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お茶事情 「ミルクティー同盟」とタイのアイスティー
#MilkTeaAlliance (ミルクティ同盟) タイで起こっている民主化運動、新型コロナウイルスの感染拡大により、最近は大規模なモブ活動は控えられている様子ですが、イン…
悪魔?仙人? ―新ビジネスか異端信仰か―
2023年8月、タイ、バンコクのラチャダー通りとラプラオ通りの交差点に、突如巨大な像が設置され、マスメディアやSNSで物議をかもすという出来事がありました。
この交差点にあるホテル、ザ・バザール・ホテル・バンコク(The Bazaar Hotel Bangkok)が敷地内に設置した像で、一見ヒトのような姿ですが、人間のものではない羽と牙があり、全身が真っ黒で目と手足の爪は赤く、二本の牙は金色に塗
座敷わらし事情 脚光を浴びる"たまご少年伝説"
「サングラスに派手な衣装を着ているかと思えば、素っ裸だったり、一体なにもの?」
タイでは今、「アイ・カイไอ้ไข่」もしくは「ター・カイตาไข่」と呼ばれる少年像が注目されています。南部のナコーンシータンマラート県の寺院、ワット・チェディに宿る少年の姿の精霊?なのだとか。同寺院に祀られている木像は、お参りをすれば効果はてきめんで、元々は失せ物探しのご利益があるといわれていましたが、宝くじの高
供花、献花、花のあしらい事情―花の飾り方に正解はない?―
「そういえばタイでお花を供える時、向きはどうやって決めてたっけ?」
G7広島サミットの際、各国の首脳が平和記念公園を訪れ、日本の岸田首相と共に犠牲者慰霊碑に献花する姿が報道されました。7カ国首脳に終わらず、その後も韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領、インドのモディ首相はじめ招待国8カ国の首脳、そのパートナー、さらにはウクライナのゼレンスキー大統領と、献花セレモニーが続きました。
歴史的
お茶事情 「ミルクティー同盟」とタイのアイスティー
#MilkTeaAlliance (ミルクティ同盟)
タイで起こっている民主化運動、新型コロナウイルスの感染拡大により、最近は大規模なモブ活動は控えられている様子ですが、インターネット上での発信は続いています。香港、台湾をはじめとした、アジア各国で民主化を求めて活動をしている仲間たちと連帯を示す投稿がみられ、そのひとつが#MilkTeaAlliance (ミルクティー同盟)というハッシュタグで
タイの時間感覚と日本の時間感覚
「新年に向けてのカウントダウンはみんなで数えますよ、では30秒前になったら、…あれ?あ、外、花火上がりましたね。12時すぎたのかな?あ、じゃあ、もういいやハッピー・ニュー・イヤー!!」
タイではじめて大晦日を過ごした年、大学の友人たちに誘われて年越しパーティに参加しました。今から10年以上前のことです。現在では出先で時刻を確かめるのに使うのはスマートフォンが一般的ですが、当時の携帯電話は現在の
食材の多様性事情 ゲテモノからSDGsへ
「でたー」
緊急事態宣言期間中、チェンマイ在住の友人とオンラインチャットをしていた際、相手の後ろのほうから小さな悲鳴が聞こえました。彼女には、小学生のお子さんがいて、その日も休校中で”ステイホーム”していました。先程まで映り込んでいた姿が見えなくなったな、と思っていると、声をあげながら母親のもとにかけ戻ってきました。
なにがでたのか?幽霊か?ゴキブリか?
席を外した友人は、戻ってくると、「サ
若者の底力事情:タイの学生たちの潜在力
若者たちによる民主化運動が勢いを増しています。COVID-19の感染拡大防止への積極的な取り組みに続き、
「厳格な年功序列社会で年長者を重んじる」、
「団体行動が苦手で個人が尊重される」、
「サヌック、サバ-イ精神で忍耐強さよりも楽しいこと、快適なことが好まれる」
といった、これまでのタイ社会のステレオタイプイメージを塗り替えるような
「反骨精神」、
「団結力」、
「忍耐強さ」
が示されています