Ayumi

日々の生活を大切に。 毎日ふと感じたこと、気がついたこと、大事だなと思うことを、丁寧に…

Ayumi

日々の生活を大切に。 毎日ふと感じたこと、気がついたこと、大事だなと思うことを、丁寧に言葉にできたらいいなと思っています。 理工学研究科卒業、商社で営業の仕事をしています。 写真と音楽と本 / 海と青とコーヒー / お風呂と香りと色と花 / 化学と脳科学と食べること

記事一覧

固定された記事

大丈夫!今塗れば間に合うから!!

とてもありがたいことに、私には何人か親友がいる。 以前もそんな書き出しをしたような気がしますが、今回は別の親友との話です。 彼女と初めて出会ったのは高校2年になっ…

Ayumi
3年前
40

そんなに完璧に生きなくてもいいんじゃないか、って思えた今日は、それだけで十分じゃないかと思う。
そうやって積み重ねていけば、なんとかなる気がする。

Ayumi
11か月前
7

足りなかったのは、「いい仕事をしよう」という気持ちだったと思う

できること ー できないこと やるべきこと ー やらなくてもいいこと 好きなこと ー 嫌いなこと 向いていること ー 向いていないこと やりたいこと ー やりたくな…

Ayumi
1年前
10

〇〇だから に気がついたら、止まってみるのも悪くない

ワンピースという国民的な物語。コロナ禍でおうち時間が増えたのをいいことに、ついに手を伸ばした。正直、「長いし、途中で飽きちゃうかもな」なんて思っていた。結果、あ…

Ayumi
1年前
3

夏の夜のお散歩、背徳感

晴れた日の夕方、アニメを観ていると、無性に小さな頃を思い出します。 日が傾いていく中で、母が台所で夕食の準備をしている音を聞きながら、大人しくテレビの前で待って…

Ayumi
1年前
12

あの時の生活、続いていく生活

長いこと降り立てなかった地に、ようやく来ることができました。 この名古屋で、随分と長い時間を過ごしていた気がします。でもいつの間にか、東京で暮らしている時間の方…

Ayumi
1年前
55

青々とした風に乗ってきた、大好きな香りの話

先日、夕方、実家の畑を歩いていた時のこと。 その日も、オレンジと水色が薄く混じった空を見上げて、ぼーっとしていました。 色の違う緑がもくもくと茂る山、何万枚あるだ…

Ayumi
2年前
42

だから敢えて今、ハイヒール、赤!

行きつけの靴屋さんがありまして。 わたしは靴が大嫌いでした。 昔から、履きたいと思った靴を履けたことがなかったから。 既製品でわたしに合うサイズは作られてない。…

Ayumi
2年前
59

今日も、花のある生活を、心に彩りを

2年前から、定期的に花屋さんに行くようになった。 きっかけは、コロナで在宅勤務になったから。 空の色 樹々の緑 道端に咲く花 空気と植物の匂い それまで気が付いてい…

Ayumi
2年前
12
+9

花のある生活を

Ayumi
2年前
13
+14

8年桜集

Ayumi
2年前
7

日本語、読み間違えたけど、ちょっといいかも

英語と日本語を交互に見ながら仕事をしていました。苦手な仕事です。納期も迫っている。 寝不足もあって、だいぶ疲れていました。 調べ物をしようと検索エンジンを開いた…

Ayumi
2年前
9

春に押される再生ボタン

歌と匂いは、勝手に脳内レコードの再生ボタンを押してくる。 こっちの意思はお構いなし。本当に自分勝手。 しかもこの子達、ふたりになると余計調子に乗る。 ひとりずつだ…

Ayumi
2年前
18

いつの時代も、その瞳は強く、眩しく美しい

わたしは昔から広告コピーやCMが大好きでした。 高校生の時、広告コピーの本を買っては、繰り返し読んでいました。 あの限られた時間、面積、文字数の中で創り上げられた…

Ayumi
2年前
11

愛すべき1日

2月14日 わたしの中で、この数字の並びは、鉛筆を最も強く握った日だ。 もちろんバレンタインデーは知っているし、チョコレートを作ったり渡したり、それなりに楽しんで過…

Ayumi
2年前
12

既読より、いいねより、直筆がくれたもの

毎年1月、誕生日に小包が届きます。 毎年9月、誕生日に小包を送ります。 出会って17年経つ親友と最後に会ったのは3年くらい前。ライフステージの変化に加え、お互い住んで…

Ayumi
2年前
31
大丈夫!今塗れば間に合うから!!

