安達 昌二

とても元気な83歳です。世界の50か国以上を「仕事と遊び」で歩きました。これまでに獲得…

安達 昌二

とても元気な83歳です。世界の50か国以上を「仕事と遊び」で歩きました。これまでに獲得した知識と経験を、kindleに「次代を担う君へ」という形でアップしています。混迷する世の中ですが、少しでも「生きるヒント」「考えるヒント」になることを願っています。

記事一覧

「いい加減な生き方」のすすめ

人生は「いい加減」がいい:・・・ よくも、悪しくも・・・ 真面目さが強いと、くたびれる・・・ ふてくされると、何もかもが離れていく・・・ だから、成り行きで、「いい…

安達 昌二
1日前
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電通の「戦略十訓」を読み替える

広告・宣伝の効果について考えてみよう.。1970年代の消費活動をリードした「電通の戦略十訓」を、改めて見るとヒントになることが多い。 というのは、大谷翔平選手をCMに起…

安達 昌二
8日前
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プラハの夏

プラハには想い出が沢山ある・・・ 「ある日、目覚めたら虫になっていた・・・」と書いたカフカが住んでいたという小路の小さな家で買ってきた手書きの「カード」が、壁に…

安達 昌二
2週間前
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歴史を裏側から見る

幕末・明治維新の時期は、イギリス・オランダ・フランスなどが、日本を植民地にしようとして、いろいろな策士が暗礁したので、いわゆる『正史』が書けない時代でした。 誰…

安達 昌二
2週間前
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多様な顔を持つ東南アジア諸国(2)

今回は、ベトナム・カンボジア・タイ・インドネシア・フィリピンについてスケッチします。前回に触れなかった地域です。「多様な顔持つ東南アジア諸国(2)」は、「歴史的…

安達 昌二
3週間前
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「中空構造日本の深層」とは?

日本人らしい「独自の考え方」があるだろうか・・・ 西洋人と異なる「日本らしいリーダー像」があるのではないか・・・ 政治家の姿勢が問題になっているが、何が欠けている…

安達 昌二
3週間前
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翼をください。どこに飛んでいくの?

翼をください・・・ 誰もが一度は想うことだ・・・ 未来につながる翼が欲しい・・・ 自分の願い・想いを、翼に載せて、大空いっぱいに飛んでいく・・・ そんな翼が欲しい。…

安達 昌二
1か月前
35

ニュートリノと戸塚洋二さん

戸塚さんは屈託なく笑った 「戸塚さんは、なぜこんな儲からない研究をしているのですか?」 「誰も研究しない。だから、利益と繋がらないから選んだのです」 「ノーベル賞…

安達 昌二
1か月前
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プラハの春

プラハには想い出が沢山ある・・・ 「ある日、目覚めたら虫になっていた・・・」と書いたカフカが住んでいたという小路の小さな家で買ってきた手書きの「カード」が、壁に…

安達 昌二
1か月前
49

多様な顔を持つ「東南アジア諸国」

シンガポールは、超現代「都市国家」です 私は、50年以上、頻繁にシンガポールに行ったり来たりしていますので、この国の変遷を見てきました。知人・友人もいますからね。…

安達 昌二
1か月前
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抑留体験記

青木龍雄  この手記は、故青木龍雄さんの体験記録である。①「シベリア」へ②帰国『シベリア抑留』からなる。氏は、帰国後、長野県で教員生活を復活し、豊科高校では「ソ…

安達 昌二
1か月前
24

「春望」 「春暁」 「学而」 「偶成」

春です。 そこで、誰も知っている「漢詩4篇」といきましょう。 世相は、決して「明るい」とは行ききれませんが「不安」「恐怖」「虚無」の闇の中から解放されて、はばたく…

安達 昌二
1か月前
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世界ふしぎ発見 不可思議な痕跡

なんとも「不可思議な遺跡」が、世界中に散らばっている。 それぞれが「単独」のようで、どこかで「繋がっている」ような・・・ 「人の影」が見え隠れする・・・。 この地…

安達 昌二
1か月前
25

もともと地上に道はない。歩く人が・・

もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ 行けども行けども、はてしない道が続く・・・ 「嫌になっちゃうなあ」と、時々思う・・・ 「誰か代わ…

安達 昌二
2か月前
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蒼の都 サマルカンドの旅

サマルカンドの想い出 現在の世界情勢では、とても「西アジア」へ旅することができない。 ロシアのスパイとか中国の工作員とみられるだろう。 否、その前にビザが下りない…

