プロバスケットボール選手/せきのはるく

プロバスケ選手。 一度しかない人生、本気の一生。 俺は立ち上がる https://yo…

プロバスケットボール選手/せきのはるく

プロバスケ選手。 一度しかない人生、本気の一生。 俺は立ち上がる https://youtu.be/3Opa-vVPz4Y

マガジン

  • バスケしてる人は是非

    プロバスケ選手を目指して今までプレーしてきて知ったこと、感じたこと書いてます。同じように本気な人や、バスケが大好きな人には是非読んでほしいです。

  • スポーツが大好きな人へ

    スポーツが大好きな人へ。 今までスポーツを頑張ってきた人へ。懐かしい思い出や淡い記憶が思い出せるような記事たちです。 これからスポーツを頑張る人へ。自身が本気でプロを目指し経験してきた世界、必要なことを伝えたいです。少しでも皆さんの目標達成に協力できたらと思います。

  • ダイエット・筋トレ。健康や体づくりが気になる人へ

    自身の2度にわたる20キロのダイエット経験、8年間の筋トレから学んだことをまとめてます。今頑張っているあなた、これから頑張っているあなた、健康が気になるあなたへ。

  • NBAが好きな方へ

    NBAをもっと好きになれる記事がたくさんです。

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固定された記事

プロバスケ選手に、なった。

13年間の学生バスケを終え、プロを目指してトライアウトを受け続けた。 苦節、3年半。 俺は、プロバスケ選手になった。 [人生の転機、ACL]2022年7月、前十字靭帯を断裂…

B.LEAGUE、ルーキーシーズン終了。

夢に見たプロバスケの世界、B.LEAGUEのルーキーシーズンが終了した。 10月に開幕し、目標だったプレーオフには届かずレギュラーシーズン最終節、4月7日にしながわシティの…

日々、懸命に生きることの方が。

夢を追って生きると絶対に言われることがある。 「自分の好きなことに向かって全力ですごい」 これは絶対に違う。絶対に違うんだ。 もっとすごいのは、それを言うあなたの…

いつも、救われているのは。

最近、頂いた言葉。 その言葉を最初聞いた時は「ほぇ?」となった。 同じような言葉を何人もの方々からいただいてやっと「はっ!」となった。 自分の中で噛み砕いて最終的…

俺は主人公やから

「自分は少年漫画の主人公になれる」と思う時期が男には誰でもある。 かめはめ波打てるし、火影になれるし、幼馴染で同級生の毛利蘭と行った遊園地で黒づくめの男たちの怪…

「8」「24」「33」

僕にとって特別な数字。僕の敬愛するコービーの番号。 これほどまでに僕が何かに憧れ、尊敬したことはない。 「バスケットボーラーだから」じゃない僕はかれこれ17年バス…

「無理すんな」ってなんやねん

現役でスポーツしてる人、指導者の方、保護者の方は読んで欲しいです。 「アスリートと怪我の付き合い方」についてです。勉強もそれなりにして将来何かそういう仕事ができ…

全部が始まった試合

2年かかったけれど① 2年かかったけれど②  夏の遠征を経て、今年も大学での合宿に参加した。今年は去年よりも役割をもらっていた。合宿の雰囲気も本当に良く、声を出し…

「2年」かかったけれど②

怒涛の1年目 大学2年次のチーム 今でも最も尊敬する人の1人、りょうたさんがキャプテンになった。  「この人を勝たせたい」。そう思わせるような人だった。4年間で一番…

「2年」かかったけれど

中学は3ヶ月、高校では初日から試合に出てた。 大学は、2年かかった。 大学バスケ大学バスケって、たぶん想像してるよりレベル高い。 もちろん関東リーグが一番やけど、そ…

CHOSEN 1

選ばれし者。 これはレブロンの背中に入ってるタトゥーで、子どもの頃見たときにめっちゃ衝撃受けた。 ほんまの、ほんまに選ばれたやつだけが自分でそう名乗れる。 でも、…

前十字靭帯を断裂した②

前の続き。 いつもの整形外科で挫傷から3日後、いつもの病院で怪我の名前を伝えられた。 「前十字靭帯損傷」 「半月板損傷」 あの前十字靭帯。 アスリートなら何よりも嫌…

前十字靭帯を断裂した

プロを目指してバスケをしている。 25歳と2週間。 前十字靭帯が切れた。半月板も切れた。 積み上げてきたものは全て奪われた。 ものすごく泣いた。診断されるまでもされて…

1つ、証明したこと。

明日から地域リーグが始まる。 地域リーグは実業団が多く所属するアマチュアのトップリーグだ。僕は一昨年、去年とこれで3度目の参加になる。今回はその2年の話をしようと…

