小林 広樹

私は「知的交流社会」を目指します。知的交流社会とは知的教養を身につけた上で交流していく…

小林 広樹

私は「知的交流社会」を目指します。知的交流社会とは知的教養を身につけた上で交流していく社会です。その社会を実現するためにこのブログでは日経新聞の記事ネタを基に、コラム的に発信していきます。

記事一覧

ふるさと納税をする意義はどこにあるか!?故郷に帰らない人、帰れない人

12月27日付けのコラム春秋は考えさせられました。 「故郷は黙って、そこにある」 伊集院静さんの言葉らしいですが、旅立たれた今もそう思われているでしょうか。 「…

小林 広樹
4か月前
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第3次大戦をもくろむ2大国!?ドラクエ1のラスボスが現実に

「危機の連鎖、広がる懸念 大戦の失敗に学ぶ」 この記事を読んで、かの大国2国は第3次大戦へと向かっているのかもしれないと思ってしまいました。 「西側諸国は1930年…

小林 広樹
4か月前
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人手不足対策には週休3日制!?働かない未来の問題の懸念

「ランボルギーニ、週休3日」 今まで週休3日制を導入する企業に懐疑的な部分があったのですが、逆の視点で考えるとある意味、有効的な面があると思えてきました。 昨今…

小林 広樹
4か月前
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日鉄の買収に待った!?バイデン大統領の死活問題

「米政権、日鉄の買収審査へ」 日本製鉄が2兆円かけてUSスチールを買収しようとしていたことに、暗雲垂れ込める事態となりそうです。 バイデン大統領は「史上最も組合…

小林 広樹
4か月前
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鉄道にクレカ参入!?金融業界にまで業変!!

「クレカ、改札でタッチ決済」 駅の改札をクレジットカードで通過できるようになってきたのは、かなり時代への隔世(かくせい)の感があります。 昭和の切符切りをする駅…

小林 広樹
4か月前
2

時期を逃せば逃げ去る好機!?ライドシェア解禁とタクシー不足

「ライドシェア来春限定解禁」 2024年4月にライドシェアを条件付きで解禁することになりました。私は時期を逃せば上手くいったものも、上手くいかなくなると懸念してしま…

小林 広樹
4か月前
6

粗鋼生産ランキング1位を狙えるか!?日鉄とトヨタの関係に潜む今後

「日鉄、USスチール買収 2兆円粗鋼世界3位に」 日本製鉄は米鉄鋼大手USスチールを買収することで、粗鋼生産量の世界3位に上がるとされています。 一面トップの2022年ラ…

小林 広樹
4か月前
2

ウクライナのEU加盟は必然か!?EUの利益と地球の利益

「EU加盟へ改革不可欠 ウクライナ、交渉入り決定」 ウクライナのEU加盟は是が非か、どちらでしょうか。また、今回は特例になるのか、これからも通常の取り組みになるのか…

小林 広樹
4か月前
2

TOB後の上場廃止による「税務申告漏れ」マイナンバーとの関わりは!?

「TOB後強制買い取り、勘違い過半」 所有している株の企業がTOBになり、さらに上場廃止になった時にTOBに応じず強制買取になった時に税務申告が不要になるわけではないよ…

小林 広樹
5か月前
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監視社会のメリットは!?政治資金違反とオンライン化の不都合

「収支報告書提出 オンライン5.7%」 今、政治資金パーティーを巡って、政治資金規正法違反の問題が取り沙汰されています。 日経新聞では1988年のリクルート事件のよう…

小林 広樹
5か月前
6

男女の賃金格差とノーベル経済賞の影響は!?会社とAIの今後のあり方

「会社優先 男女格差生む」 2023年のノーベル経済学賞を受賞したクラウディア・ゴールディン教授は、強欲な仕事が男女の賃金格差の核にあると指摘しています。 「急な…

小林 広樹
5か月前
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第一生命の対抗買収は転機になるか!?生命保険会社の巻き返し

「第一生命後出しの提案」 敵対的買収として第一生命ホールディングスがベネフィット・ワンに対抗TOB(株式公開買い付け)を表明しました。 エムスリーが1株1600円でTOB…

小林 広樹
5か月前
2

ステルス政策に不満は見え隠れ!?防衛増税に踏み切るかどうかの瀬戸際

「防衛増税 自民内綱引き」 防衛増税の時期を来年にするのか、25年にするのか、はたまた26年にするのかの議論で27年度に1兆円を確保しないといけないようです。 岸田首…

小林 広樹
5か月前
2

タイパに馴染まない成長にもタイパ!?カギなのはZ世代とアルファ世代

「成長もタイパ 居心地に背」 最近、若い人が特に重視するのがタイムパーフォーマンスです。タイトルに書かれているのは「成長もタイパ」ですが、「成長も」とは何がその…

小林 広樹
5か月前
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生成AIとカンニングの「適切不適切問題」勝てば官軍は正しいか!?

ついに授業にまで生成AIが登場するようになったようです。当然、カンニングする人は「今まで以上に」でることでしょう。 記事にも「不適切な使用事例は33校であった。こ…

小林 広樹
5か月前
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日本経済をけん引する日立の「ルマーダ」熟練者は必要なくなる!?

