ふくとみこずえ

柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社事務局 緩やかな演劇をしたいです ゆるやかにまちで生き…

ふくとみこずえ

柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社事務局 緩やかな演劇をしたいです ゆるやかにまちで生きていきたいです

記事一覧

【上演脚本】三組姉妹

本脚本は、2019年に上演した作品です。 実際に3組の姉妹によって上演いたしました。 梢 三咲 春野 日向 美月 美青 【梢 #0前説 】 舞台中央にはテーブル。向か…

振り返ってみた『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』

『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』 無事に公演が終わり、ちゃんと打ち上げもしてやり切りました〜! HAPPYEND後すぐに取り組んだ作品。 演劇の作り方も身体に沁…

『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』上演脚本

『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』 Episode  揺れるワタシ Episode  海に行ったことがなかったいつかの話 Episode 部屋 Episode  気の抜けたジンジャエー…

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人生初めて万引きトラブルに対処した話

前回のマーケットの中で、万引きトラブルが起きた話。 自分が勤めて3年、初めてのこと。 その日も何かとバタバタしていて、 やっとこさ休憩かとういうときに、当日スタッ…

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やなことあったらアイス買って帰ろう

「やなことあったらさ、アイス買って帰らない?」 高校時代からの友人の言葉だった。 自分の中では結構な落差のある躁を体験し、 緩やかに落ち込み期に入りつつある時、電…

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過去の私が他者になった話

最近noteを書く手がが止まらない。 文字を書かないとむずむずして居ても立っても居られない。 人に話す速度にもはや追いつかないからかもしれない。 今日書いているのは、…

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今、無敵な私が怖い

これを書いている今、 Rain (Long Version)を聴きながら書いている今、 私は無敵だ。 正確に言えば、躁でハイになっている。気がする。 自分のリードを握れないまま、全…

6

3年伸ばした髪を切った

3年間伸ばしていた髪の毛を切りました。 髪を伸ばしてどれくらい経ったんだろう、って遡ったら、3年。 髪が結べるか結べないかの絶妙な長さになって、 気づけば肩を追い…

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演劇の面白さがちゃんと、やっとわかった話

『はっぴいえんど を教えて』 3月31日に無事に終了しました。 2ヶ月ほどの稽古期間。 これまでからは想像もできないほど濃密な稽古期間。 仕事が終わって、20時くらいか…

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続けることと、続いていくことについて

「梢ちゃんは、やっぱり続ける力があって、そこが強みだと思う。」 去年まで一緒に働いていた先輩から言われた。 あまり自覚はないけれど、「継続が一番難しい」ことは一…

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渋めローカル喫茶店は喫煙と和式から探す

地元の人から愛されている老舗喫茶店に、どうしても辿り着きたい。 インスタ映えではなくて、自分の消費のために用意された喫茶店じゃなくて、「ついて来い」と言わんばか…

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最近の雑記

花粉の猛威にしっかりと負けている最近。 仕事も、さまざまな期限がしっかりと迫ってきており、常に小さな不安感が同居している最近。 「今面白いと思って、好きなことを…

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もしあのとき

もしあのとき、 もしあのとき、加納高校に行っていなかったら もしあのとき、演劇部に入っていなかったら まったく違う人格だっただろうと思う。 許すことも対話も知ら…

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『連続性、から、なる、いくつもの、このまちの歩き方』ひとあそびスクール 柳ケ瀬日常ニナーレ公演

テーマソング:(ハンサムケンヤ「このまちの歩き方」) 演者 あいら 伊藤 かめ 日比野 美月 梢 百恵 進行方法については、案内人の目印に客がついていく。 オープニン…

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【シアターホームステイレポート】犀の角in上田市海野町商店街

小劇場を軸に、若手演劇人を各地にホームステイさせるという「シアターホームステイ」企画に推薦いただき、11月3日〜6日まで参加してきました! 私のホームステイ先は 「…

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私は何かを取り戻そうとしているのかもしれない

ありがたいことに、目まぐるしいほど忙しい日々。 休みの日も出社になることもしばしば。 その反面、1週間にメリハリがなくなってきた気がする。 体力もすでに限界を更…

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【上演脚本】三組姉妹

【上演脚本】三組姉妹

本脚本は、2019年に上演した作品です。
実際に3組の姉妹によって上演いたしました。

梢 三咲

春野 日向

美月 美青

【梢 #0前説

舞台中央にはテーブル。向かい合う形でイスが置いてある。

その前には取っ手が出た状態のキャリーケースが1つ。

日向、すでに椅子に座っている。勉強をしながらスマホもたまに触っている。

梢 普段というか最近のかのこはあおぞら劇場なんかで、まあいわゆる公

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振り返ってみた『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』

振り返ってみた『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』

『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』
無事に公演が終わり、ちゃんと打ち上げもしてやり切りました〜!

