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日曜のコーヒーの淹れ方と平日に美味しいコーヒーを飲まない理由
高校生の時からコーヒーを飲んでいて、気づけばコーヒーが生活の一部になっていたけれど、正直かなり適当に淹れていた。そんななか、先日コーヒー講座を受ける機会があった。テイスティングや豆の種類に関する講義、そして「美味しい淹れ方」を学んだら、休日のコーヒーが特別なものになった。
講座で学んだことの1つに、「コーヒーの味の70%は豆の品質で決まり、残りは焙煎と淹れ方で美味しさが変わる」という。料理と同じ
チャイと年越しと無職一家の謎
2023年の大晦日、ネパール南部のルンビニから深夜バスで移動した私は早朝のカトマンズのバスターミナルにいた。知り合いの親戚の家でホームステイをするため、カトマンズ郊外の町・ムルパニへ向かった。
カトマンズ中心地でにぎやかに年越しも考えたけど、やっぱり年末は家族で過ごしたい……もともとネパールの新年は4月だと聞いていたけど、何かしら年末年始っぽいことはするだろうと思っていた。
チャイを飲んでたら
ネパールの農村で命に向き合う
初っ端から高熱を出し、ようやく元気になったネパール5日目。目的だったRajpur(ラジプール)村の訪問が実現した。目的は、知り合いのNPO・ASHAの活動を見学させてもらうこと。ASHAは日本のNPO法人で、2015年のネパール地震をきっかけに現地で医療アクセスに関わる事業を展開している(詳細はこちら)
日本から来日していたNPOのメンバーはすでに帰国していたため、ネパール人スタッフのビッキーに
ネパール・ブッダ生誕地に住む子どもたち
ネパール6日目はインド国境に近い町・ルンビニへ移動した。ここにはブッダが生まれた聖地があったので「世界遺産だし行っておこう」という、かなり軽ーい気持ちで訪問を決めた。
観光地に住む物乞いの少女ルンビニには国連など世界的な機関によって整備された聖地公園があり、公園の全体設計は丹下健三によってなされた。公園には「ドイツ寺」「韓国寺」など世界各国の国名がつけられたたくさんの寺が点在していた。
「参詣
ネーパルの田舎で100km逆走と40度の発熱
カトマンズに到着した私は、翌日にインドの国境近くにある街、ネパールガンジへ移動した。そこから100kmほど離れた村で医療活動を行う知人のNPOを訪問することが目的で、村には3日ほど滞在する予定だった。
カトマンズ→ネパールガンジ便は、朝イチだったため機内がキンキンに冷えてめちゃくちゃ寒い。でも窓に映る雪を被ったヒマラヤ山脈を見てテンションがあがり、しばし寒さも忘れることができた。だんだんと景色は
4年ぶりの海外はネパールだったー旅のはじまり
コロナ前はアジアや中南米を旅していたが、コロナ禍でしばらく海外とは縁遠い生活をしていた。日本でぬくぬく過ごすなか、あるとき「このままだとまずい」という妙な焦りを覚え、すぐさま旅を計画しはじめた。
行き先はネパール。コロナ禍でハマったスパイスカレーの本場かつ、混沌としていて山に近い国……で即決だった。じっくり周りたかったから、2023年12月23日から翌年1月19日までの約1ヶ月ほど有給を使った。
秋田・田沢湖でグアテマラを思い出す
なぜ田沢湖に行きたくなったのか覚えてないけれど、なんとなく素敵な名前だったから、晩秋のある日に一泊した。
田沢湖駅に到着したのは夜7時。民宿のおかあさんが迎えに来てくれた。
おかあさんは腰がぐいっと曲がっている。何十年も働いてきた証拠だろう。80歳近くの彼女は田沢湖の生まれで自分のことを「オラ」という。
民宿の戸二重戸を開くと、石油ストーブのにおいが漂ってくる。どこかのお土産らしき置物が並ぶ玄
今帰仁グスクと古宇利島で感じる沖縄の昔と今(沖縄旅vol.4)
那覇からバスに揺られること約2時間。到着したのは、那覇よりずっとのんびりしている沖縄第二の都市、名護だ。ここに来た目的は、今帰仁城址(グスク)へ行くこと。元々、遺跡にはそこまで興味がなかったけれど、写真で見たグスクに「こんなものが日本にあるのか」と驚き、ぜひ訪問したいと思ったのだ。
琉球の人々も山を眺めていたはずグスクには日陰がないと思っていたから、早くに出発して開園直後には到着した。バス停から