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未練はないけど、たっぷりの後悔を抱えて
結婚しているときより離婚してからの方が、結婚や恋愛の相談をされることが多くなって、相談相手間違えてるでしょうよって思うのだけど、人はどうやら成功より失敗から学ぼうとするらしい。
この間も、結婚を迷っている人から「結婚生活はどうだった?」と聞かれたので「悪くなかったよ」と平坦に返し、さらに「結婚の決め手はなんだったの?」と聞かれたので「わたしが一番わたしでいれる人だったんだよなー」と答えながら、あ
暮らしの愛用品になった、2022年買ってよかったモノ
2022年もあと数時間。やっと終わるっていう気持ちと、終わっちゃう寂しさも少し。
1年の振り返りってちょっと面倒で、なんだかんだ毎年やらずに年が明けてしまうんだけど、やっぱり何かしら残しておきたい。
そんなわけで今年は、買ってよかったモノを記録しながら、どんな1年だったかを振り返ってみることにしました。
RIVERSのドリンクボトル週3~5で通うほどハマっているキックボクシング。これまでナル
愛と呼ぶにはおおげさだけど
役に立たないことで、役立てていることもある。スンスン(犬)と暮らしていると、そう思う。
頼りないけど、スンスンがいるだけで、いつもとっても心強い。友だちであり家族であり、ときに恋人のような存在。
おはよう、いってきます、ただいま、おやすみ。スンスンはそのすべてに、“しっぽ”でこたえてくれる。うれしい、かなしい、しょんぼり、びっくり。スンスンの気持ちも、“しっぽ”で受け取る。
時々、その“しっ
蜘蛛の巣のフィールド
朝、散歩から帰ると家の前に立派な蜘蛛の巣が。出かける時はなかったのに、いつの間に編み上げたのだろう。
とっても精巧なつくり。蜘蛛の仕事は早くて美しい。設計図も持たず、何故あの精密な幾何学模様が描けるのか本当に摩訶不思議。
蜘蛛の巣を見つけると、つい足をとめてしまう。「最初の一本はどう架け渡したのだろう」とか「こんなに離れた枝と枝の間にどう糸を張ったのだろう」とか、あれこれ想像しながら眺めるのが
グレーとグラデーションの哲学
「振られてきた!」彼女はそう言っていつものbarに飛び込んできた。息を切らし外の冷たい空気を連れて。
「お疲れ様」も「頑張ったね」もなんか違う気がした。なぜだか湧き上がってきたのは悔しさに似た感情で、とっさにわたしの口から出たのは「なんでそんな早く決着つけちゃったのさ。先延ばしにすることだっていくらでも…」という言葉だった。
あとになって、わかったようなこと言っちゃったなーと思った。彼女の気持