どこからが、どこまでが
私たちはいつの間にか正気を失って。

いつからで、いつまでが
私たちはとうに消費されていって。

それでも、それまでも
私たちはずっと膨張するエネルギー。

部屋の中の、店の中の、街の中の、誰かの中の
一人の中の、檻の中の、塀の中の、電波の中の
私たちは孤独な自由を旅してる。

狂気の中で、人の中で、嘘の中で、正義の中で
信仰の中で、札の中で、虚の中で、戯言の中で
私だけが承認された世界から切り離されていく。

破裂の中で、詠の中で、文の中で、自分の中で
破滅の中で、壊の中で、塵の中で、血痕の中で
私だけが創造した小宇宙から収縮していく。

どこから、どこまでが
いつから、いつまでが
それでも、それまでも
私たちと、あなたと、私。