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記事一覧
「先生と付喪神たちのおしゃべりが楽しい~『芦屋山手 お道具迎賓館』~」
『芦屋山手 お道具迎賓館』 高殿 円 著 (淡交社)
2024.3.22読了
タイトルだけではいったいどのような内容の本なのか、わかる方はあまりいらっしゃらないでしょう。
もちろん私もさっぱり予想がつき
「どこにでもある商店街で繰り広げられる日常・非日常~『エレジーは流れない』~」
2021.9.30読了
三浦しをん 著 (双葉社)
とある温泉のある町の商店街に住む高校生の主人公は、あまり繁盛しているとは言えない土産物屋を営む母親と二人で暮らしています。
彼にはしかし、もう一人母親と呼べる人物がいて、その母親が住む高台の豪華な邸宅に月の第三週目に寝泊まりするという習慣を、幼い時から特に疑問も持たずに続けていました。
「この作者の意図がよく読み取れない私の読解力が試されている?~『また、同じ夢を見ていた』~」
『また、同じ夢を見ていた』 住野 よる 著 (双葉社) 2016.3読了
私が作者の前作『君の膵臓をたべたい』を読んだということで、同僚から「これ、読まないんですか?」と言われ「あ、じゃあ、は
「曲作りにもそのセンスが光る、女性ならではの視点に感服~『ねじねじ録』~」
『ねじねじ録』 藤崎彩織 著 (水鈴社) 2021.8読了
私の大好きなバンド「SEKAI NO OWARI」の唯一の女性メンバー、Saoriちゃんのエッセイ集です。
デビューして音楽活動を続けそして結婚・出産した後も、常にふとしたある瞬間に頭にひらめくいろいろな思考を、彼女ならではの視点で表現されています。
子どもの頃の忘れられない思い出や事件、事故。
今現在において、女性な