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琴線に触れる・読み返したい

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いっときのみ読み流したくない。 今の自分が、あとから、何度でも、読み返したくなった記事
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詩吟経験者側から見る「和楽器バンド」の存在感と遠さ

詩吟経験者側から見る「和楽器バンド」の存在感と遠さ

heyheyです。

「和楽器バンド」ってご存じですか?
といっても、知っている前提で今回は書いていきます笑

和楽器バンドは、ボーカルの鈴華ゆう子さんが詩吟の師範でありながら、その歌唱法を活用して、バンドに取り入れています。

メンバーの方々も当然のように和楽器を駆使してめちゃくちゃ格好いい曲を演奏します。

有名なのはなんといっても「千本桜/和楽器バンドver」ですね!!

もう9年も前の曲な

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奈良の東大寺と「海ゆかば」

奈良の東大寺と「海ゆかば」

すっかり賑やかさが戻った奈良で思ったこと

コロナが終わり、奈良市内にはすっかり観光客が帰ってきた。東大寺や興福寺もすっかり賑わいが戻った。それにしても人が多すぎる!という人は多いけど、私のように、たまにしか奈良に立ち寄らない者にとっては、賑やかな奈良は決して嫌いではない。

奈良は確かに海外からの観光客が多い。しかし、京都や大阪からの日帰りルートのようだ。最近では、特にJR奈良駅周辺にホテルがた

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なぜ伝統を残さなきゃいけないの?

なぜ伝統を残さなきゃいけないの?

※記事を最後まで読んでいただいた方に、音楽NFT(ガチなやつ)のプレゼントがあります。ぜひ最後までお付き合いください🙏

「伝統を残し、伝えていきましょう」

こういった類の発言は、テレビや新聞などのメディア、あるいは個人間の会話においてもよく耳にします。

そして、多くの人は特に疑問を持つことなく「うんうん、そうだよね」と何となく納得しているように思えます。

まるで、伝統を残すことが無条件に

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2023サロン・ド・オンビキヤ

2023サロン・ド・オンビキヤ

 校正者の友人、音引屋さんの作品展示即売会へ行ってきた。

 音引屋さんとは6年前、ある校閲講座の受講生同士として知り合った。フリーランスの校正者として働くかたわら、クリエイターとしての顔も持っている彼女は「自分ブランド」を展開している。その作品が一度に見られる機会が、不定期に開催される「サロン・ド・オンビキヤ」である。
 コミケやおもしろ同人誌バザールにもよく出店しており、そちらは何度か見にいっ

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絹糸や蜘蛛の糸は液晶構造をしていることが初めて確立された

絹糸や蜘蛛の糸は液晶構造をしていることが初めて確立された

(はじめに)


皆さんが、繊維と云えば、身近にある化学繊維を真っ先に思い浮かべるでしょう。しかしながら、前世紀の初めまで、繊維といえば天然で取れる、絹糸や木綿などでした。前世紀の初め化学繊維のナイロンが発明されてから約100年がたちますが、いまだに、絹糸や蜘蛛の糸に匹敵するあるいはそれを越える強度の繊維は、なかなか見出せないでいるのが現状です。なぜ天然の繊維の蚕の絹(シルク)や蜘蛛の糸(スパイ

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金の鈴と銀の鈴どちらを買うか?意味を知り使い分けて運気を味方に

金の鈴と銀の鈴どちらを買うか?意味を知り使い分けて運気を味方に

色には意味があります。この世のものは全てに意味づけされているようにも感じますね。意味を知ることで、使い分けができるようになり、より効能を享受できますね。

金の鈴 → 福や富を呼ぶ 金運UP 太陽イメージ
銀の鈴 → 魔除に活用 浄化作用 月イメージ 

金色は、成功・繁栄・豊かさという意味を持つ色
銀色は魔を遠ざけ、退ける特別な力がある

そして、鈴自体に、『魔除け』や『厄除け』の力があると信じ

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芸能に於けるシャーマニズムの解体

芸能に於けるシャーマニズムの解体

1、笛の解体

 様々な芸能で、様々な笛が使用されています、篠笛・篳篥・龍笛・笙・能管・尺八・石笛など笛は多様に存在し、その存在は芸能に於いて必要不可欠なように思います。

 その必要性を能楽の世阿弥は、一調ニ機三声と名づけ、一に調を置き「先ず耳から入れ、目から入るな」と能楽の基本姿勢として書いています。目からではなく、耳から入ることで、見えないものを見る力が観客の中で起こり始めます。それはシテで

