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ガザ・マリーンなどエネルギー資源についていくつか追記しました。
https://note.com/books_note2021/n/nf6bc914ca1b6
結論にサブセクション相互依存性の中の自己を設け、Judith Butlerの『The Force of Nonviolence: An Ethico-Political Bind』からの洞察を考慮に入れることの重要性を加筆しました。
https://note.com/books_note2021/n/nd47eba6b48ea?sub_rt=share_b
人間存在の複雑性──バタイユの視点から
0.要旨 『人間存在の複雑性』をテーマに、本エッセイは人間の存在の意味、対立と調和、内面的葛藤、ジェンダーのアイデンティティ、芸術を通じた感情表現の探求を展開する。サルトルやバタイユの哲学を踏まえ、人間実存の曖昧さと矛盾を統合へと導く道を探り、自己と他者、個人と社会の関係性を深掘りし、新たな自己を生み出す可能性を示唆する。文学作品を引用しながら、ジェンダーの多様性と芸術の力を探究し、人間の精神の頂
もっとみるパレスチナと日本の災害対応:連携する不平等
国内外での平和への訴え先週、金沢市内の交差点で信号待ちをしていた。車窓の外にガザ侵攻反対のプラカードと旗を掲げて静かに意志表示するスタンディングデモの方々が見えた。この平和的なデモは、パレスチナ人が日々直面するイスラエルの抑圧と剥奪の現実を訴えていた。
ガザの封鎖政策2007年以降、イスラエルはガザ地区に対して厳しい封鎖政策を実施してきた。この封鎖は、ハマスがガザで実権を握った後、イスラエルとエ
閑話休題:アベノミクスの功罪 ── 一時的効果とその後の構造課題
アベノミクスの概要と一時的な効果X(旧Twitter)を見ると、トレンドに「アベノミクス」があった。
消費税に物価高、震災や戦争……。経済格差、教育格差、被災地再建問題から国防論まで、それらなくして経済動向や政治についても語れない。一方で、憲法第九条の改憲は反対である。
現代の資本主義経済の限界を日常生活を送る中で感じざる得ない。
そのような中で、経済学者らの書籍を読み返しており、タイムリー
ガザ・マリーンなどエネルギー資源についていくつか追記しました。
https://note.com/books_note2021/n/nf6bc914ca1b6
『非-知』と現代社会の危機
はじめにジョルジョ・バタイユが提唱する「非-知」の概念は、合理性や理性主義に対するラディカルな批判を通じて、現代社会の根本的問題を浮き彫りにする。バタイユは、知の限界を認識し、それを超える試みとしての「非-知」を探求しようとした。現代に生きる我々にとって、その試みは人間と社会の深層を解明しようとしているようにも映る。
このエッセイでは、バタイユの「非-知」概念を中心に置きながら、実存主義哲学者
エッセイ『春、水底と音の光』
我妻さん主催「(誌)的ライナー・ノーツ」に久しぶりに掲載していただきました。
静寂と情熱、内面と外界、虚構と現実が交錯し調和──和歌への敬愛と様々な芸術分野、時事との交差。夢幻の言語世界に浸りつつ、人間存在への新たな気づきも。
春、街の喧騒を少し離れたときに読んで頂けたら幸いです。
ご感想などございましたらぜひ。
Harmony in Alexander’s Words: A Triad of Philosophy, Enlightenment, and Science
I strongly believe in the importance of objective reality and clear language. While I enjoy reading philosophical books and other humanities texts, I often feel a sense of ambiguity. The idea of roman
もっとみる対立と調和─思考実験:真空状態と運命の関係性について
要旨本エッセイは、偶発性と不確定性に着目した数理モデルと文学的思索を織り交ぜながら、人間存在の根源的な問いに挑んだ筆者の思考過程の一部である。
厳密にするならば前提条件の実在性の担保および、定量データとの比較検討が必須である。本エッセイでは、それらがなされていない為、学術的ではないことをあらかじめ断っておく。
筆者は「運命」と「真空状態」の関係性に焦点を当て、時間・意識変化・エネルギーの3次元
運命の彼方へ ──ミラン・クンデラとカール・ヤスパースに寄せて
はじめに ヤスパース──懐かしくも親しみ深い名前が飛び込んできた。須藤輝彦さんの『たまたま、この世界に生まれて』というミラン・クンデラ論を読んでいたときだ。
僕が哲学書を読んだのは、ヤスパースの『哲学の小さな学校』がはじめてだった。十代、事情により色々とあったとき、祖父が心配し、僕にキルケゴール、ヤスパース、サルトルのいくつかの本を送ってよこした。すがる思いで僕は読んだ。だからとても思い入れ
とりとめのないこと2024/03/22
March 22nd is a hugely important day for my wife, daughter, and me. It would come around every year, even if we didn't exist. And each year, the time until the next March 22nd seems to both drag and
もっとみる結論にサブセクション相互依存性の中の自己を設け、Judith Butlerの『The Force of Nonviolence: An Ethico-Political Bind』からの洞察を考慮に入れることの重要性を加筆しました。
https://note.com/books_note2021/n/nd47eba6b48ea?sub_rt=share_b