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ライフスタイル(1巻)

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マガジンは100noteまでなのでしょうか。新たなエントリーをここに追加できなくなったので、2巻を作りました。
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東京美術館巡り(2)アルチンボルド展@国立西洋美術館

東京美術館巡り(2)アルチンボルド展@国立西洋美術館

娘と一緒に東京に遊びに行った折に数時間別行動を取り、私1人で世界文化遺産・国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルド展」と常設展を観てきました。

何の予備知識もなく行ったものですから画家の名前も生きた時代も知らず、全く期待はしていませんでした。

ところが、実際に観たら私にとっては予想をはるかに裏切る素晴らしさで、時間を忘れるほど見入ってしまいました。

作品が描かれた16世紀は、サイエンスが脚光

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壁越しに「御臨終」に立ち会ったあの日の話

壁越しに「御臨終」に立ち会ったあの日の話

前回の続きです。

徹夜明けで疲れているのでどこまで書けるかわかりませんがとにかく思い出すままに書きます。

下の子の出産は予定帝王切開で行われました。ゆえに出産前日を含めた入院4日目までは個室で過ごしたわけです。

総合病院の産婦人科病棟個室には、ガンなどの病気で入院している方が数多くいます。私が入った個室の隣もおそらくそのような方だったと記憶しています。

入院当日、検査などのために廊下を何度

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ちょっと怪しげな方向に行きそうで自分でも怖いけど…私が感じているいろいろな『におい』の話

ちょっと怪しげな方向に行きそうで自分でも怖いけど…私が感じているいろいろな『におい』の話

最初に。

今日のエントリーは、かなり読む人にわかりづらい内容になる事が予想されるので、途中で分からなくなった人は離脱推奨でよろしくお願いします。(実は自分でも今回のテーマをどうまとめていいのか思いあぐねている状態です)

1.物心ついたころから「におい」に敏感だった

物心ついた頃から「におい」というものに敏感で、人が気にならない匂いが気になってしょうがなかった。特に悪臭と呼ばれる類の匂いには神

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虫の知らせ

虫の知らせ

20代のころまではそれほど勘がよかったわけでもなく、いわゆる不思議な体験など全く縁のなかった私ですが、ある日を境にやけに勘が鋭くなり、「虫の知らせ」のようなものを察知しやすくなりました。

特に悪いことに関しては、何か起こる直前になるとふうっとこれから起こる出来事が脳裏によぎります。その直後にその出来事が起こってしまうのです。

例えば交通事故。過去3回交通事故を起こしていますが、毎回「虫の知らせ

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「私の『普通』はあなたの『非常識』」その逆もしかり

「私の『普通』はあなたの『非常識』」その逆もしかり

年配の人の多くは「結婚して子どもがいるのが当たり前、孫もいるのが普通でしょ?」と思うらしい。

また、「女性は夫に従い家庭を守るのが普通。仕事を持っていてもそれは同じ」という信念に近い気持ちを持っている人も多い。

だから40~50代になっても未婚の人を露骨に軽蔑するし、子どもがいない人には障害があるのではないか?なんて心無い言葉を平気で言う人はざらにいる。今問題となっているワンオペ育児だって、そ

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備忘録:いつのまにか1年の半分が過ぎていた

備忘録:いつのまにか1年の半分が過ぎていた

表題の通り、早くも2017年も半分終わってしまった。

年々時間の経過が速くなるような気がするが、まあそれはおいといて、今日はこの半年に起こった出来事とか反省点などを総括する超個人的なエントリーにしたい。で、そのほとんどが仕事の話で恐縮だが、本当に目まぐるしく事態が変わったので、それを抜きにして今年前半は語れない。

1月 なぜか地元の神社に現れた市長とともに年を越した正月が明け、WELQ

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今なぜか「占いで言われた通り」の道を歩いている自分に驚いている

今なぜか「占いで言われた通り」の道を歩いている自分に驚いている

実は、過去に3回有名なプロの占い師に手相を観てもらったことがある。

20代のころ、「新宿の母」に手相を観てもらった。その時彼女に言われたのが「専業主婦ではだめ、結婚しても仕事を持ちなさい。あなたは家庭に納まるタイプではない」という言葉だった。

30代のころ、今度は香港の黄太仙で日本語を話す占い師に現在は専業主婦だと告げたら「あなたは仕事と主婦を両立できる人。仕事をした方がいい」と言われ

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「更年期こそいやなことはせず、やりたいことだけやりましょう」と医者は言った

