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諸悪と悲劇の根源=「奪う文化」と「負の連鎖」に立ち向かう

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人が奪う理由は、飢餓や喪失感に根差す本能のため。そして奪われた者は、恨みの矛先を奪った者、または他者に向ける。その繰り返しが、恩(pay)ではなく苦(pain)を送る(forwa… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

白饅頭日誌:1月7日「それ以上いけない教皇」

白饅頭日誌:1月7日「それ以上いけない教皇」

 突如として、西方から暗黒のエネルギーが放たれた。

 急ぎ発信源をたどってみると、そこはヴァチカンであった。

最近の母親の発言から(2022年#1):汚い精子

最近の母親の発言から(2022年#1):汚い精子

ハラスメントにまつわる話:あなたにそこまでの魅力はない!以前のnoteで私の母親が職場で受けていたハラスメントは少し触れたことがある。

そんなわけでハラスメントに関しては一家言ある母が先日も新作を披露した。

これ↓といい、全くブレが無い。

そして女性解放論という名の、女権拡張の結末は矛盾に満ちたものになりそうだ。

それは、あたかも男女雇用機会均等法施行以前の時代のように、女性だからという理

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考える事から逃げるな

子供が言うことを聞かない。

だから言葉が強くなる。声を荒げる。脅す。暴力を振るう。

ここまで行くのはさすがにないにしても、言葉が強くなる.声を荒げる、辺りまでは経験のある親も多いかも知れません。

ではここで言う「暴力」とはどんなものか?

殴る.蹴るはもってのほか、髪を引っ張る.腕を引っ張る.服を引っ張る.頭を叩く.体を押す.抑え込む.全部が暴力になります。

大人が子供に対して身体的優位を

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日本って民主主義じゃないの? → 反対多数となっても、それで招致を断念するわけではないという。 ~ 一言切り抜きfrom日経#238

日本って民主主義じゃないの? → 反対多数となっても、それで招致を断念するわけではないという。 ~ 一言切り抜きfrom日経#238

日本が民主主義の国じゃなくなってる。 
そこに日経の記事が切り込んでた。
ほんと、驚くべき記事だ。

2022年1月5日朝刊。
「スポーツの力」のコラム、札幌五輪についての記事より
一言切り抜き。

この前の部分を少し引用する。

要は、札幌で、ワークショップやシンポジウムをやるが、
反対多数になっても、辞めないらしい。

誰が辞めないつもりなのか?
これを裏で糸を引いてるのは誰だ?

これ、ほん

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無意識の偏見・思い込み(アンコンシャス・バイアス)について調べてみた!

無意識の偏見・思い込み(アンコンシャス・バイアス)について調べてみた!

みなさん、こんばんは!ひがちです♪

さて今回は心理学をテーマに「アンコンシャス・バイアス」について執筆したのでご紹介させて頂きます😌✨

アンコンシャス・バイアスとは?

突然ですが、皆さんの周りには「思い込み」が激しい人っていませんか?

例えば、

という風に偏った思い込みは誰にでもあると思います…💦

しかし、自分が思い込んでいる「常識」が全て正しいとは限りませんよね🙃

アンコンシ

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自尊心や自己肯定感と開業率

自尊心や自己肯定感と開業率

枕にかえて 日本は開業率が低い。2020年に中小企業庁が出した中小企業白書内の数値では(厚生労働省の「雇用保険事業年報」を用いて算出されるものだが)1988年をピークにして2018年度は4.4%である。新規事業者は全企業中で5%にも満たないのだ。

 上の括弧内でも触れている通り、雇用関係の成立や消滅を開廃業と定義づけているため、雇用者が存在しない単独事業者などは開業の実態を把握できていない。しか

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ワーママへの歪んだやさしさ

ワーママへの歪んだやさしさ

ワーママへの優しさって何だろう。このモヤモヤを抱えたのは、3年以上前の独身の頃です。

発端は、ワーママへの自己研鑽の資格取得の免除です。当時の職場の部署では、成績一覧表のように資格一覧表があり、部内のだれがどの資格を取得しているか一目でわかるように見える化されていました。「年間、一人一つは資格取得に挑戦すること」と目標を立てられ、プレッシャーを感じていました。

