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【エッセイ】赤かぶの変わり味噌汁 [本日のご馳走](1102文字)

野菜づくりの上手な生産者さんの赤かぶを購入しました。

根の部分が大きくて、茎が太くて、全体が瑞々しくて、とても美味しそう。

葉の部分は切り落としてありますが、全部で結構な分量です。

かぶは、アブラナ科アブラナ属の越年草の根菜の一つで、アフガニスタン原産のアジア系と、中近東から地中海沿岸原産のヨーロッパ系があり、別名はカブラ・カブナ・カブラナ・スズナ(鈴菜・菘)・ホウサイ(豊菜)・ダイトウナ(大頭菜)等と多く、春の七草の一つ。

肥大化した根の部分・茎・葉を食用にします。

赤かぶは、根が大きなもので直径10cmを超える扁平な球形で、根の表皮が鮮やかな紅色、根を切った断面には白色に紅色のまだら模様が入り、茎が深紅色をしています。

そんな赤かぶと、毎朝食べるオーサワジャパンさんの全粒粉車麩で、変わり味噌汁を作りました。

前の週にも同じ生産者さんから購入して、コクと旨味のある美味しいかぶということはわかっているので、存分に味わうために、味付けは最小限にしました。

出汁はなしで、お椀に盛り付けてから、味噌だけで食べても美味しい「やさかみそ」を溶きます。

まずは、赤かぶ2個分を一口大サイズのサイコロ状に、茎を3cm幅に切りました。

中くらいの大きさの鍋に、水と、水で戻した、オーサワジャパンさんの全粒粉車麩一切れを2等分にして入れ、十分に沸騰させました。

直ちに茎を全部入れて、お玉でかき混ぜてから、再び火を点け、また、沸騰したら、今度は根を全部入れて、火を止め、直ちに鍋の蓋をしました。

20分くらい経ってから、鍋の蓋を開けたら、煮えたかぶの良い匂い。

赤かぶの根と茎の色が少し落ちて薄赤色になり、汁が赤くなっていました。

お椀に盛り付け。

オーサワジャパンさんの全粒粉車麩を下に敷き、お玉に軽く2杯分の赤かぶの根と茎を入れました。

赤かぶの香りが引き立つくらいにするため、そんなに濃くならないように、「やさかみそ」を味噌べらで2杯分、お椀に入れて、手早く、へらの裏で潰しながら溶きました。

お味は。

とても美味しかったです!

やはり、コクと旨味が素晴らしく、前の週のものよりも、かぶの味が濃くて美味しかったです。

香りも良いですね。

味噌が良く引き立てています。

硬さもちょうど良く、歯触りがとても良い!

いっぱい盛り付けましたが、もっとたくさん食べたくなりました。

オーサワジャパンさんの全粒粉車麩も、よく味が染みて、美味しかったです。

赤かぶの根と、赤かぶの葉と、焼いた小麦粉と、水と、「やさかみそ」の混じった味と香り。

赤かぶと、オーサワジャパンさんの全粒粉車麩の変わり味噌汁、とても美味しかったです。

ありがとう、ごちそうさまでした!

天野マユミ

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