「更年期こそいやなことはせず、やりたいことだけやりましょう」と医者は言った

自分が更年期障害だと気づいたのは、子育てが終了してただでさえ空の巣症候群気味となっていたある日、夫と些細ないさかいを起こした後に突然情緒がひどく不安定になったのがきっかけだった。

何年も夫婦をやっていれば、基本的な価値観が合っていても育った環境が違うことで生じる僅かな違いから互いに相方への不満が生まれる事は多い。夫婦とてもとは赤の他人だからそれは当たり前のことだ。だからどんなに不満があろうが苦し

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バブルはそんなに良い時代ではなかったよ?と声を大にして言いたい

バブルはそんなに良い時代ではなかったよ?と声を大にして言いたい

私はバブル世代と呼ばれる年代だ。

肩パッドがこれでもかと入ったボディコンスタイルは日常的に着ていたし、もともと眉が太くてメイクもばっちりだった。ダンスが苦手なのでジュリアナ東京みたいな踊る場所にはいかなかったけどホイチョイ映画に感化されて毎週のようにスキーに行っていたものだ。

恐らく、当時のイケイケな私は今の私からは誰も想像できないだろう。実際子どもたちも、私が前髪をとさか…もとい、ポンパドー

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「運動嫌い」ではなくて「食わず嫌い」だったのかもしれない

「運動嫌い」ではなくて「食わず嫌い」だったのかもしれない

なにを隠そう、私は運動というものが大嫌いだ。

走るのだけはそこそこ速かったので恥ずかしい思いをしたことはないが、球技やダンス系に関しては全くセンスなし、周囲に「本当に苦手なんだね」と同情されるほどひどい。

だから近年趣味として始めたウォーキング&ネイチャーフォト以外には運動らしい運動をしたことはない。

ところが、最近ちょっと重いカメラ機材を持ってのウォーキング中にある異変に気づいた。長く歩い

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「子どもでいたい」と思ったことはただの一度もなかった小学生の頃

「子どもでいたい」と思ったことはただの一度もなかった小学生の頃

小学校入学の頃、父親の仕事の都合で東京から今の地に引っ越した。

東京でもハイソで有名な山の手から、ちびまる子ちゃんでおなじみの田舎の港町とのギャップはすごくて、幼い私はもはや異文化間のカルチャーショック並みの衝撃を受けた。

入学早々ただ普通に話しただけでも「なにそのしゃべり方?東京から来たからって気取ってんなよ」と言われ、かなり壮絶ないじめを受けた。教師まで「なにすましてるの?かわいくない」な

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一芸に秀でていない凡人こそ「多動力」で勝負するしかないと思う

一芸に秀でていない凡人こそ「多動力」で勝負するしかないと思う

noteとTwitterでフォローしている人が堀江貴文さんの「多動力」を紹介していたので、ちょっと興味を持って本を買ってきた。

まださわりしか読んではいないが、率直な口調で、従来が日本人が信じてきた精神論や美徳を真正面から否定している点が中々斬新だ。さすが常に時代の先を見据える堀江さんらしい考え方だと唸りながら読んでいる。

私自身はどちらかといえば堀江さんとは真逆の考えを持ちながら生きてきた化

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東京美術館巡り

東京美術館巡り

東京都美術館で公開している、ブリューゲルの「バベルの塔」を鑑賞するだけのために、ひとりで東京に行って来ました。その後時間があったので、話題となっていた国立新美術館で開催中の草間彌生展にも足を運びました。

なんというか、全く別の意味で圧倒されました。また、作品を作った人の人生とか生き様が、くっきりと浮き彫りになって心にぐいぐいと入ってくるのです。

特に草間彌生さんの作品のエネルギーは特殊で、観て

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それは「妬み」だ。自分を蔑ろにするな

それは「妬み」だ。自分を蔑ろにするな

筋金入りのいじめられっ子である経験から以前から薄々わかってはいたが、フリーという立場で仕事を始めてから特に思うことがある。いじめとか、バッシングの原因には「妬み」という感情が渦巻いていることが多いということだ。あるいは自分が幸せではないから誰かを叩かないと自分を保てない弱い人であるかのどちらかだ。

妬みの場合はいわゆる「隣の芝は青く見える」ってやつで、実情はそんなによいものでもないのだけど、そう

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