Norio Akimoto

知識人でもなく、文化人でもないサラリーマンにしかできないことを模索しています。

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  • 雑感

    タイトルの通りです。あらゆる物事に対して。

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  • 能動的三分間

    三分以内で読めるコンテンツの要約note

記事一覧

対価を払う

先程東高円寺のとんかつとんきに行ってきた。 私の密かな楽しみは外食。といっても、全く自炊をしない独身の私は必然的にほとんど全ての食事を外食で済ませている。 平日…

Norio Akimoto
5年前
23

言葉を選ぶ

地図に残る仕事。 大成建設のキャッチフレーズですね。会社の社会的責任、働き手のプライド、就活生から見た建設業界への憧れなどなど。様々な思惑をひとことで表した見事…

Norio Akimoto
5年前
10

【能動的三分間#9】ふるさとを元気にする仕事

【能動的三分間】9回目は山崎亮の「ふるさとを元気にする仕事」(ちくまプリマー新書)です。 私のふるさともいわゆる田舎です。農村というほどではないですが、商店街は…

Norio Akimoto
5年前
8

#建築(という概念)をスキになった話

noteを初めてあと少しで1ヶ月。最初は自分の記事を書くことに精一杯でしたが、最近は少しずつ記事を書くことにも慣れ、いろんな方が投稿されている記事を読むことも増えま…

Norio Akimoto
5年前
21

高円寺のこと

私が住んでいる街です。 3年前に転勤で関西から東京に来ることになった時、まずはじめに思い浮かんだ街でした。私は銀杏BOYZファンなので。笑 私は不動産開発の仕事をし…

Norio Akimoto
5年前
9

ゲームと作業用音楽

みなさんは作業をされる際、そう、例えばnoteを書く際に音楽を聴きますか? 私は必ず聴きながら書いています。本を読むときも必ず聴きながらよみます。そうすると自分でも…

Norio Akimoto
5年前
6

【能動的三分間#8】仕事2.0 人生100年時代の変身力

【能動的三分間】8回目は佐藤留美の「仕事2.0 人生100年時代の変身力」です。 NewsPicks Bookの8月最新刊になります。佐藤留美さんはNewsPicks副編集長です。 「仕事2.0…

Norio Akimoto
5年前
2

【能動的三分間#7】あなたが作る建築の未来

【能動的三分間】7回目はマーク・クシュナー「あなたが作る建築の未来」です。 今回は本ではありません。皆さんはTED(Technology Entertainment Design)という非営利法…

Norio Akimoto
5年前
3

マンガ・アニメの想像力

私は本を読むのが好きです。活字の本も好きなのですが、マンガも好きです。 アニメはコンテンツとしてはマンガと近いと思うのですが、マンガではできない「表現」をできる…

Norio Akimoto
5年前
7

【能動的三分間#6-④】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】「史上最強の哲学入門」④です。「史上最強の哲学入門」については今回最後になります。 ④存在の「真理」について そこにモノが存在するとはどういうこ…

Norio Akimoto
5年前
7

建築のこと

私自身の話を少しすると、学生時代は建築を専攻していました。一応大学院まで行っています。仕事に何か役に立っているかというとほぼ役に立っていません。笑 専攻の中で更…

Norio Akimoto
5年前
21

【能動的三分間#6-③】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】「史上最強の哲学入門」③です。 ③神様の「真理」について 神とは何か。宗教とは何か。どのようにすれば人は幸福になれるのか。 エピクロス(B.C341〜…

Norio Akimoto
5年前
10

夜の世界

私は何の変哲も無い29歳のサラリーマンです。 朝9時から早い時は夜8時くらいまで、遅い時は夜11時くらいまで会社で働いています。 その時間は他のことは何もできま…

Norio Akimoto
5年前
9

雑感

つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。 【能動的三分間】と題して様々なコン…

Norio Akimoto
5年前
4

【能動的三分間#6-②】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】「史上最強の哲学入門」②です。 ②国家の「真理」について なぜ国家があるのか。なぜ人は生まれながらにして国家に属するのか。国家の在り方についての…

Norio Akimoto
5年前
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【能動的三分間#6-①】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】6回目は飲茶の「史上最強の哲学入門」です。 本書は31人の哲学者の思想を「バキ」的な思想バトルの展開で紹介する哲学の入門書です。 著者の飲茶さん…