大丈夫!今塗れば間に合うから!!

とてもありがたいことに、私には何人か親友がいる。
以前もそんな書き出しをしたような気がしますが、今回は別の親友との話です。

彼女と初めて出会ったのは高校2年になった初日、教室前の廊下でした。

彼女は長身である私よりも背が高く、目がくりっとしていて、とても可愛い。そして高校で指定されていたブレザーではなく、なぜかグレーのパーカーを着て廊下に立っていました。
その姿がなんとも言えずかっこよく、遠く

もっとみる

そんなに完璧に生きなくてもいいんじゃないか、って思えた今日は、それだけで十分じゃないかと思う。
そうやって積み重ねていけば、なんとかなる気がする。

足りなかったのは、「いい仕事をしよう」という気持ちだったと思う

足りなかったのは、「いい仕事をしよう」という気持ちだったと思う

できること ー できないこと
やるべきこと ー やらなくてもいいこと
好きなこと ー 嫌いなこと
向いていること ー 向いていないこと
やりたいこと ー やりたくないこと

社会人生活を10年ほど、送ってきました。最初はできることなんてなくて、好きも嫌いも、向き不向きも、やりたいもやりたくないもわからない。ただ「やるべき」という一点のみを信じ、前に進んでいたのかもわかりませんが、気がつけば10年経

もっとみる

〇〇だから に気がついたら、止まってみるのも悪くない

ワンピースという国民的な物語。コロナ禍でおうち時間が増えたのをいいことに、ついに手を伸ばした。正直、「長いし、途中で飽きちゃうかもな」なんて思っていた。結果、あの時の自分に言ってやりたい。あなたしっかりとハマっていますよ、と。

わたしがこの物語にハマったのは、幾つか理由がある。
純粋に話の展開が面白いし、布石が回収されていくのもワクワクする。見入ってしまう。登場するキャラクター達は、信念、成長、

もっとみる
夏の夜のお散歩、背徳感

夏の夜のお散歩、背徳感

晴れた日の夕方、アニメを観ていると、無性に小さな頃を思い出します。

日が傾いていく中で、母が台所で夕食の準備をしている音を聞きながら、大人しくテレビの前で待っていたからでしょう。

***

夕方、少しもの寂しい気持ちになりながら、夕食の準備をし、早めに夕食を済ませたところ。そわっとした気持ちがやってきたことに、気がついてしまいました。

ちょっと外、散歩したいかも

音楽を聴きながら、夜の散歩

もっとみる
あの時の生活、続いていく生活

あの時の生活、続いていく生活

長いこと降り立てなかった地に、ようやく来ることができました。

この名古屋で、随分と長い時間を過ごしていた気がします。でもいつの間にか、東京で暮らしている時間の方が長くなっていました。

幼稚園、小学校、中学校、高校、1年間浪人して東京の大学に行くまで、15年間。この地でどれだけの人と出会って、笑って、ケンカして、泣いて、迷って、また笑って、助けてもらって。本当に15年間だったのだろうか、と思いま

もっとみる
青々とした風に乗ってきた、大好きな香りの話

青々とした風に乗ってきた、大好きな香りの話

先日、夕方、実家の畑を歩いていた時のこと。
その日も、オレンジと水色が薄く混じった空を見上げて、ぼーっとしていました。
色の違う緑がもくもくと茂る山、何万枚あるだろう、大きなイチョウの木の葉が風で擦れて、ざわざわと音を鳴らしている。そんな青々とした風と音に乗って、違う色の香りが、目の前を通過していきました。

ユリのような、ジャスミンのような、淡いピンク色。上品で、でもしつこくない、しっとりとした

もっとみる
だから敢えて今、ハイヒール、赤!

