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扉を開けたじゃがいもからは、自由の香りがした
23年間、たくさんの恋愛をしてきた。
きっとそんなことは自慢にはならないかもしれないけれど、少なくともひとつは良かったことがある。
それは、日本では様々な年代・セクシュアリティの人と、アメリカに来てからは様々な人種の人と恋をしてきたことで、無駄に恋愛やデートスポットに詳しくなったということ。
「彼はヒンドゥー教だからベジタリアンのお店を調べよう」「彼女はお洒落なインテリアが好きだから、雰囲気
人種差別に疎い日本人だからこそ、考えなければいけないこと
アメリカでは5月25日に黒人男性のGeorge Floydさんが白人警察官に殺害されてから、現在までずっと抗議活動が続いています。
ミネソタ州、ミネアポリス。「偽造紙幣を持っている男がいる」と通報を受けた警察は、現場に駆けつけるとすぐさま容疑をかけられたGeorge Floydさんを拘束した。彼の首に膝をついて彼を拘束していた白人警官は、「息ができない」と何度も繰り返す彼の言葉を聞くことはなかっ
留学をして、帰属意識がからっぽになってしまった話
「大学=通わせてもらっている場所」だと思っていた。
私は立教大学に在籍している。
その中で3年間の休学をして、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるサンタモニカカレッジでジャーナリズムを勉強しているところ。
COVID-19が蔓延するにつれて、もちろんカレッジは休校になった。
3月16日からだっただろうか。
カレッジから「来週から数週間学校はお休みになります」という連絡がきたとき、それは水曜日の
家族と他人の境界線を反復横跳びする話
こんにちは。清家です。
みなさんにとって、家族揃ってご飯を食べることが日常ではなくなったのはいつですか。
私はもう覚えていません。思い出せないほど昔だったのか、それとも当たり前すぎてはなから意識したこともなかったのかもしれない。
21歳になった現在、多分私の家族が揃って食卓を囲むのは月に1回あるかないかぐらいなのではないでしょうか。
今日は、私が最近よく考える「家族」と「他人」の境界線につ
『ボヘミアン・ラプソディ』−救いようのない恋愛感情は、どこに居場所を見つけるか
こんにちは。清家です。
私は映画を観るのが好き。
にも関わらずここ最近の忙しさのせいか、月2で映画館に通っていた以前の幸せな生活がもはや思い出せないほど映画と疎遠になっていく日々。
そんな私ですが、今更ながらやっと『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行くことができました。
きっとこんなクイーンにわかが語るしょぼい感想なんて誰の興味もひかないはず。
なので今回は、この映画を観て湧いた救いようのない