筋トレが教えてくれたこと

ありきたりやけど、筋トレは身体の変化以外にもいろんなメリットがある。メンタルの強化、自己管理、継続力…いろいろあるけど、僕にとって1番大きかったのは「やれば変わ…

俺は食いしん坊

俺はめっちゃ食いしん坊 15年以上一度もご飯を残していない とんでもない量出てきても残したことない 人なら残すようなものでさえも俺は絶対に食べきる ネガティブもポジ…

プロバスケ選手に、なった。

プロバスケ選手に、なった。

13年間の学生バスケを終え、プロを目指してトライアウトを受け続けた。
苦節、3年半。
俺は、プロバスケ選手になった。

[人生の転機、ACL]2022年7月、前十字靭帯を断裂した。もう少しでプロになれると思っていた。現実は非情。上手く行ったり、チャンスだと思ったときにこそ落とし穴がある。
診察を受けて枯れるほど涙した。社会人3年目、25歳。フリーター歴3年。箸にも棒にもかからないB.LEAGUEへ

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B.LEAGUE、ルーキーシーズン終了。

B.LEAGUE、ルーキーシーズン終了。

夢に見たプロバスケの世界、B.LEAGUEのルーキーシーズンが終了した。
10月に開幕し、目標だったプレーオフには届かずレギュラーシーズン最終節、4月7日にしながわシティの、僕のシーズンは終わった。長いようで本当に短かった。
ここに来れて本当に良かった。

一年という時の中でずっと夢見てきたプロバスケの世界。足を踏み入れるのに3年半もかかった。途中大怪我もあり、本当に長く苦しい道のりだった。
だか

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日々、懸命に生きることの方が。

日々、懸命に生きることの方が。

夢を追って生きると絶対に言われることがある。
「自分の好きなことに向かって全力ですごい」
これは絶対に違う。絶対に違うんだ。
もっとすごいのは、それを言うあなたの方なんだ。

[日久は毎日本当に頑張ってる]毎日のトレーニング、ワークアウト、練習。
誰かに見てもらうためにやっているわけではないし、その姿の全てをSNSにあげることはない。
ただ、日々僕がバスケに向き合っていること。苦手なことや少し遠回

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いつも、救われているのは。

いつも、救われているのは。

最近、頂いた言葉。
その言葉を最初聞いた時は「ほぇ?」となった。
同じような言葉を何人もの方々からいただいてやっと「はっ!」となった。
自分の中で噛み砕いて最終的には「そうじゃないんです…」となった。

[僕は人を救っているのか]最初言われた時は僕の理解力不足でその意味を100%は理解していなかった。僕が声を出したりチームを鼓舞するのは簡潔にいうと「勝利のため」である。勝利のために尽くすのはもちろ

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俺は主人公やから

俺は主人公やから

「自分は少年漫画の主人公になれる」と思う時期が男には誰でもある。
かめはめ波打てるし、火影になれるし、幼馴染で同級生の毛利蘭と行った遊園地で黒づくめの男たちの怪しげな取引を目撃して毒薬飲まされて子どもにされても真実を追求できる。
でもいつか、それは全部できんくなる。そして主人公を降板させられる。
俺は未だ、世界変えれるのは自分やと思ってる。

[俺は、天才]「主人公の感覚」は基本的に年齢を重ねると

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「8」「24」「33」

「8」「24」「33」

僕にとって特別な数字。僕の敬愛するコービーの番号。
これほどまでに僕が何かに憧れ、尊敬したことはない。

「バスケットボーラーだから」じゃない僕はかれこれ17年バスケをやっている。プレーするのも観るのも大好きだ。
特にNBA。9歳から親の影響もあり観始めたNBAで最初にハマった選手が"ブラックマンバ"コービー。
そんなコービーのことを大好きなのは「バスケ選手だから」だけじゃない。
「THE MAN

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「無理すんな」ってなんやねん

「無理すんな」ってなんやねん

現役でスポーツしてる人、指導者の方、保護者の方は読んで欲しいです。
「アスリートと怪我の付き合い方」についてです。勉強もそれなりにして将来何かそういう仕事ができたらと思ってる僕の知見です。
長期離脱や再発する可能性のある怪我をしたプレイヤーが復帰したケースについてです。

