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雑記帳

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#雑記

つんどく負債

つんどく負債

いろんなことに、あちこち興味が行ってしまうたちです。
好きなことは山ほどあって、興味のあることはつきません。
あれもいいな、これもやってみたい。考えている時は本当に楽しい。
なのに、いざ読みたいと思って買った本が届いても、疲れと家事を言い訳にして、積読にしてしまうことのなんと多いこと。

今年こそは、そんな積読負債を返済して自己の黒字運営をするんだ。

そう思いながら二月の終わりの日、また新たな本

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やさしい時間

やさしい時間

おはようございます。
転職をしてから、すっかりnoteから遠ざかってしまってました。たまに過去の記事にスキをくださる方がいて、くすぐったい気持ちでした。

現在は、出勤する前の一時間半ほど、オフィス近くのタリーズコーヒーで勉強をしたり読書をしたり、ぼんやりしたりするのが日課です。
今の仕事は自身のナレッジを高めることがなんだかんだ必要な業界です。
休日全てを自習に当てられたらこの上ないのですが

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「このままでいいのか」という不安は、定期便のようにやってくる。

全く厄介だなと思う。
昔は、一度そいつに絡め取られると動悸がして、本当に苦しさで泣きそうになっていた気がする。本当に、ついこの間まで。
祖母の一件があってから自分は随分変わったな、という確実な手応えが、こんなところからも感じられる。あんなに、くよくよしていたのに。
ひどい時期は夜になると「一日が終わる、無駄にしてしまった」と焦り、朝になれば「ああまた一日が始まってしまった・・・」と絶望した。一日中

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最高の作品

『思い出補正』という言葉は、いずれ広辞苑には載るんだろうか。流石に、それはないだろうか。類似した言葉で『懐古厨』というのもある。
大概人気のシリーズものでそういう現場を垣間見る。AKBは初代神セブンがいた頃が最高だとか、平成ライダーはシリアスなオダギリジョーのクウガがよかったとか、そういうのである。

私の思春期時代、男子女子問わず人気を博していた作品の一つが『鋼の錬金術師』だ。女子校だったけれど

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暇だからできること

一応、現在職を失った身分ではあるのだが、なぜか仕事をしていた時より一日中あくせく働いている。

今日はちょっと寝坊してしまったが8時前には起きて、洗濯物を干し、ご飯を食べて洗い物をし、昨日祖母に頼まれていた物置部屋の一角の整理に取り掛かる。何年開けずに放置されているのか最早誰にもわからない箱が、四畳半に山と積まれていた。これでも、祖母が病気になる前はダンボールのグランドキャニオンだったのが少しずつ

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コンクリートのゆりかごに揺られて

夏の夜空は冬のそれと違って、青が強い気がする。
冬の夜空が漆黒、あるいは限りなく黒に近い濃紺ならば、今夜の夜空はまさしく紺碧の空だった。そこに小さなガラスビーズをひと粒ふた粒落としたかのように、白銀にちらちら光る星が、何とも言えずきれいだな、と思った。
そして南東の空の少し低いところに、赤銅色というよりは琥珀色に一際目立つ一つ星。そう言えば火星が接近しているんだっけと思い出す。
夏の夜空は湿気のた

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『女の子に奢らないなんて、ありえない』

さて、これを読んでくださっているあなたは、どうだろうか。
こういう考えはおそらく80年代あたりに醸成された考えだと勝手に推測している。バブル絶頂期短大生だった伯母がまさにこのマインドであるからだ。

私がお酒を飲みにいく相手は、ほぼ9割5分男性。別に男性に媚びているとかではなく、自然とそうなっているだけ。
ここで、男性先輩諸氏の、お付き合いに関するお金のスタンスを紹介したい。

院生Eさんの場合

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実は今日、仕事をやめた。

というか、辞意を表明したのは6月くらいの話で、今日が最終出勤日だった。やめようと思ったきっかけは、整理ができたらnoteに投稿することもあるかもしれない。
いい人たちにばかり恵まれた、3年弱だった。残念がられたのは、本当に可愛がってもらってた何よりの証拠だろう。京都にいる社員さんがわざわざ私と話す為だけに電話をくれたりした。
良くしてくれた人、私が尊敬している人ほど、残念がるというよりは私の退職を

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LAMYのSAFARIを愛している話。

noteのアイディアは、いつも無印良品のノートに、LAMYの万年筆で書きつけている。大学生の頃ドイツ北西部のアーヘンを訪れた時、文具屋さんに立ち寄って買った。日本より大分安かったと思う。ガシガシ使えて大変良い。
SHEAFFERはペン先が華奢なのでこうはいかない。
インクは、コンバータを装着して、毎回吸入をしている。
「ええ、めんどくさくない?手も汚れるし」と、万年筆を持っている職場のおじさま達に

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「愛されたい」に隠れた誰か

「愛されたいなぁ」と、ぼんやり考えるようになったのは、覚えている限りでは中、高校生くらいから。
当時私は、とにかく毎日がつらくて苦しくて仕方なかった。自分なんて、消えてしまえばいい。こんなダメな奴。そう思っていた。
帰り道、自分と同い年くらいの男の子と女の子たちが、親しげに歩いているのをよく見かけた。
「恋人がいるひとって、幸せそうだなぁ。自分の好きな人に好きと思われて。いいなぁ・・・」
思春期を

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すきなものを、堂々と好きと言える時代。

「うわお前、ポルノなんて聴いてんの。ババアだな、ババア」
この言葉を私に吐き捨てるようにいったのは私の父だ。
今から10年ほど前、この時の私は14歳。
当時の世間といえば、誰も彼も着うたをYUIの『C.H.E.R.R.Y』にしていた頃だ。流行りの曲を聞かず、90年代にリリースされた『サボテン』なんかを部屋でかけているなんて、時代遅れも甚だしい、といったところだったのだろうか。

流行りの先端にいる

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