安達 昌二
2か月前
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「エジプト」の魅力と怖さ

中東戦争の臭いが、消えない いま、ガザからの「難民」で、エジプトが大混乱しているそうです。 イスラエルの強権でも、パレスチナ人の不満を抑え込むことはできないでし…

安達 昌二
2か月前
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「いい加減な生き方」のすすめ

「いい加減な生き方」のすすめ

人生は「いい加減」がいい:・・・
よくも、悪しくも・・・
真面目さが強いと、くたびれる・・・
ふてくされると、何もかもが離れていく・・・
だから、成り行きで、「いい加減」が最上である・・・

第Ⅰ章 いい加減な人生は「度胸」で決まる(1) 人生には「魔物」が棲んでいる 

 この魔物(モンスター)は暴れます。
味方につければ、バックアップしてくれます。敵にまわせば強烈です。

①モンスターは面食い

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電通の「戦略十訓」を読み替える

電通の「戦略十訓」を読み替える

広告・宣伝の効果について考えてみよう.。1970年代の消費活動をリードした「電通の戦略十訓」を、改めて見るとヒントになることが多い。
というのは、大谷翔平選手をCMに起用した商品が爆発的に売れたというニュースを聞いたからである。

消費活動を一変させた「戦略」とは

電通の「戦略十訓」を具体的に書いてみよう。
① もっと使わせろ
② 捨てさせろ
③ 無駄遣いさせろ
④ 季節を忘れさ

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プラハの夏

プラハの夏

プラハには想い出が沢山ある・・・
「ある日、目覚めたら虫になっていた・・・」と書いたカフカが住んでいたという小路の小さな家で買ってきた手書きの「カード」が、壁にある。
藁で造った人形が可愛い・・・
社会主義国のチェコスロバキアを旅した時の記念品だ・・・

プラハの春

ヨーロッパの夏は、屋外の音楽に溢れている。
街角 に、楽器を持った学生や市民が、楽しそうに音楽を 奏でている風景を随所にみるかける

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歴史を裏側から見る

歴史を裏側から見る

幕末・明治維新の時期は、イギリス・オランダ・フランスなどが、日本を植民地にしようとして、いろいろな策士が暗礁したので、いわゆる『正史』が書けない時代でした。
誰もが正統だと主張し、策謀、暗殺などが日常的に行われたからです。
「仮説」すら、利害が錯綜して、何が何だかわからない時代なのです。
幕末から明治維新を「裏からスケッチ」した人たちの記録を拾ってみます。

『正史』というのは、勝利者になった側の

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多様な顔を持つ東南アジア諸国(2)

多様な顔を持つ東南アジア諸国(2)

今回は、ベトナム・カンボジア・タイ・インドネシア・フィリピンについてスケッチします。前回に触れなかった地域です。「多様な顔持つ東南アジア諸国(2)」は、「歴史的な出来事」を中心に描くことにします。これらの国を見ていると、これからの日本が「進むべき道」が鮮明になってくるように思えます。

最初に「ベトナム」から入りましょう

首都ハノイの喧騒は凄いですね。最近のベトナムの振興を象徴しています。物価も

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「中空構造日本の深層」とは?

「中空構造日本の深層」とは?

日本人らしい「独自の考え方」があるだろうか・・・
西洋人と異なる「日本らしいリーダー像」があるのではないか・・・
政治家の姿勢が問題になっているが、何が欠けているのだろうか・・・
これを、「心理学の観点」から見直したらどうなるか・・・
パワーよりバランスという考え方はどこから来るか・・・

       河合さんの「立ち位置」・・・

河合さんは、「内向的性格」・「外交的性格」で有名なユングの心理

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翼をください。どこに飛んでいくの?

翼をください。どこに飛んでいくの?

翼をください・・・
誰もが一度は想うことだ・・・
未来につながる翼が欲しい・・・
自分の願い・想いを、翼に載せて、大空いっぱいに飛んでいく・・・
そんな翼が欲しい。

翼をつけたら、あなたはどこに飛んでいくの?

自由な空へ・・・
ロマンがあって、美しくて、期待感あふれる「希望の空」へ・・・

しかし、現実は・・・「自由な空はなかった」という人が沢山いる
だから・・・「翼が欲しい」という人が多いの

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ニュートリノと戸塚洋二さん

ニュートリノと戸塚洋二さん

戸塚さんは屈託なく笑った

「戸塚さんは、なぜこんな儲からない研究をしているのですか?」
「誰も研究しない。だから、利益と繋がらないから選んだのです」
「ノーベル賞に一番近い人だと言われているようですが・・・」
「そんなことはないでしょう。恩師がもらわないで、私ということは絶対にないです」と屈託なく笑った・・・
「今日は、カミオカンデの話をしますが、多分、全くわからないでしょう」
「でも、一生懸命

