頭の中はいつも文章が溢れているので、稚拙ながらココに書き留めてみます。美味いもん処、銭…

頭の中はいつも文章が溢れているので、稚拙ながらココに書き留めてみます。美味いもん処、銭湯、漫画好き。日々の気づきなど思いつくままにゆるく、時々真面目。気ままに物語も書いてみることを決意。よろしくお願いします。

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記事一覧

マックにしか救えない心がある
とTwitterに呟いた方がいる

冷たい雨降る仕事帰り、ファミマで揚げ物を買いこみ頬張った
ファミマでしか救えない心を体感した

槇
1年前

何も持たずとも

一年ぶり な話 note執筆を止めて1年が経った。 何か書き留めようとすると、何倍ものタスクや情報が押し寄せてきて手が止まってしまったのだ。 目まぐるしく人間関係や環…

槇
1年前
3

弱さを糧に

年が明けた な話。 去年を振り返ると、自分の弱さや脆さに振り回されながらも折り合いをつけ始めた一年だったように思う。 なんとか立ち上がり日々淡々と静かに生活をし…

槇
2年前
8

叶える力

手札は自分自身 な話。 こうだったらいいな に具体性を持たせて行動した結果、行動を始めてからたった2日間で叶ってしまった。 その場に留まり足踏みをするのも、前進…

槇
2年前
1

不調の理由

不調には理由がある な話。 年明けからジワジワと、本来の身体機能やメンタルが小さな音を立てて崩れていく感じがあった。 その変化は年齢のせいにしてはあまりにも急で…

槇
2年前
11

いのちの最前線

人生と仕事 な話。 夢や希望はなかったが、どんな時も地に足をつけ生き抜くために国家資格は必須だと思い高校卒業後、医療従事者養成所の門を叩いた。 重症者として救急…

槇
2年前
10

ゴゴゴーゴ・ゴーゴゴ

やる気が出てきた な話 ハードワークからの心身不調を乗り越え、今働く現場に対し「もうやり切った」と感じた時、今まで懐で温めていたやる気が再び燃え始めた。 これか…

槇
2年前
4

推し続けていたらパリにいた

推しの話。 人であれモノやブランドであれ、推しはいい。 推しがいるだけで人生が豊かになる。 数年前、婚約相手と別れ密かに貯めていたウエディング資金を推しに使い切…

槇
2年前
6

延長線上

秋になるとふと思い出す場所がある。 片田舎にたった一つだけある中学校。 人口よりも大根が多いのでは?と自虐的に嗤う住民がいるほど木々や畑に囲まれたその地域は、シ…

槇
2年前
5

laugh letter

noteのこと noteを不定期にゆるゆる書き続けて2年が経ったらしい。 バッジのお知らせを見て驚いた。 なんとなく感じていること、日々の辛さや喜びや気づきや思い出を誰に…

槇
2年前
11

女の園の毒

女の園にて思ふこと 不思議と学生時代から所属する場所に女性が多かった。 そして年齢を重ねるほどに、女の園滞在歴が長く心地よい人ほど内に様々な毒を持っていることを…

槇
2年前
5

人物短歌③

〜滑稽な情熱〜 「知らないよ」 目逸らし紡ぐ 自己弁護 素知らぬフリして 聞き流す 汗ばんで 濡れる髪肌 見上げては 道化師の夜 指折り数え 君が好き その一言が 欲しか…

槇
2年前
3

モデルケース

生き方 な話。 とある方のSNSで「前例は少ないけど、自分がモデルにケースなっていけたら」と発信されている言葉が目に留まった。 ハッとしたのち、静かな感動が身体に…

槇
2年前
4

人物短歌②

様々な背景を持つ人物たちを主役に、短歌を綴る② 〜四季〜 愛してる 桜見上げて 笑う君 足元はもう 動かなくとも 八日目の 命転がる 雨上がり 君も去りゆく 僕らを置い…

槇
2年前
1

人物短歌①

様々な背景を持つ人物たちを主役に、短歌を綴る。 芍薬の 花弁は劇薬 だと嗤う あなたの手には 幾多の薬 「死ねだって」 声が聴こえる あの人の 大好きなこと 歌と踊りと…

