いわさきはるか

採用やら講師やらいろいろやってきたサイエンスライター。 Webでも紙でも書く。 6、8…

いわさきはるか

採用やら講師やらいろいろやってきたサイエンスライター。 Webでも紙でも書く。 6、8、10歳の3児+2匹の猫の母。 食べたいものしか食べたくない系。 仕事と子どもと猫時々メシの話を書きます。

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固定された記事

寄り道しまくってここまで来ました

最初の夢は、 「バレリーナ」 だったと思います。幼稚園の頃。 でもバレエなんて見たことなくて フィギュアスケートの選手を勘違いしてたのだと親から聞きました。 実…

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生理のときの頭痛「だけ」に悩むあなたへ

ちょっとドキドキしながら婦人科に行ってきた。 今日は「いつものピル」をもらうわけじゃないからだ。 前も書いたが、ひどい偏頭痛持ちである。 最近頓服の使用数が多す…

ライターだけは5年間一度も「やめよう」って思わずに済んだ理由

自他ともに認める、飽きっぽい人間である。 大学時代にいろんなバイトをしたが、1年以上続けたものは0。 博士課程に進むと豪語して院に進んだが、本当に優秀な研究者たちと…

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私がほしい「人脈」を改めて考えてみた

今日はライターコミュニティ「ゆるたす」のランチ会があって 「人脈作りってどうしたらいいんだろう?」 という話で盛り上がっていた。 いろいろ有益な情報をいただいたの…

憧れに許可なんて必要ないのにね

前の記事を読んでいてふと思ったことがある。 私はなぜあの頃、理想の文章を書く人を見つけたのに そこに憧れることなくその方向の道を全部閉ざしてしまったのだろう。 普…

人生を変えた本は全部図書館で出会った

大学生のとき、県立図書館が自転車で10分くらいの距離にあって長期休みなんかはひたすら通っていた。 当時、私はいろいろとぼろぼろで、別れ話はこじれるし、好きな人には…

燃え尽き症候群は避けられない

4月、忙しかった。 母として、子どもの新生活でばたばたしてたのに加え 不定期でもらってる仕事が全部いっぺんに来た。 新しいのも来た。引く手あまたにもほどがあった。 …

私は「本を出したい」んだろうか

先日、さとゆみさんの「本を出したい」を読んだ。 すごく実践的で、今すぐ動き出せるような、そんな本だった。 実際読んだ直後は自分がどんなコンテンツを発信できるのか…

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自分が読みたい本を軽率に買うようになった理由

最近、財布の紐がゆるい。 特に本だとがばがばである。子どもの本も自分の本もがんがん買っている。 そんな私だがかつては他の多くの「母」と同じように 自分のものを買う…

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おかあさんが完璧じゃないから

子どもが不意に3人そろって公園に行ってしまったので noteを書く時間ができた。 せっかくなので子どもを褒める記事を書こうと思う。 うちの子はみんな、正直普通だ。 (息…

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「わたしの休み」が復活してきた

子どもが生まれてからしばらくは、休みなんてなかった。 生産性のなさで言えば毎日休みみたいなもんだったが 労働環境という点でおけば母親という仕事はほとほとブラックだ…

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あなたは傘をさせるだろうか

今日は朝から割と強い雨が降っていた。 もう残り5回をきった息子の幼稚園バスへの送迎。 傘を開いてあげよう、と思って手が止まる。 あと二十日もしたら、この子は自分で…

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閉じ込められている家の鍵は手の中にあるのかも

お義母さんがハマっていた新聞連載小説、黄色い家を呼んだ。 https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%84%E8%89%B2%E3%81%84%E5%AE%B6-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC-%E5%B7%9D%E4

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スーパーマンじゃないおかあさんだから

持病を持つ息子を生んで、一足先に退院したとき実母にこう言われた。 「困ったらいつでも言ってね。できることは何でもするし、できないことは何もやらないから。」 ふつう…

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無意識下の統計としての「占い」に関する考察

ここのところ、タロット占いにハマっている。 10人ほど占ったが割と当たる、らしい。 まあそうだろうな、と思う。 何故って私には昔から妙な予知能力があるのだ。 うわこ…

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本物の活字中毒ってやつを教えてやるよ

最近、ちょいちょいXで「本読まないと文章力が育たない」とか否とかいう議論を見かける。 私の意見としては 「まあたくさん読めば、ちったぁ上がるんじゃないの」というと…

