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純愛の中で人は強くなる
伊藤左千夫の『野菊の墓』は、15歳の少年・斎藤政夫と2歳年上の従姉・民子との淡い恋を描いている。夏目漱石が絶賛した小説でもある。夏目漱石は左千夫あての手紙で、「自然で、淡白で、可哀想(かわいそう)で、美しくて、野趣があって」こんな小説なら「何百篇よんでもよろしい」と評したという。敦もシンクロしてしまうほど民子が好きだった。主人公政夫がまだ少年のころ、家にきていた従姉の民子との幼い恋を回想したもので
もっとみるクリスマスイブと不老不死の思い出と
不老ふ死温泉のタオルが黄ばんでいるのに、タオル棚にある。「黄金崎不老ふ死温泉」は、世界自然遺産・白神山地の麓、日本海に沈む夕陽を一望できる景勝地・黄金崎に建つ一軒宿。海岸と一体化した赤褐色の露天風呂に敦は小学4年の息子と入った。流石に、女湯もあるが、まるでワイルドな露天だから、丸見えなので、瑠璃子は遠慮した。かれこれ14年前のタオルだ。
前日、青森の弘前に泊まって、弘前駅からJR奥羽本線で東能代
キャンプの思い出あれこれ
お笑い芸人のヒロシとバイキングの西村が、ソロキャンプの達人として、バズビデオに登場した。【極上空間】ヒロシと西村 秘境キャンプ場で極上空間を作り出す!!!と言うタイトルの映像だ。「僕、人がいないところに行きたいですね。縛りがないのが、ソロキャンプのいいところかな。最初は一人でいると動物の鳴き声などが怖かった。一人で来ていると他の人に変わり者と見られた」とYouTubeで百万人も登録者数がいるヒロシ
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