見出し画像

コロナ禍で接客業サバイバルが始まった

最近コロナの影響もあっていろいろなモノがオンラインに変わってきている。なるべく人との接触を避けているし、景気も悪くなっているので街の店舗も閉鎖傾向だ。しかし、これはコロナが起こる前から既に始まっていたことで、コロナが起こったことで急激にそのスピードが上がっている。

これは世界的な流れで、世の中は全て「スマート」な方向に進んでいる。無駄だと思う作業、効率化できる作業はデジタル技術やAIの発展もあり、どんどんなくなってきている。

駅でSuicaが使えるようになったり、コンビニで電子マネーで支払いが済んだり、空港、ホテル、新幹線の自動チェックイン、病院の自動精算、高速道路のETC、スマホで証券取引、カスタマーセンターの音声自動案内、飲食店のタッチパネル注文、銀行の窓口業務のオンライン化、数えればキリがない。

昔の日本は問屋社会で、メーカーから小さい店舗まで卸売業者が商品を運んでいた。電化製品、野菜、肉、魚、菓子、書籍、衣服、酒類、家具、なんでもそうだ。それが巨大スーパーの出現でメーカーから直接スーパーに配送の流れになり、売上の落ちた街の小さい店舗は閉鎖に追い込まれた。

今はさらにネットショッピングのamazonや楽天、ZOZOTOWN等が出現したので、スーパーすらスルーして直接消費者に商品が届く。

画像2

世界的なデジタル化の流れもあるし、日本は少子高齢化で余分な労働者がいないからどんどん作業がカットされている。もちろん生き残っている会社もあるし、ネット専門卸売会社もあるが、全体的に縮小傾向なのは間違いないだろう。余分なクッションはどんどんカットという大きな流れ。

スマホで取引が済むなら店舗スタッフは必要なくなる。ゼロにはならなくても能力の低い人からクビになる。失業した人は配達業やネットのデータ入力作業に転職になる。接客業サバイバルが起きている。最近はコンビニでも変な店員がいなくなった。それはなぜか?

空港やホテルが自動チェックインになれば受付スタッフはいらなくなる。クビになる。運良く他の部署に異動になっても、そういう人達はパソコン作業をするよりも接客が好きなので事務職は長続きせずに転職する。下におりてくる。つまり飲食店や小売店、コンビニで働くようになる。

求人市場に空港やホテルや高級店、銀行等で働いていた優秀な人材がゴロゴロいる状況で、コミュ力の低いヤル気のない店員が勝てる訳がない。ダルそうに仕事をしてる人は店長もいやだし、同僚もいやだ、客も当然不快だからクレームが入る。そうすると自然にレベルの低い店員は仕事を失う事になる。

ほとんどの店舗で接客スタッフのレベルが上がるから客の目も厳しくなる。以前は「コンビニはフリーターだからあんなもんだろ?」が大勢を占めていたのが、ほとんどの店が高レベルの店員ばかりになるから消費者の目が肥える。「いらっしゃいませ」も言えない低レベルの店員がいる店は売上が下がったり、客からすぐにクレームが入る。そしていつの間にか低レベルの店員は淘汰されていく。

クビになった店員は需要のある仕事で働くしかない。これから新しい仕事が生まれる可能性もあるが、今のところ需要の高い仕事は、介護施設、ネットやゲームのデータ入力作業、若者が嫌がる建設業、amazonなどの配達業、ウーバーイーツなどだ。

画像3

もちろんそれらの仕事で自分がやり甲斐を感じ、満足して働けるなら問題はないが、給料が低かったり、激務だったりとあまりいい話は聞かない。

これからの時代は自分を磨いた、優秀な人間しか自分のやりたい職業に就くことが出来ない。余分な人間を雇ってる余裕は日本企業にはもうない。サバイバルに敗れた人は毎日同じ退屈な仕事や、自分が望まない不本意な仕事をする事になる。

画像1

豊かな人生を送るためには、自分の得意分野や、やりたい事を早めに見極めて努力していくしかないだろう。


この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?