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227 ドラマはいま視聴者側で起きている
過去を描くしかないのか? 見なくなった、あるいは最初から見なかったドラマについては省略。
見終えたドラマ、いまもまだ見ているドラマは次のとおり。
『95』、『天使の耳〜交通警察の夜』、『RoOT/ルート』、『滅相も無い』、『イップス』、『君が獣になる前に』、『季節のない街』、『光る君へ』、『アンチヒーロー』、『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ 2』、『虎に翼』。『白暮のクロニクル』。
正直、そ
224 悩みは解決するのか?
なるようにしかならない 先日(5月1日)、MLBの試合で蜂騒動があった。球場の内野のネットに蜂が大量に固まっている。駆除するまで試合は行えない。そんな話。そのとき、球場でビートルズ「レット・イット・ビー」(Let it be)が流れたとニュースで盛んにやっていた。蜂(Bee)とbeのシャレはもちろんそうだが、そもそも意味として「あるがままに、なるようになる」を連想したのではないか。自然界の出来事の
もっとみる222 ポール・オースターの逝去
多くの本の著者はすでに亡くなっている 身も蓋もない話だが、私の部屋に、そしてスマホの中に所蔵されている本の大半は、すでに亡くなった著者によるものだ。だから、同時代的に自分の人生と少しでも重なっている作家は貴重とも言える。もちろん、存命の作家はたくさんいるけれど、自分が気に入った作品の著者となると、そう多くはない。
そのひとり、ポール・オースターが亡くなった。別の記事で、これまで読んだオースターの
218 ゴールデンウィークの思い出
正直、悪いことしか浮かばない「5月はなんかねえ」と妻が言う。
妻の周囲では、5月に亡くなった人が突出して多い。また、私たちが最初に引き受けた保護犬の急逝もGWのことだった。主治医は休んでいたので、救急対応の動物病院へタクシーで運んで深夜まで対応してもらったものの、残念な結果となってしまった。なにがいけなかったのか。もっと、なにかできたのではないか。そんな思いは、その後ずっとつきまとっている。
213 流動性 流される人生
流動性は時代の要請か 私が社会人になってから、とくにいろいろな方面で図られてきたのが「流動性」のような気がしている。最初は金融、資本の流動性からはじまって、グローバル化によってそれはいま極限に近く達したのち、むしろ流動性を嫌う囲い込み型が一部に生まれて、いま現在も、そこに確執が生じている。
さらに流動性は労働にも及んだ。その結果、派遣会社に長く所属はしているものの、職場は数年、いや数か月単位で変