【その頭の血は】エレキギターで頭をカチ割ったから？後期動画集｜ロリコンファッカーズその⑦【2011年】

がはく

2020年10月8日 05:18

今回も過去の音源を動画化した。
2010~2011年頃のロリコンファッカーズの様子だ。

記事の最後に"YouTube動画"を貼り付けています。
文章を読む気分じゃない方は、動画だけでもいいので見ていってくださいね🤗

当時のロリコンファッカーズは

2011年。練習スタジオで毎度のようにケンカをしていた。
それは"画伯ちゃん"(ギターボーカル)と"妹子"(ドラム)の溢れ出るバイオレンスさから来るもの。

何かを生み出すための副産物であり、
おそらくメンバー全員が抱えていた精神的な綻びだとも考えられる。

・何も話さない2時間の練習を過ごしたり
・エレキギターとドラムスティックを投げあったり
・アスファルトにお互いの顔がくっつくほど罵りあったり

そんな姿はライブ中にも表れだした。

・演奏中にドラムセットへ飛び込んだり
・客席に飛び出てライブハウスの冷蔵庫を壊したり
・妹子の頭にエレキギターを振り下ろしたり

自身の綻びで、自分が引っかかるほどに綻びが表れ出していた。
止まれなかった。止まることは死ぬことだとわかっていたから。

恐れだ。どちらに転ぼうとも終わりを迎えるやじろべえだ。

ある日のライブ終わり、
"顔面血まみれ"でステージから降りた妹子。

その姿を見たスタッフやお客さんが、血相を変えて処置していた。

血まみれになったのは、
画伯ちゃんが、妹子の頭にギターを振り下ろしたから。

それでも妹子は笑っていた。
画伯ちゃんは、演技じゃなく本気で殺しそうになった自分への戸惑いと、"悪者になる"という恐れで、その場に立ちすくんでいた。

ギターには血がベットリとついたまま。

ただ、
画伯ちゃんも妹子も、その日のライブが"楽しすぎた故"という認識があったので、このことについては特にいがみ合わなかった気がする。

とはいえ、"現実はもうこれ以上ついてこれない"という予感が全員に走っていたのも事実。

《観てくれている人や、お店に迷惑をかけるのはダメ🙅》
と心から考え直す機会になった。

その日、客席には《平成女性のマチルダちゃん》が居てくれた覚えがある。
"心配かけてごめん。不安な気持ちにもさせてしまった。
でも見てくれてありがとう"

引用：GYUUNE CASSETTE

それからのロリコンファッカーズ

音楽性を高め、表現力を高めていた。
人生で1番練習したし、何百曲と作ってはボツにしていた。

その中の残った曲で

「アルバムを作ろう！」

と話していた。
自分たちだけで。

プロデュース、録音、編集、デザイン、プレス、レーベル立ち上げ、流通...
すべて自分たちでやって、それから全国をツアーして回ろうと考えていた。

機材車を"誰の名義"で買うかなども考えながら
自分たちのレーベル会社を作った。

厳島レコーズ

厳島Records。自分たちのアルバムを発売するためだけのレーベル。
好きなバンドたちを、この先取り扱っていきたいとも考えていた。

会社を設立する勉強をみんなでして、1番中立でケンカとも縁遠い
名倉潤(ベース)に社長になってもらった。

大阪のじゃりン子たち集マレ！

男女混合の変態PUNKバンド。
POPでキャッチー、飛びきり狂気。

"俺らロリコンファッカーズやけん！"

やけん...！！！

俺らどうなっていくんだろう？
2011年から先どうなっていくんだろう？

前回までのロリコンファッカーズ↓↓↓

過去バンドまとめマガジン↓↓↓

後期音源集【YouTube】

1曲目『ミッドナイト』

妖怪が、先輩妖怪の飲みに誘われて出かける歌。
絵本的なストーリースタイルも、画伯ちゃんの特徴。

小説的、絵本的な歌はだいたい自分のお気に入りになる。

これはライブで1度も演奏していないし、アルバムの候補からも落ちた曲。
可愛いから、またやりたいなぁ。

"また会えたらいいなぁ🤗"

2曲目『のっぺらぼうと達磨』

チャンネル登録よろしくお願いします！
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これは"妖怪になっていく歌"とでもいうか。
精神的に存在を失いかけた人物が、外から聞こえる子供たちの喧騒を"幻聴"として捉えた歌とでもいうか。

ポジティブにもネガティブにも揺れきらない苦しみのような世界観。
当時、顔も心も喪いかけていたんだろうな🥺

画伯ちゃんの心は限界だった...？

週に一度新曲を作って、レコーディングし、MVを作る習慣があった。
このnoteみたいに動画編集の能力を高める練習。

当時はGoogleアドセンスもすぐ取得できたし、YouTubeも収益化できていた。全部本気だった。

あとがき

練習のたび、スタジオで1発録りもしていた。
(エアー録音)

その音源を持ち帰り、画伯ちゃんがMTR(宅録)でギターを重ねて、自分と妹子の歌声を重ねて仕上げていく流れ。

妹子の歌声と、ピアノは稀有な才能だったと思う。
音の外れた画伯ちゃんのメロディーラインや、重ねてほしい音を軽く説明するだけで捉えることができていたから。

音楽性が非常に高かった。

"自分が作る曲の旋律って、こんなに綺麗だったんだ..."
と驚かされるほど。

こうやって、動画にしつつ振り返ってみると

当時は"全員下手くそ"だと思っていたけれど、
妹子のドラムも、名倉のベースも"うまい"と気づかされる。

"元気にしてんの？"って感情がわいてくる。

あとがき２

今回の音源集はどうだっただろうか？
あまり存在しないジャンルや世界観に踏み込めたように思う。

その反面、ライブではやりにくくなった。
(3人では音が足りない、それか盛り上がりにくい曲だったりするから)

・俺たちはアルバムをどう作っていくんだろう？
・全国ツアーはどうするんだろう？
・恨みあった空気の中で、どんな選択をしていくんだろう？

どうするかは、また次回以降の記事で...

それじゃ次回の音源集で会おうね！
君に聞いてほしいからやってるんだ😊

愛してる！

ロリコンファッカーズ are...

ギターボーカル:山下清(画伯ちゃん)
ベースコーラス:名倉潤
ドラムコーラス:高鷲妹子

ホームページ:
https://getuppunks.jimdofree.com/

YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UC-sa0CXuj6T1osx9B0jF6rw/