マガジンのカバー画像

GTDを実践するための手助けになる記事

119
GTDは自転車と同じ。 自分なりの乗り方が見えるとこんなに便利な道具はない。 しかし、自転車と同じく乗れるまでは意外と大変。 そんなときにヒントになってくれそうな記事たちです。 … もっと読む
運営しているクリエイター

#行動

「目的」と「行動」はセットにしないと・・・(to doだけでは不足です)

「目的」と「行動」はセットにしないと・・・(to doだけでは不足です)

「目的」と「行動」はセットにしましょう。GTDの整理術であれば、「望む結果」と「次の行動」となります。

なぜ「行動」だけでは駄目なのか?

その1:不安になるから行動を決めておいても、大抵の行動には、「その次の行動」や「その次の次の行動」といったものが付随してやってきます。

それらを全てリストにしておいても構いませんが、そこまで全ての事柄で完璧な工程表を引くほど整理する時間が我々にはありません

もっとみる
千里の道の一歩を踏むのは今日かもしれませんよ・・・(先のことを行動に移す)

千里の道の一歩を踏むのは今日かもしれませんよ・・・(先のことを行動に移す)

長期的なこと、まだ先のこと、そういった類いのものほど、いつの間にか近づいてきてチャンスを逃してしまいがちです(または焦って対応する羽目になったりします)

長期的なことやまだまだ先のことであっても、そこに対してGTDの「見極める」の問いかけをすれば、違った展開を生むことが可能になります。

直近も先々のことも、公平に扱いましょうGTDの見極める段階では、直近ことも、先々のこともどちらも「気になって

もっとみる
ミクロとマクロをつなげる「思考法」としての側面(GTDは単なる仕事術・タスク管理ではない!)

ミクロとマクロをつなげる「思考法」としての側面(GTDは単なる仕事術・タスク管理ではない!)

GTDは単なる仕事術やタスク管理にあらず。それはごく一部であって、全体としては「生きるのに役立つ思考法」とでも言えばいいのかもしれません。

ミクロな部分(具体的な行動レベルの管理)GTDといえば、コレ!というイメージなるかもしれません。

一つひとつの具体的な行動を明確にして、整理することで集中力を高め、物事を進めます。

物事を把握し、見極め、整理する。これだけでも手元はスッキリし、物事が回り

もっとみる
振り返りの季節・具体的行動を決める

振り返りの季節・具体的行動を決める

さて、4月から2020年度が始まり、半年がすぎました。これから後半戦です。

そろそろ増えてくるのが、上期のここまでの振り返りをする機会です。

振り返りってなんでするのか?そもそもなんですが、振り返りってなんでするのでしょうか?行動評価をつけるためでしょうか?

それも一つかもしれませんが、コルブ氏が提唱した「経験学習モデル」によれば、行動を振り返り、教訓としておくことで、それをもとにして今後よ

もっとみる
自分で決めて、一つずつやろう(GTD)

自分で決めて、一つずつやろう(GTD)

物事はいっぺんには片付きません。そのためにやれることを明確にして、一歩ずつ地道に進むしかないのです。

その結果としては、ある時、一気に進んだように外からは見えるのかもしれません。

私がGTDに出会ってからもう5年以上経つと思いますが、GTDの仕事術・整理術の好きなところは、非常に地味で、地に足のついたところにあります。

何かを一瞬で、解決してしまうような派手さはなく、一つひとつを丁寧に見極め

もっとみる
思考と行動のギャップをマネジメントする(GTD的な視点で)

思考と行動のギャップをマネジメントする(GTD的な視点で)