「上場来高値、今年266社」という一面トップの記事では日本経済の変換点もしくは再起をイメージさせる文章に映りました。 日経平均33年ぶり高値圏で、日本を代表する企業…

小林 広樹
5か月前
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ふるさと納税をする意義はどこにあるか!?故郷に帰らない人、帰れない人

ふるさと納税をする意義はどこにあるか!?故郷に帰らない人、帰れない人

12月27日付けのコラム春秋は考えさせられました。

「故郷は黙って、そこにある」

伊集院静さんの言葉らしいですが、旅立たれた今もそう思われているでしょうか。

「人間は依(よ)るべきところがないと生きていけない。そう父の思いを感じた。頼ろうが、嫌おうが、デンと黙って存在し、故郷を捨てるとわざわざいわねばならぬほどの引力を持つ」

香港の政治運動家の周庭(アグネス・チョウ)さんはカナダに

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第3次大戦をもくろむ2大国!?ドラクエ1のラスボスが現実に

第3次大戦をもくろむ2大国!?ドラクエ1のラスボスが現実に

「危機の連鎖、広がる懸念 大戦の失敗に学ぶ」

この記事を読んで、かの大国2国は第3次大戦へと向かっているのかもしれないと思ってしまいました。

「西側諸国は1930年代当時の大失敗を改めて思い起こすときだ。38年、チェンバレン英首相らはナチスドイツに甘い態度をとり、チェコスロバキアの一部割譲を認めてしまう。足元を見透かしたドイツは翌年、ポーランドに侵攻し、第2次大戦が始まった」

第2次大

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人手不足対策には週休3日制!?働かない未来の問題の懸念

人手不足対策には週休3日制!?働かない未来の問題の懸念

「ランボルギーニ、週休3日」

今まで週休3日制を導入する企業に懐疑的な部分があったのですが、逆の視点で考えるとある意味、有効的な面があると思えてきました。

昨今は人手不足がさけばれ、どのようにして人材をいれるかに悩みがつきないでしょう。

上から目線から180度展開して寄り添わないといけなくなり、寄り添いすぎてすぐにやめられてしまう事態にまで陥ってしまいます。

ホワイト企業でさえ、や

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日鉄の買収に待った!?バイデン大統領の死活問題

日鉄の買収に待った!?バイデン大統領の死活問題

「米政権、日鉄の買収審査へ」

日本製鉄が2兆円かけてUSスチールを買収しようとしていたことに、暗雲垂れ込める事態となりそうです。

バイデン大統領は「史上最も組合寄りの大統領」と自任しているようです。この前の全米自動車労組でも「異例」の現地訪問をしました。

といっても全米鉄鋼労働組合(USW)には85万人の労働組合員がいるそうです。選挙に勝つためには誰であってもそうするだろうと思います。

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鉄道にクレカ参入!?金融業界にまで業変!!

鉄道にクレカ参入!?金融業界にまで業変!!

「クレカ、改札でタッチ決済」

駅の改札をクレジットカードで通過できるようになってきたのは、かなり時代への隔世(かくせい)の感があります。

昭和の切符切りをする駅員さんが懐かしいですが、平成で自動改札機の促進や交通系ICカードの普及。そして、今回のクレジットカードです。

それが最近、モバイル総合金融サービスでも人気をはくした三井住友さまさまという感じでしょうか。

「裏側を支えるのは三

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時期を逃せば逃げ去る好機!?ライドシェア解禁とタクシー不足

時期を逃せば逃げ去る好機!?ライドシェア解禁とタクシー不足

「ライドシェア来春限定解禁」

2024年4月にライドシェアを条件付きで解禁することになりました。私は時期を逃せば上手くいったものも、上手くいかなくなると懸念してしまいます。

そもそも解禁されても私はタクシーに乗ると思います。安全性と信頼性の面で気にかかるので、私のようなタイプも一定数いるはずです。

また比較してタクシーに戻る人もいれば、一般ドライバーの方に行く人もいることでしょう。

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粗鋼生産ランキング1位を狙えるか!?日鉄とトヨタの関係に潜む今後

粗鋼生産ランキング1位を狙えるか!?日鉄とトヨタの関係に潜む今後

「日鉄、USスチール買収 2兆円粗鋼世界3位に」

日本製鉄は米鉄鋼大手USスチールを買収することで、粗鋼生産量の世界3位に上がるとされています。

一面トップの2022年ランキング図を見ますと、日本製鉄4437万トンとUSスチール1449万トンを足して5886万トンになるので、そうなのでしょう。

しかし、3面の「日鉄、成長市場の米強化」の記事には以下のように書いてあります。

「かねて

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ウクライナのEU加盟は必然か!?EUの利益と地球の利益

ウクライナのEU加盟は必然か!?EUの利益と地球の利益

「EU加盟へ改革不可欠 ウクライナ、交渉入り決定」

ウクライナのEU加盟は是が非か、どちらでしょうか。また、今回は特例になるのか、これからも通常の取り組みになるのかはどうでしょうか。

私は特例で全体の利益になるから、だとみています。そうでないと何でもかんでもを許すことになります。

とはいっても「過去の加盟プロセスでは申請から10年程度かかる例も多かった」とするのは少し印象操作している気

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TOB後の上場廃止による「税務申告漏れ」マイナンバーとの関わりは!?