槇
2年前

愛を思い出す

道の先々に な話。 鬱との付き合いがそこそこ長くなってきた。 鬱とはいってもごくごく軽症で、24時間365日蝕まれていることはないし仕事や生活に大きな支障はない程度だ…

槇
2年前
14

マックにしか救えない心がある
とTwitterに呟いた方がいる

冷たい雨降る仕事帰り、ファミマで揚げ物を買いこみ頬張った
ファミマでしか救えない心を体感した

何も持たずとも

何も持たずとも

一年ぶり な話

note執筆を止めて1年が経った。
何か書き留めようとすると、何倍ものタスクや情報が押し寄せてきて手が止まってしまったのだ。

目まぐるしく人間関係や環境が変わりゆく中、何度か倒れそうになりながらも、「それでも楽しかった!」と思えるのは幸せなことだ。

牛舎の香りが風に乗って鼻をくすぐるような片田舎に生まれ、何も持たず突出した才も芸もない私だが、困難な世の中を楽しみながら生き抜く

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弱さを糧に

弱さを糧に

年が明けた な話。

去年を振り返ると、自分の弱さや脆さに振り回されながらも折り合いをつけ始めた一年だったように思う。

なんとか立ち上がり日々淡々と静かに生活をしていたが、自分の脆さがささやかに思えるほど心身ボロボロになった知人Aと会い、咄嗟に手を差し伸べたら自身に力が湧いてきた。

