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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

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タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(9)

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(9)

今日は、私がこんな年齢で「書く」を仕事にするきっかけとなった無償の活動について記そう。

■無償(時々有償)ボランティアライター履歴とブログ歴

これまでお話ししてきた通り、なにを勘違いしたのか40代最後の年にライターデビューを果たしたわけだが、全く書く仕事と縁がなかったわけではない。

実は、ほぼ無償のボランティアライターとしての経歴はのべ10年。簡単にその内訳を箇条書きにすると以下のような仕事

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50代での新たな挑戦はとてつもない勇気と切羽詰まった事情が必要だが、年代なりのアドバンテージもある

50代での新たな挑戦はとてつもない勇気と切羽詰まった事情が必要だが、年代なりのアドバンテージもある

Webライティング界隈には50代以上の人をあまり見かけない。

もちろん、若いころからこの世界で揉まれ続けて生き残っている超のつくベテランには結構そのような人がいる。しかし、私のように50代から新たにこの世界に足を踏み入れた人は意外と少ないような気がする。少なくとも、私の知る限りではほぼゼロに等しい。40代後半だとちらほらいるのだけど。

その理由は、私の周囲にいる50代以上の人を見ればな

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「楽に働きお金を稼ぐ」ことに罪悪感を覚える必要はない

「楽に働きお金を稼ぐ」ことに罪悪感を覚える必要はない

この仕事を始めてから1年半ほど経った頃から、労力以上の収入が得られるようになった。

もちろん、これ1本で食べていくと考えればまだ全然足りないのだが、家計を助ける、あるいは老後に備えて貯蓄するという目的なら十分な収入を、家にいながら得られるのだからとてもありがたい。

バイトやパート、あるいは正社員で同様の金額を稼いでいたころは、たくさんの嫌なことを我慢し、頑張って頑張って働いてその収入だったのだ

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こんなに長く続けられるとは思わなかった

こんなに長く続けられるとは思わなかった

正直言えば、この年にして在宅フリーランスで働くなんて考えていなかった。

私たちの年代で「働く」ということは、「お勤めに出る」ということであり、家でする仕事は1ヶ月に1万円稼げるかどうかの内職というイメージが強いからだ。

だから、フリーランスで働くなんていう選択肢はほぼなかったし、いまだにどうしてそのような形で働くことになったのかが自分でもよくわかっていない。あえて言えば「なんとなく」「その時の

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初心に帰る

初心に帰る

ここのところ、何を調子に乗っていたのか、大した実績もないのに結構意識高い感じで仕事をしていた。割と仕事が順調なのでかなり欲が出てしまったのだ。

また、多分人に影響されやすいタイプなので、ツイッターの発言にかなり感化されていたと思う。年甲斐もなく張り切ったのが間違いだった。(笑)

もともと上昇志向が強い方ではあるが、体力的にはそんなにガツガツ精力的にやれるタイプではない。心に体が追い付かず、やる

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これまでの人生経験は武器になる

これまでの人生経験は武器になる

最近、これまでの人生経験が、ことごとくライターの仕事に役立っていることを実感している。

特に、これまでの人生で自然に知り得たことを記事に少し入れただけで、意外にも多くの方に読んで頂いているという現状がある。それほど珍しいことでもなく、私にとってはごくあたり前のことに過ぎないのに。

…だてに半世紀生きてはいないということか? 私にとってはごく身近で日常的な出来事にすぎないことでも、別の人にとって

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成長=遅筆化?!(;^_^A

成長=遅筆化?!(;^_^A

書くことが仕事になってから2年半が過ぎ、ふと気づいたことがある。経験値が上がった今の方がより遅筆になっているということだ。

私はもとから遅筆ではあるが、この仕事を始めた当初は、2千文字程度の記事でリサーチ→執筆→最終チェックを90分以内で行うことができた。しかし、今2千文字の記事を書く場合、最速で約2時間、一番遅くて3~4日はゆうにかかっているありさまだ。