しかし、ある日、上司は全体の場で

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キャンセルカルチャー問題を道徳論で片付けてはいけない

キャンセルカルチャー問題を道徳論で片付けてはいけない

ここ最近、主に人文科学系研究者やジャーナリストを呼びかけ人としたオープンレターの話題がTwitterで盛り上がっている。呉座勇一氏の停職、後任にまで発展したキャンセルカルチャー問題である。

私もこの問題に関心を持っていたところ、TEDの最近のテーマが「キャンセル・キャンセルカルチャー」であるという話を聞き、早速Youtubeで動画を視聴してみた。

プレゼンをしているのは俳優・演出家のベティ・ハ

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お笑いが好きだけど、誰かを傷つけるお笑いは嫌だ。でも自分がおもしろいと笑うものが誰かを傷つけるお笑いかもしれない。

「おもろい以外いらんねん」 大前粟生 読書感想文

「誰かを傷つけるお笑いへの違和感を小説に」というネット記事を読んで、この本を買おうと思った。ちなみにこのネット記事もぜひ読んでほしいです!ネット記事→https://book.asahi.com/article/14162382

私はお笑いが大好きだ。劇場へ何度も行ったことがあるし、新喜劇も漫才もコントも大好きだ。
けど、ここ数年で容姿いじりや

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「そうはいっても我慢は大事でしょう」……という意見について考えてみたよ

「そうはいっても我慢は大事でしょう」……という意見について考えてみたよ

先日、この記事を書いたのです。そしたら、

「そうはいっても我慢は大事でしょ? 教室を立ち歩いていたり、歌を歌っていたりする人がいたら、みんなの迷惑です」

というご意見をいただきました。
私もずっとそう思っていて、気持ちはよくわかります。

今日はこの意見を考えてみます。
人によっては不快になるかもなので有料です。

我慢することで上手くいっていた時代もあった
我慢すること、でうまくいってた時代

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「我慢しない」人が増えると社会も変わる

為末大さんのnoteが良かったです。

「きちんと親や学校で教わった通り生きてきたのになんで途中で言うことを聞かなかった人の方が楽しそうに生きているのだ。ずるいじゃないか」というのが日本の嫉妬の根底にある感情だと思います。

前著「日本人には『やめる練習』が足りてない」に、
「日本の学校は、我慢の練習をするところ」と書きました。

一流大学を出た人は、「無意味な何か」に耐えることができる人です。

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我慢しない

我慢しない

私は日本社会が良くなるためには
・我慢しない
・リスクを取る
・好奇心を伸ばす
の三つが重要だと考えています。逆に言えば今の日本の生きづらさの背景には、我慢しすぎて、リスクを取れなくて、好奇心がない、からだと考えています。

我慢しすぎがなぜ良くないのでしょうか。幼少期「将来困るから」「人の迷惑になるから」という理由で我慢を強いられることが多くあります。このようなモデルで育てられそれを自分に取り込

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我慢には二種類ある

我慢には二種類ある

我慢しないということを以前書きましたが、そこで「我慢は大事じゃないか」というご意見をいただきました。我慢しない利点は書きましたが、おっしゃる通り、何かを成し遂げようとすると耐えなければならない局面もあります。我慢した方がいいのかしない方がいいのか。どういう時にした方がいいのか。これらを紐解くには我慢というものを、大きく二つに整理しなければならないと思います。すなわち、受動の我慢と能動の我慢です。

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貨幣のプール論に縛られた意見

貨幣のプール論に縛られた意見

あんたも不景気ってやつの原因について考える事があるかい?

前も書いたんだけれども、2022年1月20日の日本テレビ朝の情報番組zipの中で村尾信尚さんが経済の解説をしているのを見たんだよ。

その内容のあまりに間違いっぷりに軽いめまいを覚えてその報道に対する意見ってのを書いたんだ。

そのnoteでは村尾信尚さんが主張していた以下の2点の内容についての考えを書いてみたんだ。

(1) 現在の不景

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