そういったプレイヤーが復帰した際、恐らく最初はうまくいかないことだらけです。
間違いなく失敗をします。そのとき絶対に軽々しく

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全部が始まった試合

全部が始まった試合

2年かかったけれど①

2年かかったけれど②

 夏の遠征を経て、今年も大学での合宿に参加した。今年は去年よりも役割をもらっていた。合宿の雰囲気も本当に良く、声を出してチームを鼓舞する自分はこのチームに必要だと思えた。
 そしてリーグ戦が、始まる。

リーグ戦は、長い この年の関大は2部リーグだった。昨シーズン1部から降格してしまった。2部からインカレに出場するためには2つの条件を満たす必要があっ

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「2年」かかったけれど②

「2年」かかったけれど②

怒涛の1年目

大学2年次のチーム 今でも最も尊敬する人の1人、りょうたさんがキャプテンになった。
 「この人を勝たせたい」。そう思わせるような人だった。4年間で一番良いチームだった。
 先輩は引退したし、去年の新人戦ではそこそこアピールをした。この年はチームのシステムが少し変わり、S、A1、A2、Bの4チームから構成された。Sは12人、A1、A2は3人ずつ、残りのメンバーはBチーム。A1、A2が

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「2年」かかったけれど

「2年」かかったけれど

中学は3ヶ月、高校では初日から試合に出てた。
大学は、2年かかった。

大学バスケ大学バスケって、たぶん想像してるよりレベル高い。
もちろん関東リーグが一番やけど、その次に関西が来る。その次に中部・九州が並ぶくらい。
だから関西は日本で2番目のリーグ。
所属してる選手層は、関東1部リーグは高校の全国で「勝った」チームの1番手、2番手ばっかり。いわゆるスター選手がいく。
関西は、全国に「出た」チーム

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CHOSEN 1

CHOSEN 1

選ばれし者。
これはレブロンの背中に入ってるタトゥーで、子どもの頃見たときにめっちゃ衝撃受けた。
ほんまの、ほんまに選ばれたやつだけが自分でそう名乗れる。
でも、まじで神に選ばれたやつと神の悪戯でちょっとだけ選ばれてしまうやつとがおる。

「関野君は選ばれた側やから頑張ってほしい」これは先日、子どもの頃からお世話になってる整骨院の先生と食事に行ったときに言われた一言。
今回の大怪我の際に一番最初に

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前十字靭帯を断裂した②

前十字靭帯を断裂した②

前の続き。

いつもの整形外科で挫傷から3日後、いつもの病院で怪我の名前を伝えられた。
「前十字靭帯損傷」
「半月板損傷」
あの前十字靭帯。
アスリートなら何よりも嫌う前十字靭帯。
誰もが絶対に避けたい前十字靭帯。
その前十字靭帯。
頭は真っ白ではなかった。嫌な想像ばかり湧いてむしろ真っ黒だった。
とにかく取り乱した。それでさえ本当になんでもよかった。なんでそれやねん。もう、十分いっぱい怪我してき

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前十字靭帯を断裂した

前十字靭帯を断裂した

プロを目指してバスケをしている。
25歳と2週間。
前十字靭帯が切れた。半月板も切れた。
積み上げてきたものは全て奪われた。

ものすごく泣いた。診断されるまでもされてからも。怖いし辛かった。
それから少し時間が経った。
起こったことをこれから少しずつ記録したい。
自分の現状を気にしてくれている人。
そしていつかこれを読み返す自分へ。

日曜日:挫傷プレー中に接触。激痛。強烈なバキボキという音。一

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1つ、証明したこと。

1つ、証明したこと。

明日から地域リーグが始まる。
地域リーグは実業団が多く所属するアマチュアのトップリーグだ。僕は一昨年、去年とこれで3度目の参加になる。今回はその2年の話をしようと思う。

1年目。はっきり言ってあまり良い記憶はない。単に、プレータイムが少なかった。大学時代も4回生になるまではプレータイムをもらえないことはままあった。だから決して初めての経験ではなかった。
だが、大学時代はそのことに納得していた。同

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筋トレが教えてくれたこと

筋トレが教えてくれたこと

ありきたりやけど、筋トレは身体の変化以外にもいろんなメリットがある。メンタルの強化、自己管理、継続力…いろいろあるけど、僕にとって1番大きかったのは「やれば変わる」ということを教えてくれたこと。

僕はすごく太りやすい体質で、知識のなかった頃は好き勝手に食事していた。その結果、いくら運動しても常にワガママボディだった。大学時代は試合に出てるメンバーではダントツで体脂肪率が高かったと思う。バスケは好

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俺は食いしん坊

俺は食いしん坊

俺はめっちゃ食いしん坊
15年以上一度もご飯を残していない
とんでもない量出てきても残したことない
人なら残すようなものでさえも俺は絶対に食べきる

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