この子を陰ながらでもいいから支えたい
と思うパワーは、自分が支えてもらったことがあるから生まれたものだし、自分が

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叶える力

叶える力

手札は自分自身 な話。

こうだったらいいな に具体性を持たせて行動した結果、行動を始めてからたった2日間で叶ってしまった。

その場に留まり足踏みをするのも、前進するのも他者の力ではなく最終的には自分自身のもつ力なのだな とつくづく思う。

今回は自分の経歴やこれまでの経験、この先やりたいことを明確にことばに乗せて相手に伝えたことで、最短の返事をもらうことができた。

受け身でいることがどんどん

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不調の理由

不調の理由

不調には理由がある な話。

年明けからジワジワと、本来の身体機能やメンタルが小さな音を立てて崩れていく感じがあった。

その変化は年齢のせいにしてはあまりにも急で、受診しても検査や診断結果は至って正常。

首を傾げながら激務をこなしていた。

猛暑を超えたあたりから、気圧変化にとてつもなく敏感になった。
台風や気圧低下時は頭痛、倦怠感、眠気が凄まじく酷い時は立っていられないほど。

どんな悪天候

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いのちの最前線

いのちの最前線

人生と仕事 な話。

夢や希望はなかったが、どんな時も地に足をつけ生き抜くために国家資格は必須だと思い高校卒業後、医療従事者養成所の門を叩いた。

重症者として救急搬送される人、せん妄から暴言暴力を振るう人、いのちの灯火が残りわずかな人、在宅で静かに療養する人、とんでもない住環境に済み精神不衛生な人…

書ききれない程、たくさんの病と人生観を持つ人達と関わってきた。

考えるより先に脊椎反射のよう

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ゴゴゴーゴ・ゴーゴゴ

ゴゴゴーゴ・ゴーゴゴ

やる気が出てきた な話

ハードワークからの心身不調を乗り越え、今働く現場に対し「もうやり切った」と感じた時、今まで懐で温めていたやる気が再び燃え始めた。

これから自分が従事したいこと
働き方や働く場所
この先の明るい展望

そういったポジティブな計画がパァッと頭の中に走り抜けたのだ。

その道のプロに自身の展望を聞いてもらい背中を後押ししてもらったことで、エンジンがしっかりかかった体感があった

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推し続けていたらパリにいた

推し続けていたらパリにいた

推しの話。

人であれモノやブランドであれ、推しはいい。
推しがいるだけで人生が豊かになる。

数年前、婚約相手と別れ密かに貯めていたウエディング資金を推しに使い切ろうと考えていた矢先、推しの多い友達から「槇ちゃんパリに行かない?」とお誘いがあった。

私の推している香水メゾンの本店はパリ、彼女の推しはパリ公演だったのでどうせなら両方行ってしまえ!と即決だった。

パリには以前からいつか行きたいと

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延長線上

延長線上

秋になるとふと思い出す場所がある。
片田舎にたった一つだけある中学校。

人口よりも大根が多いのでは?と自虐的に嗤う住民がいるほど木々や畑に囲まれたその地域は、シンとしていて静かだった。

部活がない日は一人で帰路を辿るのだけど、金木犀の香りに集中しながらバラバラな歩幅で帰るのがとても好きだった。

誰かと一緒にいるとたくさん考えてしまう。
今この子は楽しいだろうか、つまらないだろうか。
私の声音

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laugh letter

laugh letter

noteのこと

noteを不定期にゆるゆる書き続けて2年が経ったらしい。
バッジのお知らせを見て驚いた。

なんとなく感じていること、日々の辛さや喜びや気づきや思い出を誰に言うわけでもなくこのアプリに書き連ねる。

それは心地よく感情の澱を薄めてくれる手段だった。

読み返してみると、あの時こんな気持ちだったのか
と当時の風景や心情が蘇り胸がギュッとなる。

私は、時に真っ黒にひねくれ、時にはま

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女の園の毒

女の園の毒

女の園にて思ふこと

不思議と学生時代から所属する場所に女性が多かった。

そして年齢を重ねるほどに、女の園滞在歴が長く心地よい人ほど内に様々な毒を持っていることを知った。

それは、したたかに生きるため
時には困難な場を生き延びきるために必要な毒。

扉を開ければ明るい笑い声が弾け飛ぶ場所でも、舞台裏では色とりどりの毒が霧散する。

自宅から一歩踏み出せば、私達は何らかの役割や仮面を被り、舞台上

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人物短歌③

人物短歌③

〜滑稽な情熱〜

「知らないよ」
目逸らし紡ぐ
自己弁護
素知らぬフリして
聞き流す

汗ばんで
濡れる髪肌
見上げては
道化師の夜
指折り数え

君が好き
その一言が
欲しかった
名前を呼ばぬ
理由教えて

それでもと
あなたの良さを
口に出す
出せば出すほど
嗚咽こみあげ

頭では
理解できても
離れない
パブロフの犬
ワン!そう呼んで

腹が立ち
煮え繰り返る
この想い
ジャムにしましょう

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モデルケース

生き方 な話。

とある方のSNSで「前例は少ないけど、自分がモデルにケースなっていけたら」と発信されている言葉が目に留まった。

ハッとしたのち、静かな感動が身体に染み込んできた。

最近は益々、皆で一緒に同じ歩み方をする方向から個々の「選ぶ、選ばない」「する、しない」ことがハッキリ分かれてきている。

そしてどちらにも正解はなく、その人がいかに心地よく生きることができるかが重要なのだと感じる。

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人物短歌②

人物短歌②

様々な背景を持つ人物たちを主役に、短歌を綴る②

〜四季〜

愛してる
桜見上げて
笑う君
足元はもう
動かなくとも

八日目の
命転がる
雨上がり
君も去りゆく
僕らを置いて

燃えあがる
木の葉も山も
骨、肉も
魂はなお
輝きながら

君想う
雪降る夜に
口づけて
手伸ばし手繰る
命の欠片
#短歌 #創作短歌 #四季 #死期 #鎮魂  

人物短歌①

人物短歌①

様々な背景を持つ人物たちを主役に、短歌を綴る。

芍薬の
花弁は劇薬
だと嗤う
あなたの手には
幾多の薬

「死ねだって」
声が聴こえる
あの人の
大好きなこと
歌と踊りと

見たくない
聴きたくないし
動けない
現代の猿
只、生き辛い

床に臥し
虫刺され数え
ふと気づく
血分ける程度は
役立てたのか
#短歌 #創作短歌 #鬱 #生き辛さ

愛を思い出す

愛を思い出す

道の先々に な話。

鬱との付き合いがそこそこ長くなってきた。
鬱とはいってもごくごく軽症で、24時間365日蝕まれていることはないし仕事や生活に大きな支障はない程度だ。

軽症であるものの決して消滅はせず、ある日突然ひっそりとやってくる。

滞在期間は長い時もあれば短い時もある。

鬱がやってきた時は瞬間的に絶望したのち、じっと身を潜めて嵐が過ぎ去るのを待っている。

私の場合、気持ちとリンクし

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