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子どもに関わる人の自己肯定感を高める

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子育てをすると傷つく大人

子育てをすると傷つく大人

今回は「一般精神病棟で診る~児童思春期患者の現状と課題~」という演目でこころとそだちのクリニックむすびめ田中康雄先生のお話を聞いてきた大まかな内容と感想を綴ります。

 私たち福祉関係、医療関係、教育関係のお仕事についている職員は社会に対し 自分たちの現状を話す機会や改善する機会を設けられにくくあります。なぜかと言うと、利用者や患者の個人情報を守るためでもあります。他にも自分たちが発した困り感が、

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緘黙の子とした交換日記

緘黙の子とした交換日記

 週1回利用する女の子がいた。
Mちゃん。
利用し始めはムスッと怒った表情で誰とも話さない、誰とも関わらない子だった。関わりが持てないために連絡ノートを描くのも大変で、子どもたちも最初はあまり近づかなかった。
 返事を求めず一方的に話していると徐々に慣れて、首を縦や横に振るようなった。半年くらいして気づくと笑顔も普通に見られていた。

 1年ほど経って、「交換日記してみない?」と私が声をかけた。ね

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【自己効力感が上がる!】ストレングスファインダーを受けました

【自己効力感が上がる!】ストレングスファインダーを受けました

友人に勧められて「ストレングスファインダー2.0」というテストを受けました。

なぜ、友人が私に勧めたかというのは私の「強み」に興味を持ったからです。

ある日この本が送られてきました。この本にはコードがついていて本を読む前にまずはアカウントを作成してコード入力をし、テストを受けます。

1つの質問に対して20秒以内で答えるルールです。

このテストが終了したら、テストを受けた人の強みが優位5つあ

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田中康雄先生の講演にいってきました。

田中康雄先生の講演にいってきました。

2015年10月はこころのそだちのクリニック むすびめ の院長 田中康雄先生の講演を聞いてきました。

テーマは「ADHD 心理的な応援について」です。

とても興味深い内容でまだまだ聞いていたかったな、と思ったのが率直な意見でした。田中先生は事例を交えて面白くお話してくれるのであっという間に時間が過ぎます。

むすびめクリニックでは困ってる子、困っている親に対して
「診断」をつけるためのものでは

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適者生存

胸を掴まれたある言葉があります。「適者生存」です。

この言葉は社会進化論の提唱者である哲学者のハーバート・スペンサーが発案した概念のことです。
意味は「環境にもっとも適応した者が生き残っていく」というもの。

しかし、私が知ったのはそれとは少し違う解釈で、

ある環境があってそれに適合している者ほど、ネアンデルタール人のように突然絶滅する。
しかし、そこに適応せずこれから環境に適応しようとする不

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代替えでは満足できない欲求。

代替えでは満足できない欲求。

 ある欲求を叶えられず、別の欲求を叶えることで自己実現を図ろうとすることを防衛機制では「昇華」という。
人はあらゆる欲動を自ら処理する。その方法のことを防衛機制と呼ぶ。

支援者なら8割以上の人が体験しているであろうエピソードで

おやつの時間にせんべいを渡したら、開封する前に割れてしまい
戻して!と子どもに泣かれ・怒られた。

というものがある。
私も何度も体験している。
 割れていない別のせん

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