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ツッコミの数だけ思考が生まれる~敵対的読書はいかが?~
本を読んでいると、たまにとてつもなく共感値の低い文章に遭遇する。
「言いたいことは分かるけれど、それは言い過ぎでは?」「ちょっと主観が入りすぎでは?」「矛盾生じてない?」等々、至る所にツッコミを入れたくなる。そういう本に出会ったときは、少し気が滅入る。
しかしマイナスな面ばかりでもない。それどころか、大きなプラスに転じる可能性すら秘めている。
先日Audibleを聴いていたときのことだ。中
誰がなんと言おうと希望の書~「なぜ銅の剣までしか売らないんですか?」~
勇者が魔王を倒しに行くRPGを思い浮かべてみてほしい。ステレオタイプのもので構わない。否、出来るだけステレオタイプのものが望ましい。
貴方は、こんな疑問を抱いたことは無いだろうか。
どうして、序盤の街から強い武器や防具を販売しないんだろう。
どうして、敵を倒したらお金が手に入るんだろう。
どうして、勇者と奉り上げておきながら、国王は大した金銭も装備も寄越さないんだろう。
今はこんな定型