HAPPYEND後すぐに取り組んだ作品。
演劇の作り方も身体に沁みていた状態の劇作でした。

実際やってみて
「梢の心境の変化がすごくわかった」
という周りの今回の評価。私もすごく思う。めちゃくちゃ変わった。

ということで振り返ってみることにしました。

初演からの変化

【初演の目的】

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『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』上演脚本

『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』上演脚本

『あの時のわたしとまちとワタシタチ。'24』
Episode  揺れるワタシ
Episode  海に行ったことがなかったいつかの話
Episode 部屋
Episode  気の抜けたジンジャエール
Episode 覚えてる?
Episode まちのほくろ
Episode 私たちは歩く
Episode 2億7400万歩
Episode  逢
Episode  揺れるワタシタチ

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人生初めて万引きトラブルに対処した話

人生初めて万引きトラブルに対処した話

前回のマーケットの中で、万引きトラブルが起きた話。
自分が勤めて3年、初めてのこと。

その日も何かとバタバタしていて、
やっとこさ休憩かとういうときに、当日スタッフの子が
只事じゃない面持ちで私の袖を引っ張った。

「なんか、万引きがあったみたいで、今後輩ちゃんが1人で見てるんだけど、なんか動揺してそうだから梢ちゃんも行って!」

え、え〜〜〜〜、なんだって〜〜〜〜?!
なんだその状況、というか

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やなことあったらアイス買って帰ろう

やなことあったらアイス買って帰ろう

「やなことあったらさ、アイス買って帰らない?」
高校時代からの友人の言葉だった。

自分の中では結構な落差のある躁を体験し、
緩やかに落ち込み期に入りつつある時、電話してみたときのこと。

事の発端は、
「病院、行ったほうがいいかな?でも行って何かになるかな?」
という相談からだった。

自覚する限りでは明らかにADHD(ネットでの判断だからなんとも言えない)と緩やかな躁鬱。名前をもらうことに意味

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過去の私が他者になった話

過去の私が他者になった話

最近noteを書く手がが止まらない。
文字を書かないとむずむずして居ても立っても居られない。
人に話す速度にもはや追いつかないからかもしれない。

今日書いているのは、「過去の自分が完全に他人に見える」最近のこと。

自分の変化が著しい最近だからこそ、過去の自分が完全に違う人に見える。

2週間前に演劇をやっていた私も

はじめて任されたプロジェクトに大泣きした私も

これまでの全てを昇華する作品

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今、無敵な私が怖い

今、無敵な私が怖い

これを書いている今、
Rain (Long Version)を聴きながら書いている今、

私は無敵だ。

正確に言えば、躁でハイになっている。気がする。
自分のリードを握れないまま、全力疾走で走っている。
この感覚に怯えている私がいる。

この感覚には覚えがある。
なんでもできる気がして、とにかく走り出した19歳の時。
突然のダウン期が来たのも、その頃だった。

仕事でまあそれはそれはばたついて、

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3年伸ばした髪を切った

3年伸ばした髪を切った


3年間伸ばしていた髪の毛を切りました。

髪を伸ばしてどれくらい経ったんだろう、って遡ったら、3年。
髪が結べるか結べないかの絶妙な長さになって、
気づけば肩を追い越していた髪。
途中でパーマもかけてみたりして、なんだかんだ楽しんだ髪。

