも言いたげな強く濃い陽性の赤色を示していた。
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「桐谷さん、次回のプロジェクトなんだけど」
ふいにかけられた声で現実に戻る。
ぼうっとパソコンの画面を見つめていただけで、仕事は何も手に付かなかったところを同
保育士給与から見える日本
保育士の給与を上げれば、保育士不足が解消されるのではというつぶやきを目にしました。
個人的には、以前から保育士さんはなかなかな重労働だなぁと思いつつ、賃金を上げるには難しいだろうなと思っています。保育士になるには、いくつかのルートがあるようですが、基本的には高卒程度の学歴で試験さえ通れば資格を得られるわけです。初任給30万という金額って、四大卒の初任給よりはるかに高額な金額なわけですが、それをど
高齢者の運転についてのアイディア
昨日、正月で家族と将来について話をしたという記事を投稿したのだけれど、ここ数年で友人ととてもよく話す「高齢者の運転」について書いておきたい。
私が住んでいるのは地方の田舎で、いくつかの記事にもあるとおり、バスは1時間に1本も「ない」ような場所。かつては電車も通っていたけれどとっくの昔に廃線になったし、バスもいつなくなるのかとひやひやしている。高齢化は加速しているし、前を走っている車に紅葉マークが