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ロックとカントリー ~若い頃はカントリーに興味がなかったのに…
僕は、こちらの記事で「アメリカン・ルーツ・ロック」が好きだ…と書いたが、実はルーツ・ロックというジャンルの音楽に本格的にのめり込みレコードを買い漁るようになったのはかなり後のことで、社会人になって30代を過ぎてからだ。そして、それは60代になった現在も続いている。ただし、ルーツ・ロックという音楽ジャンルには厳密な定義があるわけではないようだし、このジャンルに属するミュージシャンが誰と誰なのかも特
もっとみる昔のコンデジで遊ぶ (2) ~たまにはスマホではなくコンデジで撮ってみよう…
前稿「昔のコンデジで遊ぶ (1) ~15年以上前のデジカメの使い途を探る… 」を書いた後に、このnoteで「昔のコンデジ」「古いコンデジ」で検索してみたら、たくさんの記事がヒットした。いろいろと読んでみたが、古いコンデジを使うことがけっこう流行ってるらしい。中でも、意図的にCCD搭載機種を選んでその発色を楽しんでいるデジカメユーザーが多いことに驚いた。いや、オールドコンデジがちょっとしたブームに
もっとみる真夜中のカーボーイ ~いつか見たアメリカの光景
■アメリカへの憧れ
「アメリカ」という国の存在は、僕らの世代にとっては「愛憎半ばする」部分があった。
1978年に芥川賞を取った村上龍「限りなく透明に近いブルー」は、1970年頃の福生の米軍ハウスが舞台となっている。そこで描かれた「ドラッグとセックス」は、「サマー・オブ・ラブ」に始まるヒッピー文化が最も早い段階で日本に具現したエリアとしての米軍基地周辺の存在を知らしめた。1970年頃は福生
70年代から続くファッションの話
■アメリカントラッドの呪縛
僕は格別おしゃれな人間ではない。着るモノにお金をかけることもしない。でも着る服に対するこだわりは少しだけある。例えばユニクロや無印良品などファストファッションの服、特にアウターウェアは、どうしても着る気になれない。価格と素材や縫製を見る限り別に悪くはないと思うし、デザインもベーシックなものが多く、特に欠点はない。でもヒートテックなどの下着やソックス以外は、実際に買