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寄り道しまくってここまで来ました

最初の夢は、

「バレリーナ」

だったと思います。幼稚園の頃。

でもバレエなんて見たことなくて

フィギュアスケートの選手を勘違いしてたのだと親から聞きました。

実際フィギュアは小学校高学年で少し習いましたが

3歳の子が私が必死でできるようになった技をあっさりこなしていて

何となくやめてしまいました。

次の夢は漫画家でした。

単純に漫画が好きだったからです。

だけど私は死ぬほど絵が

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生理のときの頭痛「だけ」に悩むあなたへ

生理のときの頭痛「だけ」に悩むあなたへ

ちょっとドキドキしながら婦人科に行ってきた。
今日は「いつものピル」をもらうわけじゃないからだ。

前も書いたが、ひどい偏頭痛持ちである。

最近頓服の使用数が多すぎて頭痛外来の先生から
「注射の治療に切り替えるか…いっそ生理を減らしちゃうのも手だね」
と言われ、なるほどと思い立ったのだった。
私の頭痛は月経と排卵に偏っている。
なので、いっそ月経と排卵を止めてしまえば、ということだ。
確かに、妊

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ライターだけは5年間一度も「やめよう」って思わずに済んだ理由

ライターだけは5年間一度も「やめよう」って思わずに済んだ理由

自他ともに認める、飽きっぽい人間である。
大学時代にいろんなバイトをしたが、1年以上続けたものは0。
博士課程に進むと豪語して院に進んだが、本当に優秀な研究者たちと出会って日和り、就活をするもジャンルがころころ変わり、かろうじて取れた内定も結局蹴って夫と結婚した。
夫と結婚したときやってた薬局事務のパートはずるずると2年間続けたが
「赤ちゃん生まれても帰っておいでよ」という社長さんの有難い申し出は

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私がほしい「人脈」を改めて考えてみた

私がほしい「人脈」を改めて考えてみた

今日はライターコミュニティ「ゆるたす」のランチ会があって
「人脈作りってどうしたらいいんだろう?」
という話で盛り上がっていた。
いろいろ有益な情報をいただいたのだが、なんとなく、私が言っている「人脈」とみんなが言ってる人脈がずれているというか
そもそも私の言っている「人脈」がとてつもなくブレブレなことに気が付いたので改めて考えてみようと思う。

ライター界隈で「人脈」というと
仕事をくれる人や仕

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憧れに許可なんて必要ないのにね

憧れに許可なんて必要ないのにね

前の記事を読んでいてふと思ったことがある。
私はなぜあの頃、理想の文章を書く人を見つけたのに
そこに憧れることなくその方向の道を全部閉ざしてしまったのだろう。
普通なら「よーしこの人みたいになるぞ!」ってなるんじゃないのか。

当時の私は変にプライドが高くて卑屈で
何かに憧れるというのに妙な抵抗があった。
ほら、美容院行くときたとえ髪型だけ真似したくとも
好きな女優さんの写真見せるのが恥ずかしかっ

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人生を変えた本は全部図書館で出会った

人生を変えた本は全部図書館で出会った

大学生のとき、県立図書館が自転車で10分くらいの距離にあって長期休みなんかはひたすら通っていた。
当時、私はいろいろとぼろぼろで、別れ話はこじれるし、好きな人にはふられるし、親は離婚して仕送り止まるし、先輩とは険悪だし
とにかく何か「変化」が欲しかった。現実逃避したかった。

図書館は、なんか浮世離れしている場所だ、と思う。

お金がからまない。
誰もしゃべっていない。
いっぱい人がいるのに、みん

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燃え尽き症候群は避けられない

燃え尽き症候群は避けられない

4月、忙しかった。
母として、子どもの新生活でばたばたしてたのに加え
不定期でもらってる仕事が全部いっぺんに来た。
新しいのも来た。引く手あまたにもほどがあった。

で、GW明けて今。
めちゃくちゃ暇である。何の依頼もない。
子どもも平和に学校に行ってくれている。
子どもがらみのイベントも月末の運動会まで、何もない。

しゅるるるる。

張り詰めていた「気」が、見る見るしぼんで
インプットもアウト

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私は「本を出したい」んだろうか

私は「本を出したい」んだろうか

先日、さとゆみさんの「本を出したい」を読んだ。

すごく実践的で、今すぐ動き出せるような、そんな本だった。
実際読んだ直後は自分がどんなコンテンツを発信できるのか、どんな形で本に書くネタをアウトプットしていけばいいのか、いろいろ考えて止まらなかった。

