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好奇心の本棚

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崩れる本棚のウサギノヴィッチとPさんによる競作エッセイ。 5の付く日はPさんが更新。10の付く日はウサギノヴィッチが更新します。
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#小説

ウサギノヴィッチに関する重要なお知らせ

ウサギノヴィッチに関する重要なお知らせ

 どうも、ウサギノヴィッチです。

 今日は、みなさんにお知らせがあります。

 本日、3月31日をもってウサギノヴィッチとしての活動を休止したいと思います。

 理由は、ここ最近のぼくの周りの環境が変化が著しく変わることによって、メンタルが追いついてきてないことが一番の理由です。それによって創作に集中できていないのが現状です。今も久しぶりにパソコンを開いて文章を書いているのですが、上手く説明でき

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自転車で徒然る(Pさん)

 自転車に四時間ほど乗った。後日話題にすると思う。前にも無理な自転車旅みたいなのを学校卒業後の暇な時期にやってて、今復活させているのだがさすがにずっとママチャリで同じことを続けることもないと思い始めている。まだ今のチャリは使えそうだ。しかし壊れた時に次にロードバイク風のやつとか、電動アシスト付きとかを買ってもいいんではないか、と、三時間ほど漕いでいて思った。しかし、いくら自転車を変えても四時間漕い

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古井由吉の思い出(Pさん)

 Pさんです。

 昨日、古井由吉が亡くなったというニュースがあって、一作家が亡くなったという知らせにしては驚くほどの量の人がそれに対してコメントしていた。
 僕は古井由吉の著作を読んだのは全著作中半分以下だから、なにがしか語るのは気が引ける。
 作家で面白いコメントを出していたのは吉村萬壱で、ツイッターで

古井由吉さんには「読者の中にはエッセイしか読まない人もいるから、決してエッセイの手を抜か

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自己分析(Pさん)

 Pさんです。
 今までたぶんなかったことと思うが、四日間も好奇心の本棚を休んでしまった。
 先日の、ウサギさん他の友人と会ったときのことが、まだ尾を引いている。
 それから具体的に何かしたということはないけれども、小説と、今書くことについてやっている活動のあり方を、何かしら変えられたらという思いが、強くある。
 今年のはじめに、今年は読むことを今までの何倍も強化してやろうと誓って、その通りに出来

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ぼくが1日遅く書いた理由(ウサギノヴィッチ)

ぼくが1日遅く書いた理由(ウサギノヴィッチ)

 一日締め切りが遅れている。
 それは知っている。
 じゃあ、なぜ、それを慌てて、急いで、穴埋めにいかないのか?
 それは手がワニに噛まれているから。
 今日は休みだから静岡にあるバナナワニ園にハニーを連れて行ったら、ワニはみんな暇そうにしていた。そこで「バナナワニチャンス」とイベントをやっていて、素手でワニにバナナを食べさせることができたら、バナナワニ園永久無料パスという企画だった。それを見たハ

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1月30日(ウサギノヴィッチ)

1月30日(ウサギノヴィッチ)

 なんも考えてない。
 今日が来るな、来るなと思って生活していたけど、これとしておっきい自分的なニュースがないので書くことができない。
 小説も書けないでいるし、読めないでいる。数日後にはラジオの収録なのに課題本でさえ読めていない。
 今日は、あんまり、いや、ほとんど血のながりのないおじさんのお通夜で、両親が帰ってくるの遅くなるから適当に食事をしようとして、メバチマグロを一匹食べようと思ったら、「

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バラして、組み換えて、やりなおす(ウサギノヴィッチ)

バラして、組み換えて、やりなおす(ウサギノヴィッチ)

 ラジオの編集中に書いてます。

 興味ない人には興味のない話をするが、今年の初めにぼくのマガジンで掌編小説を何本かあげた。
 あれに対して感想が来るはずもないのだが、自分の中では個人的な手答えを感じた。どうでもいいこと、出鱈目なことを書いて物語を混乱させていく、それが楽しくてしょうがない。
 んで、いきなりそんな個人的な感触だけで、新人賞の原稿を書いている。ただし、そんなに掌編みたいにしっちゃか

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隣の芝生は、広大なモンゴルだったら、そりゃ青くて広いよね。(ウサギノヴィッチ)