パスカルは、人間について考える葦という表現をしていますが、「考える」ということはそれくらいに人間にとって重要なことと言えるのでしょう。

生き物の実体としては貧弱だとしても、思考は自由で無限の可能性がありうる。

でも、その思考・考えることがパワフルなためにストレスも増えてしまうとも言えます。

思考と行動のギャップ(実体は一つのため・・・)色々なことを考えることができるのが人間ですが、それらを実

もっとみる
まずは「行動」をベースに考える

まずは「行動」をベースに考える

GTDの重要なポイントの一つです。

自分の抱えている「気になること」を明確にする時の一つめの問いかけが、

「それはなにか行動すべき?それとも(まだ)行動しない?」

になります。

整理するための時間と力を節約する抱えていること全てについて、真剣に向き合っているのは時間も力も無駄にかかりすぎてしまいます。

なので、上記の問いかけをした上で、行動すべきことについてを、より力をかけて考えるように

もっとみる
「やった方がいいよね、それ」・・・では物事は動かない

「やった方がいいよね、それ」・・・では物事は動かない

世の中には「それ、やってみたらいいよね」ということが多いです。

その割には、そういったことが手付かずで残ったままになっていることも多く、そのために後で問題として噴出することもよくあります。

なぜ、行動にうつされないのか・・・GTDをベースに考えてみるそれでは、その原因についてGTDの考え方をベースに可能性を考えてみます。

可能性1:思いついたそばから忘れるから

課題に気づいたり、アイデアを

もっとみる
「目的」は何か?(「望む結果」は何か?)

「目的」は何か?(「望む結果」は何か?)

「次に何をするか?」を決めて、具体的な行動を早くしたい、と私はよく思います。具体的な行動をしている時は落ち着きますし、集中もできます。これはとても心地が良い。

しかし、「『目的』は何か?」ということを定めておかないと行動が無駄になる可能性があります。そのためGTDのStep2にて見極める「望む結果」と「次の行動」という明確化は最低限必要なものになります。

この「頭とお尻」のセットを明確化する思

もっとみる
「スケジュール作り」よりも「具体的行動を」(誰のためのスケジュールか?)

「スケジュール作り」よりも「具体的行動を」(誰のためのスケジュールか?)

2020年5月9日(土)放送のドラえもんでは、ひみつ道具「スケジュールどけい」が出てきました。これは、皮肉が効いた話です。

詳細はご興味ある方は、検索すれば出てくると思いますので、調べてみてください。

この話から感じたこととしては、「スケジュール・計画・予定といったものは大事だけど、それは誰のためにやっているものなの?」ということです。

計画や予定は、確定したものではない当たり前のことですが

もっとみる
犬も歩けば何かが始まる(GTDで、止まらずに進みながら整理する)

犬も歩けば何かが始まる(GTDで、止まらずに進みながら整理する)

よく知られた諺「犬も歩けば棒に当たる」・・・あらためて辞書で調べると「でしゃばって出ていくと災難にあう」といった意味です。

しかし、今の時代はそうでもないようです。

棒に当たらないように、よく考えている間に状況は変化し、行動の効果半減してしまうのです。

やってみてから、計画を修正する(GTDの活用)とにかく手をつけてみることが大事です。最低限の計画でまず行動を開始することです。

「最低限の

もっとみる
習慣を持つこと(毎日料理を作る苦痛の緩和のために・・・)

習慣を持つこと(毎日料理を作る苦痛の緩和のために・・・)

習慣化するとは、思考せず自動化する部分を作るということ。それによってずいぶんと人間は楽をしています。いちいち「歯を磨く」ということを意識して行動をとらなくても、無意識にそういった行動をとることができるからです。

習慣が崩れると、心身に負担がかかるしかし、一度習慣化した流れが崩れると、行動の前に思考が必要になるためにストレスが増えます。その顕著な例が、日々の自炊だったりします。

家事の中で一番負

もっとみる
完璧は目指すな・少しずつやること(GTDの実践:in boxが一杯な時)

完璧は目指すな・少しずつやること(GTDの実践:in boxが一杯な時)

仕事には、時期によって「大波小波」が発生します。なかなか業務が一定の量で一年間流れていくことはありません。

忙しい時期には、GTDを実践していると「気になること」を書き出しておく「in box」が一杯になってしまいがちです。

あきらめない、むしろほめてあげる「in box」に書き出しておくことで、頭の外に気になることを追い出しはしているのですが、そこが一杯の状況を見るのはやはりストレスです。

もっとみる
「『目的』は何か?」から考える(GTD:ナチュラルプランニングモデルの考え方から)

「『目的』は何か?」から考える(GTD:ナチュラルプランニングモデルの考え方から)

世の中がバタバタしております。新しい事態・慣れない物事への対応は難しいものです。

新しい事態や、慣れていない物事を進める必要がある時には、GTDの「Step2 見極める」だけでは「気になること」を明確化する少しシンプルすぎる場合があります。

そういった時のために、GTDの中では「ナチュラルプランニングモデル」というやり方を提示しています。

その入り口である「目的」についてです。

スタートは

もっとみる