無題

アナログ感情は大切。

夏目漱石が

ドイツに留学している友人宛のはがきに

「僕ハ独リボツチデ淋イヨ」

と書いてありました。

(1900年11月21日付のはがきです)。


ドイツのほうは

イギリスに行っていた夏目漱石の大学よりも

日本人留学生が多かったそうです。

その素直な感情が、素敵でした♪

100年以上前の、当時の時代背景を想像してみてください。
観光客はもちろんおらず、どこに行っても、その国の人たちばかりです。


夏目漱石の書いた素直すぎる文面に

当時、一生懸命に伝えようとした想いがみえました。


コンピュータが作った、デジタル文字も良いですが

やはり手書きは、小さい頃から大好きです。

より、心に想いが届きますから。


アナログ文字が来ると、何が嬉しいかといえば

毎日、自分が使っている見慣れた端末に

これまた、見慣れたデジタル文字が届くよりも

(それも、十分に嬉しいです)

ただそれ以上に、アナログの場合は

その送ってくれた人が選んだ手紙、はがき、季節の切手など

時間を作り、その人だけが持つ文字で書いてくれて

どのタイプのペンか、万年筆かも選んでくれて(色もいろいろ)

したためた後は、それをポストまで投函しに行ってくれて

そこから、あらゆる人の手に伝り

消印ももれなく付いて(日付、投函時間が分かるのも楽しい)

数日経って届くこと、その送られてくる過程も想像すらできることが

喜びを、増してくれるのだと思います。


世界でひとつしかない、オリジナル。


以前に比べ、デジタル文字で送った場合と

手紙、はがきなど、アナログ文字で送った場合とでは

個人の経験として、(100倍ほど感謝したり、される喜び)のひらきがあります。

大袈裟ではありません。


また、手紙やはがきを

(もらったことがない人、今はあまり頂く機会がなくなった人に送ると)

強烈なインパクトとして、素敵な思い出となるようです。

もらったことがない人は、人生で一度あるかないか、なのですから。


「えっ!!! (わざわざ)送ってくれるの!? 嬉しい!!!」

これほどです。


(その時の、私の心境)

ただ、手紙やはがきに、気持ちを込めてメッセージを書いて

素敵な切手を貼って、投函して送るだけなんやけど・・・・・・。


慣れていると、こんな感じです。

喜んで頂けるのは、嬉しいものです。


それだけ、相手に伝わります。


ということは

今は、それほど貴重なのですから

これを、使う手はないということです(秘話)。


社会的地位の高い人、なかなかお会いできない人には

手紙やはがきは、当然の行いです。

なぜならその人たちは、普段それらを

当然のように利用しているからです。


人間の心は、アナログ。


暑中見舞い、残暑見舞いの季節です♪


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