さとる
私の連載小説、「一瞬を切りとる」をまとめています。 カメラを学んでいる大学生の栞生と、その親友の礼央を中心とした、大学生の人間関係をメインに書きました。恋愛もテーマの1つです。
私の小説、エクステリアの園をまとめています。 若き日に出会った老夫婦と、園芸を絡めたお話になっています。 ジャンルとしては、恋愛に分類されると思います。 若い人も出てきます。
私の連載小説、「イチブとゼンブ」をまとめています。 剣道部の高校生の友情や成長を描いた青春小説です。
自己紹介&記事紹介は過去にも行なっています。 しかし、前回の自己紹介&記事紹介が4ヶ月前ということで、今回再び行なってみようと思います。 自己紹介についてはあまり…
ビルの手前にある木々が、明るい緑の葉を風に揺らめかせている。 オレンジがトレードマークのJR中央線に乗って、栞生は通っている大学に登校するところだった。 最寄駅に…
←1話目に戻る 何が気に触るんだろう。 俺は、疑問の渦に呑まれながら、勇気を出して聞いてみた。 「何が、気に触るんだよ」 「お前の、必死に頑張ってるところ」 頑…
←1話目に戻る 勉強漬けの冬休みが終わった。俺には最近気になることがあった。 「よぉー」 学校の廊下ですれ違った本城謙介に声をかけるが、向こうは無視である。 ま…
←1話目に戻る 夏休みが終わり、長袖で登校してくる生徒も増えて来た。 授業が始まる前、なんとなく、ぐるりと周囲の様子を探ってみる。 懸命にノートに何かを書いてい…
「はい、では今日の授業を終わります」 先生がチョークを置くと同時に、学校のチャイムが鳴り響く。 ジーッと黒板を見つめながら、身じろぎできない自分に気がついた。 …
この記事では、2022年 9月1日にオープンした神奈川県立図書館 新本館をご紹介します。 神奈川県立図書館の新本館は、約1年半前にオープンしたばかりということもあってか…
この記事では、80冊のビジネス書を読んだ私の"読書法"を紹介したいと思います。 ・薄っぺらな理解から入る 本を読む理由は人それぞれだと思います。 ですが、ここでは、…
この記事では、家計簿を2年6ヶ月続けた私の見つけた、家計簿をつけるメリット3選を紹介したいと思います。 ・節約志向が身につく 家計簿をつけるとなると、何かを購入す…
最近では、投資の需要が高まっており、「NISAを始めてみたい」「投資に興味がある!」という方も増えているのではないでしょうか。 この記事では、私が、投資を勉強して、…
今回は、"読書を習慣化させる8つの方法"というタイトルで記事を書かせて頂こうと思います。 先に申し上げておきますと、1〜3の方法については無料で、4〜8の方法について…
←1話目へ戻る 早川勤が亡くなった。65歳。まだ寿命というには早過ぎる年齢だった。 彼の友人である磯山進は葬儀に出席した後、ひどく荒れた様子だった。 原因は彼自身…
←1話目へ戻る 早川勤は無事病院を退院した後、一層庭作りに精を出した。 構想を練り、基本計画を立て、プロの手を借りて設計を行った。 中でも、簡易型の滝を作ること…
←1話目へ戻る ハヤカワアキラは仕事終わりの夜の時間帯を、夜景を見下ろせる自分の部屋で過ごしていた。 ふと、スマホのけたたましい呼び出し音が鳴った。 画面を見る…
←1話目へ戻る 女子高生のマツオカチスズは、近所の市立図書館で椅子に座りながら、今日見つけたばかりの純文学を読んでいた。 自分の場所から見える位置に、熱心に本を…
2023年6月18日 21:57
自己紹介&記事紹介は過去にも行なっています。しかし、前回の自己紹介&記事紹介が4ヶ月前ということで、今回再び行なってみようと思います。自己紹介についてはあまり変化がありませんが、記事紹介については色々と変更があるので、ぜひ見ていってください。①自己紹介・経歴法政大学→国家公務員→フリーター・資格MOS Excel 2016、簿記3級、簿記2級、TOEIC 600点・趣味
2024年5月21日 18:31
ビルの手前にある木々が、明るい緑の葉を風に揺らめかせている。オレンジがトレードマークのJR中央線に乗って、栞生は通っている大学に登校するところだった。最寄駅に着くと、異様に狭いホームに足を踏み出す。この駅で降りる度に、なぜここのホームは、通常のホームの2分の1程度の幅しかないのだろうと疑問に思っていた。周りを見渡すと、黒いスーツに身を纏った人々の、黒い頭が見える。栞生は、人混み
2024年4月23日 07:45
←1話目に戻る何が気に触るんだろう。俺は、疑問の渦に呑まれながら、勇気を出して聞いてみた。「何が、気に触るんだよ」「お前の、必死に頑張ってるところ」頑張ってるところ?俺は混乱した。今までに、頑張ってることを蔑まれたり、攻撃された思い出はない。友人からとなると、尚更だ。「なんだよ…。いいだろ、別に。ほっとけよ」俺の口から出たその言葉を聞いた謙介は、途端に悲しそうな顔に
2024年4月21日 07:41
←1話目に戻る勉強漬けの冬休みが終わった。俺には最近気になることがあった。「よぉー」学校の廊下ですれ違った本城謙介に声をかけるが、向こうは無視である。まっすぐ前を向いたまま、視線を合わせようともしない。謙介は、同じ3-Aの同級生で、剣道部に所属している俺の友人だ。ストイックだが、彼の考え方とか話が面白くて、よく一緒に居たのだが、最近全く話さなくなった。スタスタと歩いてい
2024年4月20日 07:40