隣の芝生は、広大なモンゴルだったら、そりゃ青くて広いよね。(ウサギノヴィッチ)

 新年明けました。
 ことよろ。

 はい、というわけで、今年一発目の投稿なんですけど、Twitterで他人が読んでいる本が面白そうに思えるときってありませんか?
 いや、もっと抽象的な話でいいんですけど、ネットで見た他人のものを文章付きで紹介されると妙に購買意欲にかられませんか?
 ぼくだけかな?
 自分はそれなんですよね。Twitterで、読書垢で何人かの人が同じようなツイートしていると、「あ

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やり過ぎ感のある今年だったなぁ(ウサギノヴィッチ)

やり過ぎ感のある今年だったなぁ(ウサギノヴィッチ)

 福山雅治!

 どうも、ウサギノヴィッチさんです。

 本当は昨日更新だったにも拘らず、今日に更新させてもらいました。

 さて、今年はなにをやったかな?
 なんてことは関係ないかなと思います。
 文フリに二回出て、新刊四冊出して、note始めて、ラジオも始めてました。
 でも、公募には一本も出していない。
 これは由々しき事態だと思う。
 ぼくはなんのために小説を書いているのだろうか?
 来年

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文章のグラデーション(ウサギノヴィッチ)

文章のグラデーション(ウサギノヴィッチ)

 今回も自分の文章作成カウンセリングみたいな、一人語り的なものです。

 最近はちょっと自分の気持ちの浮き沈みがあるので小説をコンスタントに書けていないのですが、書いたものを俯瞰的に見てみると自分の癖みたいなものが見えてきます。
 それが、文章の濃淡みたいなのがあるなと思えるようになった。
 濃淡というのは、密度が濃い所は濃いし、薄いところは薄いと、当たり前のことを書いてしまったが、それが如実に出

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ヘンリー・ミラーについて(Pさん)

 引き続き、というかここではあんまり触れていないかもしれないけど、『ヘンリー・ミラー・コレクション 12 冷暖房完備の悪夢』という旅行記みたいなエッセイを読んでいて、おおいに刺激されている。
 信頼できる作家二人が、ヘンリー・ミラーの代表作は、まあ『南回帰線』『北回帰線』はそうだけれども、それ以上にも重要なのが『マルーシの巨像』であると言っていて、この『マルーシの巨像』というのは旅行記なので、ヘン

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描写のバランス(ウサギノヴィッチ)

描写のバランス(ウサギノヴィッチ)

 コンサドーレ札幌!
 
 どうも、ウサギノヴィッチさんです。
 
 まずは、文学フリマで崩れる本棚に来て本を取っていただいた方、会場でお会いした方、ネットで見守っていただいた方、本当にありがとうございます。
 今回は、崩れる本棚らしい出会いがあったのが収穫なのではないでしょうか。それについては、崩れかけのラジオで読書会という形でやりたいと思っていますので、それまでお待ち下さい。
 ぼくは買った本

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宣伝のような、まえがきのような、あとがきのようなことを書いてみた(ウサギノヴィッチ)

宣伝のような、まえがきのような、あとがきのようなことを書いてみた(ウサギノヴィッチ)

どーも、ウサギノヴィッチです。

ついに今度の日曜日です。
ラジオを月曜日に前倒しにして宣伝をしましたが、ついについに、文学フリマ東京が二十四日の日曜日に開催されます。

今、iPhoneの週間予報を見たら雨でした。残念!
それでも、会場は屋内ですので是非ともいらっしゃってくださいね。
最寄りの駅が、浜松町から出てるモノレールの流通センター駅という僻地ですが。残念!

自分なりに今回の新刊三冊につ

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書きかけの小説(Pさん)

 Pさんです。
 もう随分前になりますが、書き出しだけ考えた、小説のつもりの「苦しみから歩き出す」が早くも煮詰まってしまって、頭を抱えています。
 頭を抱えているというのは、この小説が進まないことというより、書き続けることが出来るくらい簡単な題材にしたにもかかわらず、それでも書き続けることが出来ていないということに対してです。
 崩れかけのラジオの課題図書として、ポール・オースターの「幽霊たち」を

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