Norio Akimoto
5年前
7
対価を払う

対価を払う

先程東高円寺のとんかつとんきに行ってきた。

私の密かな楽しみは外食。といっても、全く自炊をしない独身の私は必然的にほとんど全ての食事を外食で済ませている。

平日は朝を抜き、昼は会社でコンビニ弁当、夜は近場のラーメン屋か牛丼かオリジン弁当という最悪の食生活を送っている私にとって、休日夜に普段行かない店でご飯を食べるのが密かな楽しみなのである。

今日は特に行く宛てを決めず、散歩がてらにお店を決め

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言葉を選ぶ

言葉を選ぶ

地図に残る仕事。

大成建設のキャッチフレーズですね。会社の社会的責任、働き手のプライド、就活生から見た建設業界への憧れなどなど。様々な思惑をひとことで表した見事なキャッチコピーだと思います。

いつかの記事で書いた通り、私は不動産の仕事をしているので、言葉を扱う仕事とは無縁です。正確に言うと、「クリエイティブな」言葉を扱う仕事とは無縁です。

契約書や、覚書はよく作ります。苦痛です。笑

私は小

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【能動的三分間#9】ふるさとを元気にする仕事

【能動的三分間#9】ふるさとを元気にする仕事

【能動的三分間】9回目は山崎亮の「ふるさとを元気にする仕事」(ちくまプリマー新書)です。

私のふるさともいわゆる田舎です。農村というほどではないですが、商店街はシャッター街と化し、優秀な若者ほど都会へ出ていってしまうような街です。帰省するたびに「もっとどうにかならないものか」(いつか自分がどうにかしたい)という想いがあり本書を手に取りました。

著者の山崎亮さんは恐らく日本初の「コミュニティデザ

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#建築(という概念)をスキになった話

#建築(という概念)をスキになった話

noteを初めてあと少しで1ヶ月。最初は自分の記事を書くことに精一杯でしたが、最近は少しずつ記事を書くことにも慣れ、いろんな方が投稿されている記事を読むことも増えました。

読んでいると本当に凄い方が多いなと感心します。また、あらゆる人がクリエイティビティを発揮できるnoteというプラットフォームに感謝します。

私が凄いと思ったクリエイターの一人にロンロ・ボナペティさんがいます。

建築の大学院

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高円寺のこと

高円寺のこと

私が住んでいる街です。

3年前に転勤で関西から東京に来ることになった時、まずはじめに思い浮かんだ街でした。私は銀杏BOYZファンなので。笑

私は不動産開発の仕事をしているので色々な街に行きます。色々な駅で降りて街を歩くたびに東京の街の個性に驚かされます。

秋葉原には電気とオタクの文化があり、豊洲や有明にはタワーマンションが立ち並び、両国には力士が闊歩し、谷中にはノスタルジーがあり、大久保には

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ゲームと作業用音楽

ゲームと作業用音楽

みなさんは作業をされる際、そう、例えばnoteを書く際に音楽を聴きますか?

私は必ず聴きながら書いています。本を読むときも必ず聴きながらよみます。そうすると自分でも驚くほど集中できるのです。

歌詞があるような音楽ではもちろん集中できないので、私が多用しているのはゲーム音楽。日本のゲーム音楽はある種芸術の域に達していると思います。昔やったゲームの音楽なのでノスタルジー&思い出補正が入っているかも

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【能動的三分間#8】仕事2.0 人生100年時代の変身力

【能動的三分間#8】仕事2.0 人生100年時代の変身力

【能動的三分間】8回目は佐藤留美の「仕事2.0 人生100年時代の変身力」です。

NewsPicks Bookの8月最新刊になります。佐藤留美さんはNewsPicks副編集長です。

「仕事2.0」というタイトルの通り、働き方をアップデートする必要があるというのが主題です。「一生サラリーマンで良いのか」と終始問いかけられる内容になっています。

そのような危機感を抱かざるを得ない現代社会の状況に

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【能動的三分間#7】あなたが作る建築の未来

【能動的三分間#7】あなたが作る建築の未来

【能動的三分間】7回目はマーク・クシュナー「あなたが作る建築の未来」です。

今回は本ではありません。皆さんはTED(Technology Entertainment Design)という非営利法人をご存知でしょうか。

Ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)をスローガンに、プロ・アマ問わず様々な人が自身の考えや知見、経験等のプレゼンテーションを行うカンファレンスを

