マガジンのカバー画像

何度も読みたい記事

33
何度も読み返したい記事を集めました。
運営しているクリエイター

記事一覧

人は苦しみたいんだなぁ

人は苦しみたいんだなぁ

ロッシーです。

「相田みつを」みたいなタイトルになってしまいました(笑)。

それにしても、世の中の人達というのは本当に苦しむことが好きなんだなぁと思います。

例えば満員電車。

普通に考えたら、満員電車なんて乗りたくありませんよね。だからテレワークが増えるほうが自然だと思うのです。でも現実にはそうなっていません。

いくら時代遅れの上司がいて「出社しろ!」と言っているとしても、全ての会社がそ

もっとみる
海外にも配信したいnoterさん向けサービス

海外にも配信したいnoterさん向けサービス

noteやっている人で、海外に向けて英語配信したい人って結構いるのでしょうか?

ちょっとTwitterでつぶやいたら、興味ありそうな反応がきたので参考まで記事にしてみます。

プラットフォームならMediumMedium.com っていうnoteに似たサービスがあります。noteに馴染んでいる人なら、特にこれがおすすめじゃないかと思います。

構成がとてもシンプルで、noteのように純粋に書くこ

もっとみる
【詩】あなたは大切にされるひと

【詩】あなたは大切にされるひと

日曜日、
朝ごはんのあとでホットココアを飲む
秋雨は木犀の香り

ねぇ
あなたは大切にされるのが当たり前なんだよ
そうされない時でも
年齢も、性別も、就職先も関係ないさ

猫舌はココアに弱い
けれど

いつも誰かを大切に思っている
あなたが大切にされるのは当たり前なんだよ
金木犀の花が散ったあとも

【創作】ゴールライン

【創作】ゴールライン

【過去の作品です】

定年退職した良作が、居酒屋「おかめ」に顔を出す頻度も増えた。カウンター席ばかりの小さな店で、気安く飲める。

その日店に入ると、一番奥の席に馴染みの顔があった。痩せて小柄で、髪も髭も伸び放題だが、善人を絵に描いたような笑顔。残り少ない歯も愛嬌である。今では珍しい南海ホークスの野球帽もトレードマークだ。星という名前しか知らないが、気が合う飲み友達と言える。

「おー、久しぶりで

もっとみる
読書|詩

読書|詩

またひととき
それを読む

初めて出会ったときの
甘やかな降伏

心の深い部分を
染め上げられながら

繰り返し読む
その一編

たくさんは要らない
ひとつでいい

あなたの深い
哀しみや苦しみ
研ぎ澄まされた知性
狂気にも似た
疲れた愛や
流れ星となって消える
束の間の多幸感

それらすべてが眠る
暗い海に

今宵もまた
銀いろの月が沈んでゆく
#詩 #読書 #文学 #本 #眠れない夜に

随想好日『千円にみる、たかがとされど』香港編

随想好日『千円にみる、たかがとされど』香港編

シェん円~しぇん円、1000円 ! !
団体のお客様を連れ、駐車場に留め置かれたバスへと戻ると、年端もいかない子供たちが、首にぶら下げたズタ袋から原色に染め抜かれた扇子のようなものを取り出し、それを両手で開くと風を送るそぶりを見せ、シェん円~しぇん円、1000円 !と口々に叫んでいた。
 気の利いた口上などは必要ない。三つで1000円とか五つで1000円などという複雑な言い回しは出来ない子供たちの

もっとみる

今が心地よくないのなら思考を休ませ、”いまここ”を生きなされ。実際に考えているのは本当のあなたではないのだから。中心に戻りなされ。全体であるあなたへ。そこに誰もが集う。そこにみんな在る。変化なき完璧な真理であるあなたはいつも微笑んでいる。

七夕の
嵩を増したる
川の辺に
鎮めたまえと
星を呼ぶひと



この頃は、梅雨の風情、七夕の情緒を楽しむことができないほど、災害が増えてしまいました。

秋雨なら、静かに味わえるかしら。

📖【詩160】決めるということ

📖【詩160】決めるということ

「愛されて育った人とは
仕事がやりやすい
捻くれていないから」とは
黒澤明監督の言葉
愛されたかどうかは
誰が決めるのか
どれだけ愛されたら
捻くれないのか
そんなことは誰にも
わかる筈がないから
自分で決めてみる
愛されていることにする
捻くれていないことにする
好かれていることにする
幸せになると決めてみる

※創作大賞2023応募作品はここまでです⤴️

🙇‍♀️感謝とお詫び

いつもご高

もっとみる

気にはなっても
苦にはするな。

自分のセンスのなさに気づくセンスはある。

芒種 * 時をかけるご朱印帳

芒種 * 時をかけるご朱印帳

私のオフィスは神社の社務所で、お守りやお札を授与する窓は映画館のスクリーンのように大きく開く。その大きな四角に境内の景色が切り取られて、横一直線に参道が見える。すぐ近くには梅の木があって、毎年この時期にはたくさんの実が成る。

ついこの間まで、メジロやヒヨドリが来て花の蜜を吸っていた気がするのに、もうこんなに実が成っているんだなあ。

晴れた日に菅笠をかぶり、ご神紋入りのハッピを着て、ざるをぶら下

もっとみる
詩「詩が生まれる」

詩「詩が生まれる」

雨の日曜日
雨音を聴きながら
ペンをもち
ノートをひらく

言葉のしっぽをつかみ
途切れないように
たぐり寄せる
ゆっくりと糸を巻くように

やがて言葉の断片が連なり
一遍の詩が生まれる
雨の匂いのする
詩が生まれる

余白だらけで
舌足らずで
それでいて饒舌な
一遍の詩が