私はいわゆる「創作」的なものが苦手で、すでにある情報を調べて、集めて、まとめて、伝えるのが好きだ。
いいなって思う方法があればすぐ人に伝えるし、伝

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自分が読みたい本を軽率に買うようになった理由

自分が読みたい本を軽率に買うようになった理由

最近、財布の紐がゆるい。
特に本だとがばがばである。子どもの本も自分の本もがんがん買っている。

そんな私だがかつては他の多くの「母」と同じように
自分のものを買うのに罪悪感があった。
本ももちろん同様で、絵本は変えても自分が読みたい本は図書館や中古で探すといった時期が数年続いた。

でも去年から。もっと正確に言えば去年の夏くらいから
タガが外れたように、自分の本を買うことができるようになった。

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おかあさんが完璧じゃないから

おかあさんが完璧じゃないから

子どもが不意に3人そろって公園に行ってしまったので
noteを書く時間ができた。
せっかくなので子どもを褒める記事を書こうと思う。

うちの子はみんな、正直普通だ。
(息子については知能は普通以下なわけだけどまあおいといて)
成績は中の中だし、運動もそこまでではない。通知表は全部「できる」。

でも、「どう育てたらそういう子どもになるの?」と羨ましがられることは
正直かなり多い。ママ友にも仕事の友

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「わたしの休み」が復活してきた

「わたしの休み」が復活してきた

子どもが生まれてからしばらくは、休みなんてなかった。
生産性のなさで言えば毎日休みみたいなもんだったが
労働環境という点でおけば母親という仕事はほとほとブラックだ。

子どもたちが幼稚園に入って「自分の時間」ができた。
母親という社会とのつながりのなさ、何も生み出していないという気持ちにとらわれていた私は、その「自分の時間」を「仕事の時間」にした。

フリーランスとして仕事をする時間は「お母さんお

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あなたは傘をさせるだろうか

あなたは傘をさせるだろうか

今日は朝から割と強い雨が降っていた。
もう残り5回をきった息子の幼稚園バスへの送迎。
傘を開いてあげよう、と思って手が止まる。

あと二十日もしたら、この子は自分で一人で傘を使わなきゃいけないんだ。

「ここの出っ張ったところを押しながら上にぐーっとあげてごらん」
息子は一生懸命に傘を広げた。一人でできた。
「しめるときはどうするの?」
「また出っ張りを押すんだよ。」
「ふうん。これかな?」
傘が

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スーパーマンじゃないおかあさんだから

スーパーマンじゃないおかあさんだから

持病を持つ息子を生んで、一足先に退院したとき実母にこう言われた。
「困ったらいつでも言ってね。できることは何でもするし、できないことは何もやらないから。」
ふつう「できることは何でもする」で止めとくんじゃない?とも思ったが
母なりの気遣いだということはわかっていた。

親子って不思議なもので、お互いにお互いが幸せじゃないと幸せじゃない。
私は困ったときに母が助けてくれたとしても、それが母の幸せを犠

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無意識下の統計としての「占い」に関する考察

無意識下の統計としての「占い」に関する考察

ここのところ、タロット占いにハマっている。
10人ほど占ったが割と当たる、らしい。
まあそうだろうな、と思う。

何故って私には昔から妙な予知能力があるのだ。

うわこいつスピかよ、って引き返そうとした人、待って待って。
こちとら科学を書くことを生業としているサイエンスライターです。
科学的に証明できない「予知」なんざ、私が誰より信じていない。

私の「予知」には多分、タネも仕掛けもあるのだ。

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本物の活字中毒ってやつを教えてやるよ

本物の活字中毒ってやつを教えてやるよ

最近、ちょいちょいXで「本読まないと文章力が育たない」とか否とかいう議論を見かける。
私の意見としては
「まあたくさん読めば、ちったぁ上がるんじゃないの」というところだ。
そもそも本(それも小説!)で勉強しようとするのがあんまり好きじゃないので、こんな斜に構えた感じになる。

文章をたくさん読んだだけ、文章力は上がるだろう。
私の文章力も多分、たくさん文章に触れて自然と上がったものだ。
ただ、それ

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