ここ最近いろんなことに区切りがついて、

「もう邪魔かも。」

という衝動に駆られて止められなくなったため、すぐさま美容院を予約。

高校の時はずっと短かった

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演劇の面白さがちゃんと、やっとわかった話

演劇の面白さがちゃんと、やっとわかった話

『はっぴいえんど を教えて』
3月31日に無事に終了しました。

2ヶ月ほどの稽古期間。
これまでからは想像もできないほど濃密な稽古期間。

仕事が終わって、20時くらいから22時くらいまでトライする日々。
文字だけ見るとかなりやばい。

ただこの期間の中で、
演劇がなぜ面白いのかという理由が言葉にできるようになった気がする。

「梢さんの、演劇が面白いと思うところってなんですか?」
何かの取材で

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続けることと、続いていくことについて

続けることと、続いていくことについて

「梢ちゃんは、やっぱり続ける力があって、そこが強みだと思う。」
去年まで一緒に働いていた先輩から言われた。

あまり自覚はないけれど、「継続が一番難しい」ことは一番わかっているつもり。自分から辞める、閉じる決断をした経験は、思い出しても数少なかったかもしれない。
中学のバスケ部、習い事の水泳、演劇ニッケル、ひとあそびスクールの定期開催。。。

続けていたことをやめたり、終わったする時って、たいてい

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渋めローカル喫茶店は喫煙と和式から探す

渋めローカル喫茶店は喫煙と和式から探す

地元の人から愛されている老舗喫茶店に、どうしても辿り着きたい。
インスタ映えではなくて、自分の消費のために用意された喫茶店じゃなくて、「ついて来い」と言わんばかりのお店に行きたい。
追いかけられるより、追いかける方が好き。

知らないまちを訪れる時、必ずこういうお店を探すようにしている。

まず気になるのはモーニング。
旅先のモーニングは必ず食べたい。

googleで調べて高確率で、渋め純喫茶を

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最近の雑記

最近の雑記

花粉の猛威にしっかりと負けている最近。
仕事も、さまざまな期限がしっかりと迫ってきており、常に小さな不安感が同居している最近。

「今面白いと思って、好きなことをやれる会社なんでしょう、大変だとは思うけど絶対やめない方がいい」

会社の仕事が本当にしんどくてとりあえず辛く感じてしまう的な話を飲みの席でしていた時のことだった。

不思議なもので、さらっと言われたフレーズが、その時の自分にはかなりダイ

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もしあのとき

もしあのとき

もしあのとき、

もしあのとき、加納高校に行っていなかったら

もしあのとき、演劇部に入っていなかったら

まったく違う人格だっただろうと思う。

許すことも対話も知らないまま、つまらない人になっていただろうと思う。

もしあのとき、演劇ニッケルに入っていなかったら、

今ある演劇を楽しむための知識がなかっただろうと思う。

あのとき、文化屋をやらなかったら、

ある程度大変な思いはしてたけれど、

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『連続性、から、なる、いくつもの、このまちの歩き方』ひとあそびスクール 柳ケ瀬日常ニナーレ公演

『連続性、から、なる、いくつもの、このまちの歩き方』ひとあそびスクール 柳ケ瀬日常ニナーレ公演

テーマソング:(ハンサムケンヤ「このまちの歩き方」)

演者

あいら
伊藤
かめ
日比野
美月

百恵

進行方法については、案内人の目印に客がついていく。

オープニングソング「このまちの歩き方」)ハンサムケンヤ)

【root 1:ニュー銀座堂】

開幕。

講師が2人お客さんの前に立っている。

美月 本日はひとあそびスクール柳ケ瀬日常ニナーレ公演にお越しくださいまして ありがとうござい

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【シアターホームステイレポート】犀の角in上田市海野町商店街

【シアターホームステイレポート】犀の角in上田市海野町商店街

小劇場を軸に、若手演劇人を各地にホームステイさせるという「シアターホームステイ」企画に推薦いただき、11月3日〜6日まで参加してきました!

私のホームステイ先は

「犀の角」

上田市の海野町商店街に位置する「ゲストハウス×劇場」です。
とにかく素晴らしいまち。
というわけでレポートします!

上田市について

センスの多い店が多い

古本屋やセレクトショップ、古着屋など、ハイセンスなお店が多く

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私は何かを取り戻そうとしているのかもしれない

私は何かを取り戻そうとしているのかもしれない

ありがたいことに、目まぐるしいほど忙しい日々。

休みの日も出社になることもしばしば。
その反面、1週間にメリハリがなくなってきた気がする。

体力もすでに限界を更新し続け、一刻でも早く帰って休むべきであるのに、なぜか眠れない日々が続く。
布団の中、Amazom primeで映画を見たり、相席食堂を見たり。
舞台DVDを見ながら寝落ちすることもしばしば。

夜、すぐに眠れないのは、昼間できなかった

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