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読書メモ

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読んで気になった点、感想を書いていきます!
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読んだ本、3冊

読んだ本、3冊

今日も熱でお休み中です。体調が戻ってから書こうと思ったものの、溜まりにたまると忘れてしまうので書きます。

思考の穴

前にもチラッと書いた本。分厚い本なのに内容がスラスラ入ってくる、と思っている。こうやって書いてみるとよく覚えていない。繰り返し読んだり・見たりするとわかった気になるのを流暢性効果と言うらしい。BTSのダンスを数秒だけ見せて踊れるか?を実験したところ、見せた回数が多いほど踊れる気に

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読書日記『ヒトの幸福とはなにか』

読書日記『ヒトの幸福とはなにか』

珍しくちまちまと1日にひとまとまりずつ読んだ。エッセイのような本はこういう読み方がいいのではないか?と思ったりした。毎日、手帳やnoteを書くような気分で読んだが、スケジュールのカウントダウンのようにも感じた。「計画を立ててその通りに実行する」。これを無理のない範囲で行う。それの練習をするつもりでも読んだ。

2/10
風景
熱くなることに抵抗感がある。戦争をし、負けたという経験があるから。多くの

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こんな青春に憧れはある

こんな青春に憧れはある

『チーム・オルタナティブの冒険』を読みました。

表紙を見て面白そうだったからです。

また、オルタナティブという言葉から「その場限りの」「仮の」「居合わせた」というような意味を連想させ、こんなストーリーを思い浮かべた。

けれども、読むとどうやら違うようだ。

科学者っぽいのは国語の先生で、サラリーマンは科学者の助手?、OLと少年は高校生だった。

正直、読んでいて2章に入るまではつまらないと思

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世界を知る フランス

世界を知る フランス

『池上彰の世界の見方 フランス』を読みました。

以前に、同じシリーズの東欧・旧ソ連編を読みました。

私、このシリーズ好きかもしれません。

スポットに当たっている国と周辺国との話題が多く、これらが歴史にヒモづいて書かれているからです。

私のクセというか、大切にしていることに「なぜこの出来事は起こったんだ?」と考えながら読むようにしています。理解するためには重要だと考えているからです。大抵答え

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『共感という病』を読みました

『共感という病』を読みました

以前に読んだ『同調圧力 デモクラシーの社会心理学』を図書館のネット検索で探した時に偶然発見しました。

視覚的な情報をいっさい入れずに字面だけで「あ、読んでみたい」と選んだ本です。

私の想像では、思春期に抱える他人と共感できずに仲間外れにされる人たちを取り巻く環境を研究結果などを引用しながら書かれている本だろうと思っていました。

しかし、全くの見当外れでした。著者の永井陽右さんの簡単な紹介とし

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タテとヨコの想像力

タテとヨコの想像力

久しぶりに池上さんの本を読んだ。

具体例に富んだ本だった。具体例にとらわれ過ぎて、本命の話題が何だったのか読んでいて分からなくなった。

これまで池上さんの本を何冊か読んできたが、いつもと違う雰囲気を感じた。原因は分からないが、個人的に具体例の多さが同じような系列の海外の本にありがちだからと思ったからだろうか。

だが、聞いたことがある話はたくさんあった。これらの話を抽象的な視点に持っていくとタ

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ベスト本 2023

ベスト本 2023

今年もサクッと振り返ろうと思います。

去年は22冊でした。

今年はどうだろうか?タイトルには答えが入っていると思われますが、執筆している現時点では不明です。

今年は7月から月毎に何冊読んだのかをカウントするのを止めました。1ヶ月経つことに「今月は少なかったな、来月はもっと読もう!」という、プレッシャーを感じながら読むのは違うなと思ったからです。数を読むことも大切ですが、内容にフォーカスするた

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『「エビデンス」の落とし穴』を読みました

『「エビデンス」の落とし穴』を読みました

2年くらい前に買って、積読になっていた本です。

この本とは関係ありませんが、積読本も読み始めてしまえば意外と最後まで読めてしまうもんです。
(内容理解をしているかは別ですが)

買った当時のことを振り返れば、「論文が出てるからって絶対的な真実とは限らない」というようなことを研究室で知り、それに付随した情報が得られるだろうと思って買ったものです(おそらく)。

今もそう思っているので、正直な所「こ

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読んだ本4冊

読んだ本4冊

重い腰を上げて書きます。

今回は4冊です。

書評家人生

鹿島茂さんの本です。何となく名前を聞いたことがありそう?と思いながら手に取りました。表紙の背景を見ると、『多様性の時代を生きるための哲学』という見知った本を発見しました。そうか、この本で知った人だったのかと。

この本は600ページくらいあって分厚い本ですが、雑誌のように本を読むというマインドを持ってから割りと気軽に手を出せるようになり

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読んだ本2冊

読んだ本2冊

さらっと書くつもりです。

データで読み解く世代論

世代ごとの違いについて知りたいと思ってパラパラっと読みました。

世代と聞くと、この頃は「Z世代」という言葉ばかり耳にします。昨年に『Z世代』という本を読みましたが、全く内容を覚えていません。

過去の記事を調べてみると、記事を書いてなかったのでやっぱり記憶に残らないんだな~と感心しています。

この本を読んで、世代の順番について理解できたよう

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『アイヒマンと日本人』を読みました

『アイヒマンと日本人』を読みました

タイトルを見て、「こんな本を待っていた!」と感じた本です。

しかし、「はじめに」を読むと本書のほとんど(約8割(180/220ページ数))がアイヒマンの生涯に当てられた本でした。

アイヒマンと日本人のつながりについて深く書かれていることをタイトルから期待しましたがそうではありませんでした。著者としては、アイヒマンの生涯から日本人どの共通点を探して欲しいという意図があるのかもしれません。

一応

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読んだ本2冊 2023/11/23

読んだ本2冊 2023/11/23

在野研究ビギナーズ

新聞で見たのがきっかけで読みました。個人的にかなり気に入りました。

研究と聞くと堅苦しいイメージがありますし、すごく遠い存在のようなイメージです。確かに論文を出すというのはとてつもないことです(やったことはありませんが、研究室の先生は常々言っています)。

研究とまで行かなくても、自分で何かを始めたいと思っている人にいい本だと思いました。というのも、本書で書かれている在野研

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『人生を狂わす名著50』を読みました。 #2

『人生を狂わす名著50』を読みました。 #2

前回まではこちら

↑では自分の書評本に対する立ち位置、この本との出会いについて書きました。

今回はその続きです。話としては、紹介されている本の中で読んだことのある本が1冊しか無かった。けれども、紹介した本を読んだ後に読んで欲しい本の中から知っている本・読んだことのある本を探すという所まで書きました。



その結果、知っている本が2冊、読んだことある本が1冊、知らないけど読んでみたい本が1冊

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『人生を狂わす名著50』を読みました。 #1

『人生を狂わす名著50』を読みました。 #1

読んだといっても、流し読みに近いです。

これまで書評本はそれなりに読んだことがありますが、どれも流し読みに近いです。

記憶にある書評本だと、『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』『天才読書』『読書大全』の3冊です。

初めに挙げた1冊を除いて、ビジネス・古典が多く挙げられていた印象です。『読書大全』はまさにそうですが、『天才読書』はXのイーロン・マスク、Amazonのジェフ・ベゾス、Micr

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