木ノ実 ひよこ

このみ と読みます。文芸学部出身、とにかく書きまくる為にはるばるやってきました。not…

木ノ実 ひよこ

このみ と読みます。文芸学部出身、とにかく書きまくる為にはるばるやってきました。note、Twitterフォロー大歓迎です!

マガジン

  • 戯言

    日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。

  • 創作

    1人でも多く読んで貰いたいので頑張ります。 1年で短編50本チャレンジ中

  • 夢物語

    私の夢や好きなものを書くだけのマガジン。殆どガラクタ。でもその中で何か少しでも叶ったら良いなと思う。

  • 読書の記録

    余りたくさん読む方では無いですが、折角なので記録することにしました

記事一覧

固定された記事

かつて天才だった俺たちへ

creepynuts に毒されている。 人生でお金を払って行った音楽ライブはcreepynuts だけだし、曲を購入したのも然りである。 「あ、ライブやるの?買おう」なんて勢いでスマ…

230

坊さん、棒を落とす。

義実家の法事に参加してきた。 法事というものには人生で何度か参加しているので、なんとなくどういったものかは知っている。 しかし今までは自分の親族で、しかもまだ未…

3

友達がいる、というだけで最近は本当に嬉しく思える

ここ最近、友達についてよく考える。 もっと友達が欲しいな。と強く思うし、反面、大人になって友達を増やすことがとても難しいことだとも思う。 そもそも大人というもの…

10

生きた心地がする

もう今は大きな病気じゃ無いだろうと言われているので安心して読んで欲しいが、 最近身体に不調があって病院に通っていた。 今日は命について、主観的な話をする。 なんと…

7

狭い世間でもすれ違わない人たち

私の自転車はボロボロである。 まず左のブレーキをかけると錆が付いたような甲高い音が町中に響く。 驚くことに、買った当初からそうなのだ。 不良品かと思って店に持って…

5

ラジオ更新してます〜!!!
同じ番組名でSpotifyもあるので、どちらからでも聴けますよー!

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%81%B2%E3%82%88%E3%81%93%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%93%E3%82%89%E3%81%98%E3%81%8A/id1663508231?i=1000631584338

長生きしてね、おばあちゃん

珍しく長めの休暇を取って、四年ぶりに祖母の家へ遊びに来ている。 ウイルスが流行り出してから、祖母に移しては後悔するという不安でなかなか出向けなかったのだが、最近…

7

夏の思い出とbarのマスター

去年の夏頃、友達に誘われて人生で初めて本格的なバーに行ったことがある。 なにしろ友達はInstagramから見つけて来た店だということで、メニューを見ても如何にもInstagra…

9

優しい先輩になりたい

特に何かあったわけでは無いけど、 なんとなく書きたい夜がある。 「性善説」と「性悪説」という言葉。 この例え話に、最近苦しまされている。 これを初対面(関係の浅い…

14

本当は、競う相手なんて居ないのかもしれない

学生時代、 (と言っても私は高校が帰宅部で「社会」という概念を身につける機会が遅かったため大学時代になるのだが、) 私は多分後輩よりも先輩との方が接しやすかったよう…

まさかアマゾンで噛まれるなんて、誰も思っていなかった。

今年に入ってから数ヶ月経ったある日のことである。 1年間の功績を労うということで、会社全体での慰労会が行われた。 入社して2年くらいだったら大きな飲み会に楽しさを…

かつて天才だった俺たちへ

かつて天才だった俺たちへ

creepynuts に毒されている。

人生でお金を払って行った音楽ライブはcreepynuts だけだし、曲を購入したのも然りである。
「あ、ライブやるの?買おう」なんて勢いでスマホを開く。
惜しみなくお金を使う程好きなのだ。
この毒は栄養となり、必然的に身体中を巡っている。

私がcreepynuts を知ったのは約四年前、何を隠そうオードリーがきっかけであるし、それまではヒップホップのヒの

もっとみる
坊さん、棒を落とす。

坊さん、棒を落とす。

義実家の法事に参加してきた。

法事というものには人生で何度か参加しているので、なんとなくどういったものかは知っている。
しかし今までは自分の親族で、しかもまだ未熟な子ども扱いだった為、大人になり、しかも気遣いながら参加するのは初めてだった。