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プラハの春

プラハの春

プラハには想い出が沢山ある・・・
「ある日、目覚めたら虫になっていた・・・」と書いたカフカが住んでいたという小路の小さな家で買ってきた手書きの「カード」が、壁にある。
藁で造った人形が可愛い・・・
社会主義国のチェコスロバキアを旅した時の記念品だ・・・

プラハの春

ヨーロッパの夏は、屋外の音楽に溢れている。
街角 に、楽器を持った学生や市民が、楽しそうに音楽を 奏でている風景を随所にみるかける

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多様な顔を持つ「東南アジア諸国」

多様な顔を持つ「東南アジア諸国」

シンガポールは、超現代「都市国家」です

私は、50年以上、頻繁にシンガポールに行ったり来たりしていますので、この国の変遷を見てきました。知人・友人もいますからね。

この国は、おおよそ10年毎にものすごい変化をしています。
私は、50年前の、「中国人の屋台」で雑多に食べるのが好きでした。
いまはスマートに整理されて「衛生的」ですが、大好きな臭いがありません。あの匂いが大好きでした・・・。

建国

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抑留体験記

抑留体験記

青木龍雄
 この手記は、故青木龍雄さんの体験記録である。①「シベリア」へ②帰国『シベリア抑留』からなる。氏は、帰国後、長野県で教員生活を復活し、豊科高校では「ソフトボール全国大会」で優勝・長野県立伊那北高校・静岡県立清水東高校の野球部を率いて甲子園大会に4回監督として出場し、静岡県立浜松城北工業高校の校長として勇退。その後、94歳まで地域のスポーツ振興に貢献した。
今回は、貴重な記録であるので、特

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「春望」 「春暁」 「学而」 「偶成」

「春望」 「春暁」 「学而」 「偶成」

春です。
そこで、誰も知っている「漢詩4篇」といきましょう。
世相は、決して「明るい」とは行ききれませんが「不安」「恐怖」「虚無」の闇の中から解放されて、はばたく春が来たのです。

いつもの通り、桜の花は咲き、木々の「新緑」は逞しく伸びています。
冬の寒さの中で、生命を繋ぎ、耐えて強くなった樹木に花が咲くように
「夢と希望と愛のエネルギー」の持ち主であり続けましょう・・・。

歴史を振り返ると、人

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世界ふしぎ発見 不可思議な痕跡

世界ふしぎ発見 不可思議な痕跡

なんとも「不可思議な遺跡」が、世界中に散らばっている。
それぞれが「単独」のようで、どこかで「繋がっている」ような・・・
「人の影」が見え隠れする・・・。

この地球上に、私たちが知っている人間以外の何物かがいたのかもしれない。
では、その「得体が知れない人」たちは、どこから来て、どこに消えていったのか・・・痕跡は何も語らない。しかし、痕跡は「ある」のだ・・・。

宇宙から来て、宇宙に飛び立ってい

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もともと地上に道はない。歩く人が・・

もともと地上に道はない。歩く人が・・

もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ

行けども行けども、はてしない道が続く・・・
「嫌になっちゃうなあ」と、時々思う・・・
「誰か代わってくれないかなあ!」と投げ出したくなる・・・

でも、楽しい時だってある・・・
「嬉しいなぁ、もっとがんばなろう」と、時々思う・・・
「好きで選んだわけじゃないけど、やってきて良かったなあ」と時に思う

先日、今井道子さんの「私の履歴

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蒼の都 サマルカンドの旅

蒼の都 サマルカンドの旅

サマルカンドの想い出

現在の世界情勢では、とても「西アジア」へ旅することができない。
ロシアのスパイとか中国の工作員とみられるだろう。
否、その前にビザが下りないだろう・・・
昔、私はイスラエルでスパイを疑われて、ひどい目にあった経験がある。
勿論、私が無知だったことが理由だが・・・

考古学者の友人が、「この地方の研究が滞ってしまう」と嘆いていた。
が、現状では仕方がない・・・
「・・・その前

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「エジプト」の魅力と怖さ

「エジプト」の魅力と怖さ

中東戦争の臭いが、消えない

いま、ガザからの「難民」で、エジプトが大混乱しているそうです。
イスラエルの強権でも、パレスチナ人の不満を抑え込むことはできないでしょう。困ったことです・・・。
こんな時に、エジプトに「もう一度行ってみたい」という
観光気分は許されないでしょうが、
旅にでる・出ないは別にして、エジプトは魅力的なところです。

帆船に乗って[ナイル川で遊ぶ]のが楽しいです。
往時のクレ

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