ブラインドタッチ歴30年弱なので、タ

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今の仕事は私の「適職」かもしれないが……

今の仕事は私の「適職」かもしれないが……

ライターは今までの人生で一番私に合っている「適職」かもしれない。

正社員、パート、アルバイトなどの仕事は、1つを除けばどこも人間関係が劣悪だった。そこにいる人が次々と病み、自殺者が出た職場さえあった。

しかし、この仕事を始めてからはそのような嫌なことがほとんどなく、やりがいや楽しさすら感じているのだから驚くしかない。

そんな仕事は生まれて初めてなので、最初は戸惑った。しかし、2年半続けていて

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体の異常で時間管理の重要性を思い知る

睡眠時間を削って仕事をした結果耳が聴こえなくなった時、医師歴20年以上の主治医と勤続30年以上の夫に「時間管理ができてこそ良い仕事ができる。寝る時間を確保できないほどアップアップしているなら、その仕事をやめたほうがいい」と言われた。

かなり厳しい言葉だ。でもあまりにも正論なので、返す言葉もない。それに、ベテランワーカーの彼らが仕事の面でかなり優秀であることは私にもわかるので、その言葉は素直に受け

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フリーライターを3年続けて再認識したこと

フリーライターを3年続けて再認識したこと

プロローグ納期が明日に迫っている仕事があるのに1記事も完成していません。

記事にする内容が専門的すぎて難しすぎて、完全に頭がパンクしています。

そんな有様だというのにnoteを書いています。

はい。現実逃避以外のなにものでもございません。(笑)

そんなわけで、この仕事を始めてもうじき3年なので、それをテーマに思ったことを書きます。

「仕事は3年やってみなければわからない」を実感昔から、「

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ジム・モリスよりも無謀な「オールドルーキー」の悩み

ジム・モリスよりも無謀な「オールドルーキー」の悩み

数年前、「オールドルーキー」という映画のDVDを観た。

その映画は、史上最年長となる35歳でメジャーリーグ(MLB)デビューを果たした高校教師、ジム・モリスの実話をもとに作られたものだ。

その当時は、主人公の挑戦に「なんと無謀なんだ!」と驚いた。彼の10分の1も根性がない自分には、絶対真似できない芸当だとも思った。

しかし今になり、「50を目前にライターを名乗り始めた私は、ジム・モリスよりも

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ライターを始めてから丸5年が過ぎた

ライターを始めてから丸5年が過ぎた

つい先日、ライターを始めてから丸5年が過ぎた。

家族の収入もある恵まれた境遇とはいえ、競争相手が多いフリーライターは非常に不安定な立場だ。いつクライアントに切られて廃業に追い込まれてもおかしくないリスクを常にはらんでいる。

そんな状況の中、業界未経験の私が5年もこの仕事を続けてこられたのは、もはや奇跡に近いと思う。



正直なところ、体力、気力、能力、可能性のすべてにおいて若い人に大きく劣

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50代になると「○○」が絶対にできなくなる

50代になると「○○」が絶対にできなくなる

50代で絶対にできなくなったことの筆頭に「徹夜」がある。若い頃は平気でできた徹夜が今は絶対にできない体に変化したと言ってもいい。数年前からそのことで大きな人生の方向変換を余儀なくされている。



20代の頃は、夜が明けるまで友達と語りつくしても平気だった。また、眠らない子どもを一晩中抱いていても体調を崩すことはほとんどなかった。

もっとすごいことを言えば、友達と神戸に行って深夜帰りした次の日

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「50代の対人スキル」は仕事で大きな強みになる

「50代の対人スキル」は仕事で大きな強みになる

「50代の対人スキルは意外と高いのでは?」

そう思ったのはだいぶ前のことだが、今はそれが確信に変わっている。人生の酸いも甘いも噛み分けたこの年代になると、自ずと対人スキルが上がるものらしい。



自分の「対人スキル」が上がっていることに気づいたのは、初めてクライアントに失礼なことをされた時だ。初めての経験だったので非常に驚いてショックも受けたし、正直腹も立った。

しかし、その感情とは裏腹に

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