だから敢えて今、ハイヒール、赤!

行きつけの靴屋さんがありまして。

わたしは靴が大嫌いでした。
昔から、履きたいと思った靴を履けたことがなかったから。

既製品でわたしに合うサイズは作られてない。カタチも独特で、既製品で合う靴はないと思いますよ、言われることもしばしば。履ける靴が限られるので、そこから服を選ぶしかない。それが嫌で、どうしてもヒールや可愛いサンダルを履きたくて、毎日血塗れになって歩いたりしていました。

そんなわた

もっとみる
今日も、花のある生活を、心に彩りを

今日も、花のある生活を、心に彩りを

2年前から、定期的に花屋さんに行くようになった。
きっかけは、コロナで在宅勤務になったから。

空の色
樹々の緑
道端に咲く花
空気と植物の匂い

それまで気が付いていなかったけれど、彼らはずいぶんと、日々わたしの気持ちを落ち着かせてくれていたようだ。

花を飾るなんて敷居が高い、と、勝手に思っていた。

買うからにはきちんと生けないと
花に合う花瓶を用意して、剪定鋏を用意し、育て方を勉強し、バラ

もっとみる
日本語、読み間違えたけど、ちょっといいかも

日本語、読み間違えたけど、ちょっといいかも

英語と日本語を交互に見ながら仕事をしていました。苦手な仕事です。納期も迫っている。
寝不足もあって、だいぶ疲れていました。

調べ物をしようと検索エンジンを開いたら、こんなニュースの見出しがありました。

なんだこれ!
アルファベットで疲れた頭に沁み入る!!
ありがとう!もう少し頑張るよ!!
ありがとう!この記事を書いた人!!

そう思ってもう一度、よくよく見出しを見てみた…

自分よ、区切るとこ

もっとみる
春に押される再生ボタン

春に押される再生ボタン

歌と匂いは、勝手に脳内レコードの再生ボタンを押してくる。
こっちの意思はお構いなし。本当に自分勝手。
しかもこの子達、ふたりになると余計調子に乗る。
ひとりずつだとまだ控えめなのに。

まったく、こっちの気も知らないで。

とは言え、押されると分かっていながら、しょうがないなぁと、見て見ぬふりしている自分もいる。
やっぱり歌が好きで、匂いが好きで、大好きな出来事を、思い出したい。
春は特に、そんな

もっとみる
いつの時代も、その瞳は強く、眩しく美しい

いつの時代も、その瞳は強く、眩しく美しい

わたしは昔から広告コピーやCMが大好きでした。
高校生の時、広告コピーの本を買っては、繰り返し読んでいました。

あの限られた時間、面積、文字数の中で創り上げられたメッセージが自分の中に流れ込んできた瞬間、ガツンと正面斜め上から胸を叩かれて時が止まる、そんな感覚に陥ることがあります。

その感覚は、結果的には小説や映画、ドラマを観終わった時と似ているのですが、一瞬に発生するエネルギー量が全然違う。

もっとみる
愛すべき1日

愛すべき1日

2月14日
わたしの中で、この数字の並びは、鉛筆を最も強く握った日だ。

もちろんバレンタインデーは知っているし、チョコレートを作ったり渡したり、それなりに楽しんで過ごしてきた。けれど、この数字の並びが自分との勝負の日であったことは、毎年忘れることはない。

ここに行きたい
あんな風になりたい
どうしてもここで、あの勉強がしたい

あの気持ちを抱いてから、夢中になって2月14日に向けて走ってきた。

もっとみる
既読より、いいねより、直筆がくれたもの

既読より、いいねより、直筆がくれたもの

毎年1月、誕生日に小包が届きます。
毎年9月、誕生日に小包を送ります。

出会って17年経つ親友と最後に会ったのは3年くらい前。ライフステージの変化に加え、お互い住んでいる地域が300kmほど離れていることもあり、昔のように気軽に会うことは難しい。いつからか、毎年誕生日に小包を送り合うようになった。

雲ひとつない晴天の寒い日、今年もわたしの元に小包がやってきた。毎年この瞬間が、わたしはたまらなく

もっとみる