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大阪市・奇跡の安倍晴明神社 参拝

大阪市・奇跡の安倍晴明神社 参拝

九條です。

昨日(2023年7月15日)は、大阪市阿倍野区にある安倍晴明神社さんへ詣りました。

ウチからこの神社さんまでは自転車で10分少々。地元(鎮守さま)なので私はよくお詣りしています。普段からここの御祭神の安倍晴明さんにお護りいただいているという実感があります。

昨日の大阪はとても良い天気で、ジリジリと真夏の陽光が照りつける暑い(最高気温34度の)日でした。けれどもこの安倍晴明神社が鎮

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「名言との対話」3月29日。小泉文夫「日本音楽は日本人に限らず世界の大切な財産だ」

「名言との対話」3月29日。小泉文夫「日本音楽は日本人に限らず世界の大切な財産だ」

小泉 文夫(こいずみ ふみお、1927年3月29日 - 1983年8月20日)は、日本の民族音楽学者。4月4日の届け出だが、実際に誕生した3月29日をここでは採用。

東京生まれ、東京大学文学部で美学を専攻。在学中に、吉川英史講師の講義に接して日本伝統音楽の研究を志す。1956年、 東京大学大学院の修士論文「日本伝統音楽の研究に関する方法論と基礎的諸問題」(後の『日本伝統音楽の研究』)では、日本の

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俳句に革命を起こした芭蕉の“発明”とは?|対談|小澤實×山口信博

俳句に革命を起こした芭蕉の“発明”とは?|対談|小澤實×山口信博

取り合わせの発明梅﨑:そもそも芭蕉って、どんな人なのでしょうか。小澤先生は『日本文学全集』(河出書房)の近現代詩歌の巻で俳句の選をされて、作家ごとにキャッチコピーをつけていらっしゃいますよね。正岡子規だったら「近代俳句の始祖」、高浜虚子は「近代俳句最大の巨人」、井上井月だと「江戸と明治をつなぐ」とか。そこで、ぜひ芭蕉にもキャッチコピーをつけていただきたいのですが。

小澤:僕は「俳句の原型を作った

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【日本書紀 講読】飛鳥の宮 〜宮と都市文化の黎明〜

【日本書紀 講読】飛鳥の宮 〜宮と都市文化の黎明〜

九條です。

飛鳥は私の心の故郷。私が高校生の時に古代史を好きになった出発点でもあります。

私は小学生の頃から考古学には興味を持っていたのですが、その後の私の進む道(すなわち古代史)を決定づけたのは、飛鳥という時代との出逢いでした。

飛鳥時代の文化の中心となった飛鳥地域は、私が大学生の時(ですから、いまから35年ほど前)から何度も歩いていて(巡検もして)、とても想い出深い場所です。飛鳥は日本の

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「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

先日、人生初の自己啓発本として『自分を育てる「働き方」ノート』を出版しました。帯にはでかでかと「自分の価値を上げるのは ”圧倒的努力” だけ」と書かれています。

本の中でも「努力せよ。さもないと成長できないぞ」「努力せよ。さもないと一流の職業人になれないぞ」「努力せよ。さもないと幸せな人生を歩めないぞ」と、自律・自責で努力し、自らの手で明るい未来を引き寄せることの重要性を説きました。

その文脈

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京都在住ライター・エッセイスト江角悠子さんに聞く!「原稿の書き方」

京都在住ライター・エッセイスト江角悠子さんに聞く!「原稿の書き方」

江角悠子さん(ライター・編集者、エッセイスト)の
「京都ライター塾」(全6回)8期生としてライティングを学んでいる私。
(1回目の講座を受講してのレポートはこちら。)

ライター塾なので、「レポートを書くこと」も課題の一つだ。
前回初めて京都ライター塾を受講したレポートを書いた感想として、
私を含め塾生たちに出てきたのは
「どうやって書いたらいいかわからず、やたら時間がかかった」という声。
ライタ

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Notionビギナーに向けてのスターターパックを作って公開【テンプレあり】

Notionビギナーに向けてのスターターパックを作って公開【テンプレあり】

Notionは自由度が高いので、やりたいことが決まっていないと、

「ダウンロードしたものの上手く使いきれず、放置…」
「Notionを始めたし、使いこなしたい!と思いつつも何からやれば…放置」

ということがあるようです。

たしかに開始時のテンプレや使ってみるページだけでは、うまく進んで行けないようにも感じました。

ということで、作りました。私が考えるスターターパックを✌️

Notionで

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