TOB後の上場廃止による「税務申告漏れ」マイナンバーとの関わりは!?

「TOB後強制買い取り、勘違い過半」

所有している株の企業がTOBになり、さらに上場廃止になった時にTOBに応じず強制買取になった時に税務申告が不要になるわけではないようです。

私も持っている株がTOBになったことなど、ましてやさらに上場廃止になったことなどないため、知らなかったですが、注意が必要です。

書いてありますように税金の処理をしてもらえるように「特定口座」にしている人がほとん

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監視社会のメリットは!?政治資金違反とオンライン化の不都合

監視社会のメリットは!?政治資金違反とオンライン化の不都合

「収支報告書提出 オンライン5.7%」

今、政治資金パーティーを巡って、政治資金規正法違反の問題が取り沙汰されています。

日経新聞では1988年のリクルート事件のように、内閣改造後も事実が明らかになり総辞職に発展した過去を想起させる事態にまで発展していると書いています。

その中で私が気になったのは、オンライン化が全く進んでいない点です。

国民にはマイナンバーやインボイスなどで半強制

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男女の賃金格差とノーベル経済賞の影響は!?会社とAIの今後のあり方

男女の賃金格差とノーベル経済賞の影響は!?会社とAIの今後のあり方

「会社優先 男女格差生む」

2023年のノーベル経済学賞を受賞したクラウディア・ゴールディン教授は、強欲な仕事が男女の賃金格差の核にあると指摘しています。

「急な残業や深夜対応もいとわないような働き方の存在が、企業上層部への女性の進出を阻んでいる。子育て世代の長時間労働は男性が女性の2倍」

確かにこれは男性にはなかなか気づけない部分だと思います。特に昭和から生きてきた人には。

それ

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第一生命の対抗買収は転機になるか!?生命保険会社の巻き返し

第一生命の対抗買収は転機になるか!?生命保険会社の巻き返し

「第一生命後出しの提案」

敵対的買収として第一生命ホールディングスがベネフィット・ワンに対抗TOB(株式公開買い付け)を表明しました。

エムスリーが1株1600円でTOBしていたところに第一生命は1株1800円です。パソナグループはどうでるでしょうか。

ただ私が気になったのは次の文章です。

「事前に同意を得る従来の再編手法とは大きく異なり、国内事業の低迷に直面する第一生命HGの危機

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ステルス政策に不満は見え隠れ!?防衛増税に踏み切るかどうかの瀬戸際

ステルス政策に不満は見え隠れ!?防衛増税に踏み切るかどうかの瀬戸際

「防衛増税 自民内綱引き」

防衛増税の時期を来年にするのか、25年にするのか、はたまた26年にするのかの議論で27年度に1兆円を確保しないといけないようです。

岸田首相は来年は増税をしないと名言しました。来年には減税するのにまた「増税メガネ」と揶揄(やゆ)されてしまいますしね。

それを受けて、宮沢洋一党税制調査会長は「複数年かけてとなると『25年から3年間』か『26年から2年間』という

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タイパに馴染まない成長にもタイパ!?カギなのはZ世代とアルファ世代

タイパに馴染まない成長にもタイパ!?カギなのはZ世代とアルファ世代

「成長もタイパ 居心地に背」

最近、若い人が特に重視するのがタイムパーフォーマンスです。タイトルに書かれているのは「成長もタイパ」ですが、「成長も」とは何がその前に含まれているのでしょうか。

おそらく、短い時間で高い効果を得られることをタイパということに対して、長い時間をかけて得る「成長にも」タイパを求めるようになったという若い人、ひいては社会の変化を言われているのだと思います。

つま

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生成AIとカンニングの「適切不適切問題」勝てば官軍は正しいか!?

生成AIとカンニングの「適切不適切問題」勝てば官軍は正しいか!?

ついに授業にまで生成AIが登場するようになったようです。当然、カンニングする人は「今まで以上に」でることでしょう。

記事にも「不適切な使用事例は33校であった。このうち63%がリポートや論文の作成で使われたとした」と書かれてあります。

確かにこれを読むと、生成AIについて懸念する声も多くなるだろうという思いが誰にも起こるでしょう。私も読んだ直後はそう思いました。

しかし、その後で果たし

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日本経済をけん引する日立の「ルマーダ」熟練者は必要なくなる!?

日本経済をけん引する日立の「ルマーダ」熟練者は必要なくなる!?

「上場来高値、今年266社」という一面トップの記事では日本経済の変換点もしくは再起をイメージさせる文章に映りました。

日経平均33年ぶり高値圏で、日本を代表する企業の変身が海外投資家のマネーを呼び込んでいる。

つまり、約30年ほど停滞していた日本経済はトヨタや日立といったザ・日本企業の面々がけん引する、やっと返り咲いたということを彷彿(ほうふつ)させてくれますね。

そこで記事の中の日立

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