←1話目に戻る夏休みが終わり、長袖で登校してくる生徒も増えて来た。授業が始まる前、なんとなく、ぐるりと周囲の様子を探ってみる。懸命にノートに何かを書いている女子、一対一で単語帳から問題を出し合っている男子生徒。その一方で、スマホゲームに夢中な3人組もいるし、寝ている女子生徒もいる。このクラスも、大分雰囲気変わったなぁ…そんなことを思っているうちに、授業開始のチャイムが鳴った
2024年4月19日 16:57
「はい、では今日の授業を終わります」先生がチョークを置くと同時に、学校のチャイムが鳴り響く。ジーッと黒板を見つめながら、身じろぎできない自分に気がついた。あーあ、やっべーな。3-Aと書かれた表札のあるクラスの真ん中らへんで、鞄に教科書を詰め込みながら考え事をしていると、同級生の中条亜由美が話しかけてきた。「ゆーくんは、どこの高校受けるのー?」カールのかかった髪をふわっとさせ
2024年4月14日 15:15
この記事では、2022年 9月1日にオープンした神奈川県立図書館 新本館をご紹介します。神奈川県立図書館の新本館は、約1年半前にオープンしたばかりということもあってかなり綺麗です。読書が好きな人なら1度は訪れたいポイントがいくつかあります。① 静寂読書室まず、「静寂読書室」という部屋があります。ここは、他の作業スペースなどと隔離されており、静かな環境で本を読むことができます。
2024年4月7日 18:55
この記事では、80冊のビジネス書を読んだ私の"読書法"を紹介したいと思います。・薄っぺらな理解から入る本を読む理由は人それぞれだと思います。ですが、ここでは、"必要な知識をインプットすること"を目的だとします。必要な知識を手に入れようと思うと、当然ですが、知らない内容ばかりが目に入ってくることになります。それなので、まずは深く理解しようとしないで下さい。「へー」とか「ほー」
2024年4月6日 14:20
この記事では、家計簿を2年6ヶ月続けた私の見つけた、家計簿をつけるメリット3選を紹介したいと思います。・節約志向が身につく家計簿をつけるとなると、何かを購入するたびに、記録を取る必要が出てきます。この、1回1回記録を取るという行動によって、自分が何かを購入しているという自覚を得ることができます。例えば、今までなんとなく買っていたチューイングガムも、「チューイングガム 120円」のよ
2024年4月4日 18:29
最近では、投資の需要が高まっており、「NISAを始めてみたい」「投資に興味がある!」という方も増えているのではないでしょうか。この記事では、私が、投資を勉強して、分かった5つのことを紹介しようと思います。・NISAは超簡単まず、NISAのやり方ですが、その方法は超簡単です。SBI銀行で証券口座を開き、NISAの枠内で欲しい銘柄を選ぶだけです。詳しいやり方はネットで調べれば出てく
2023年10月14日 19:13
今回は、"読書を習慣化させる8つの方法"というタイトルで記事を書かせて頂こうと思います。先に申し上げておきますと、1〜3の方法については無料で、4〜8の方法については有料で公開という形にさせて頂きます。1.カフェを活用する。「読書を習慣化したいけど、家にいるとついダラけてしまう…」「人の目が無いと集中できない…」そんな方は、家を飛び出し、カフェで読書をしてみましょう。カフェ
2023年7月18日 16:14
私の書いた小説を読んでくださった方々、本当にありがとうございました。今後は、ある程度の経験値を積んだ時点で、筋トレ・瞑想・読書に関する記事を書いたり、引き続き小説を書いていこうと思っています。小説はマイブーム的なところがあるのですが、書く技術の上達を目指せたらなと思っています。
2023年7月16日 13:55
←1話目へ戻る早川勤が亡くなった。65歳。まだ寿命というには早過ぎる年齢だった。彼の友人である磯山進は葬儀に出席した後、ひどく荒れた様子だった。原因は彼自身の内側にあった。友人の死に際して、「ざあまぁみろ」と思ってしまったからだった。理由は、恐らくはっきりしている。磯山進は高校時代、沢北秋が好きだった。本当に初々しい気持ちで、彼女のことを愛していた。しかし、友人である早川勤に彼
2023年7月15日 13:47
←1話目へ戻る早川勤は無事病院を退院した後、一層庭作りに精を出した。構想を練り、基本計画を立て、プロの手を借りて設計を行った。中でも、簡易型の滝を作ることにはこだわった。きちんと水道を引き、水が流れていくように排水工事も行った。どんどんと華やかになっていく庭を見て、早川秋は感嘆の声を漏らした。「すごいわ。本当にすごい。庭の緑がこんなに映え映えしているなんて」庭が見える和室に
2023年7月14日 18:00
←1話目へ戻るハヤカワアキラは仕事終わりの夜の時間帯を、夜景を見下ろせる自分の部屋で過ごしていた。ふと、スマホのけたたましい呼び出し音が鳴った。画面を見ると「早川秋」と書かれている。早川明は眉をひそめ、一体何の用だと訝る。「もしもし」「明?お父さんが大変なの。今日、庭で突然倒れて。近々様子を見に帰って来られない?」早川明は早川勤、早川秋の息子だった。とはいえ、22歳で大
2023年7月13日 14:12
←1話目へ戻る女子高生のマツオカチスズは、近所の市立図書館で椅子に座りながら、今日見つけたばかりの純文学を読んでいた。自分の場所から見える位置に、熱心に本を探しているおじさんがいる。松岡千鈴はそう思い、ふと、そのおじさんの手元に目をやった。「日本の庭園について」そんなタイトルの本ばかりが、5冊ほど重ねられていた。造園に興味があるのかな。そう思い、更に興味をそそられ、おじさんをなんと