そういう気持ちがあるのと、未だに義実家へ行く時は気合いが入ってしまうということもあって、朝早く新幹線に乗る時、私は少しピリピリしていた。

ピリピリしてる

もっとみる
友達がいる、というだけで最近は本当に嬉しく思える

友達がいる、というだけで最近は本当に嬉しく思える

ここ最近、友達についてよく考える。

もっと友達が欲しいな。と強く思うし、反面、大人になって友達を増やすことがとても難しいことだとも思う。
そもそも大人というものは、例え友達が新しく出来たとしても、どちらかの環境が変わってしまえば会う機会が減ったり、物理的に会えなくなってしまったりする。
生まれた時からずーっと聴き続けている「と・も・だ・ち」という響きが、こんなに難しく悩む必要性のあるものだとは随

もっとみる
生きた心地がする

生きた心地がする

もう今は大きな病気じゃ無いだろうと言われているので安心して読んで欲しいが、
最近身体に不調があって病院に通っていた。

今日は命について、主観的な話をする。
なんとなく覚えておかなければいけない気がしたからである。

最初に症状が出たのは12月頭くらいのことである。ネットで調べたら「原因不明でなんとも無いものか、もしくは癌」という
あまりにもdead or arrive すぎる結果しか出て来なかっ

もっとみる
狭い世間でもすれ違わない人たち

狭い世間でもすれ違わない人たち

私の自転車はボロボロである。
まず左のブレーキをかけると錆が付いたような甲高い音が町中に響く。
驚くことに、買った当初からそうなのだ。
不良品かと思って店に持って行ったら、「安い自転車はそうなんですよね」と言われた。
そういえば私の自転車は安い。
なにせ店中で一番安い自転車を買ったからだ。
そんなボロボロの自転車を、私はかれこれ6年程愛用している。

そんなボロボロの自転車は絶妙にダサくて、
ボデ

もっとみる
長生きしてね、おばあちゃん

長生きしてね、おばあちゃん

珍しく長めの休暇を取って、四年ぶりに祖母の家へ遊びに来ている。
ウイルスが流行り出してから、祖母に移しては後悔するという不安でなかなか出向けなかったのだが、最近祖母がちょっとした病気をしたことや、漸く普段の生活が戻り祖母もいろんな人と会い始めたというので、注意を払って行くことにしたのだ。

私はかなりのおばあちゃんっ子である。
小学生の頃は夏休み中祖母の家に居て、帰る時は随分と駄々を捏ねた。
まる

もっとみる
夏の思い出とbarのマスター

夏の思い出とbarのマスター

去年の夏頃、友達に誘われて人生で初めて本格的なバーに行ったことがある。
なにしろ友達はInstagramから見つけて来た店だということで、メニューを見ても如何にもInstagram出身っぽい映えたドリンクばかりだった。
お洒落なグラスに3色程の水がグラデーションになったものや、スイカそのものに酒が入っているような、なんとも素敵なドリンクばかりで、私たちは高揚感に包まれた。

そもそも『本格的なバー

もっとみる
優しい先輩になりたい

優しい先輩になりたい

特に何かあったわけでは無いけど、
なんとなく書きたい夜がある。

「性善説」と「性悪説」という言葉。
この例え話に、最近苦しまされている。

これを初対面(関係の浅い人)に対して
性善説の場合→最初から良い人に違いないと思って接する
性悪説の場合→もしかして悪い人かもしれないと思って接する

と例えることがあるが、
私の他者に対する考え方は、残念ながら後者なのだと思う。

もう少し前、私はとても人

もっとみる
本当は、競う相手なんて居ないのかもしれない

本当は、競う相手なんて居ないのかもしれない

学生時代、
(と言っても私は高校が帰宅部で「社会」という概念を身につける機会が遅かったため大学時代になるのだが、)
私は多分後輩よりも先輩との方が接しやすかったように思う。
この場合はあくまでも接しやすかった、という広義であって、仲の良い後輩は勿論今でも居る。

先輩という存在は、自分の詰めの甘い部分もなんとなくボカしてくれるし、いかんせん文化系でズブズブのぬるま湯に浸かり続けていた私にとって、「

もっとみる
まさかアマゾンで噛まれるなんて、誰も思っていなかった。

まさかアマゾンで噛まれるなんて、誰も思っていなかった。

今年に入ってから数ヶ月経ったある日のことである。
1年間の功績を労うということで、会社全体での慰労会が行われた。

入社して2年くらいだったら大きな飲み会に楽しさを見出せなかったが、
今回は居酒屋ではなく会場を貸し切るということだし、
何より社会人歴が多くなるにつれて知っている社員も増える。
コロナ禍以降初めての催しだったので、私はその飲み会に参加することに決めた。

最初、どれくらいの人が来るか

もっとみる