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マンガ・アニメの想像力

マンガ・アニメの想像力

私は本を読むのが好きです。活字の本も好きなのですが、マンガも好きです。

アニメはコンテンツとしてはマンガと近いと思うのですが、マンガではできない「表現」をできるという点でマンガの進化版であると言えると思います。

私が小さい頃にはマンガばかり読んでいると頭が悪くなるとか想像力が欠如するとかいうことを大人によく言われたものですが(流石に今そんなことを言う人は少ないでしょうが)、マンガ、アニメは間違

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【能動的三分間#6-④】史上最強の哲学入門

【能動的三分間#6-④】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】「史上最強の哲学入門」④です。「史上最強の哲学入門」については今回最後になります。

④存在の「真理」について

そこにモノが存在するとはどういうことか。当たり前のことを「考える」ことで哲学は始まった。

ヘラクレイトス(BC.540〜)「万物流転説」
紀元前600年頃、人類史上初の哲学者であるタレスが「万物の根源は水である」と提唱した。以来、万物の存在を考えることで哲学は発展する

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建築のこと

建築のこと

私自身の話を少しすると、学生時代は建築を専攻していました。一応大学院まで行っています。仕事に何か役に立っているかというとほぼ役に立っていません。笑

専攻の中で更に専門ということになると建築の「歴史」になります。
「西洋・近代建築史研究室」に所属していました。

建築学科というと製図板に向かって図面を引く姿を思い浮かべるかも知れませんが、それは数ある科目の一部に過ぎません。研究室は様々に細分化され

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【能動的三分間#6-③】史上最強の哲学入門

【能動的三分間#6-③】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】「史上最強の哲学入門」③です。

③神様の「真理」について

神とは何か。宗教とは何か。どのようにすれば人は幸福になれるのか。

エピクロス(B.C341〜)「快楽主義」
アレクサンドロス大王によってほとんどの国家が滅ぼされてしまった時代。「幸福」に関する考えは主に3つに大別された。
・キュニコス派:最初から何も所有していなければ奪われることはない。この状態で幸せを感じることができ

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夜の世界

夜の世界

私は何の変哲も無い29歳のサラリーマンです。

朝9時から早い時は夜8時くらいまで、遅い時は夜11時くらいまで会社で働いています。

その時間は他のことは何もできません。ただ働くのみです。仕方ありません。これも生活のためです。

これが私にとっての昼の世界ですね(といってもほぼほぼ夜も働いてますが)。

私は夜の世界が好きです。夜の世界という概念が好きです。

大学生の時にnoteにも記事を投稿さ

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雑感

雑感

つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

【能動的三分間】と題して様々なコンテンツを紹介するnoteの投稿を始めました。これは本、映像、音楽等あらゆるコンテンツの「肝」を端的に記述する、という試みであり、意図としては、書評のような「批判」ではなく「要約」に近いです。そのため、現在は本を中心に取り上げていますが、意

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【能動的三分間#6-②】史上最強の哲学入門

【能動的三分間#6-②】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】「史上最強の哲学入門」②です。

②国家の「真理」について
なぜ国家があるのか。なぜ人は生まれながらにして国家に属するのか。国家の在り方についての章になります。

プラトン(B.C427〜)「哲人王思想」
哲学史において最初に国家を考えた人物。古代ギリシアの衆愚政治に陥ってしまった民主主義体制において師匠であるソクラテスが処刑されてしまったことに絶望。イデア(究極の理想)を知ること

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【能動的三分間#6-①】史上最強の哲学入門

【能動的三分間#6-①】史上最強の哲学入門

【能動的三分間】6回目は飲茶の「史上最強の哲学入門」です。

本書は31人の哲学者の思想を「バキ」的な思想バトルの展開で紹介する哲学の入門書です。
著者の飲茶さんは東北大学大学院出の作家、会社経営者のようです。肩書きから見ても、自身が学んだ哲学を実践されている方なのだと思います(その理由は6-②をご覧いただければと思います)。

私は高校の頃、理系でしたが倫理の授業を選択しており、この科目が好きで

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