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休むからまた走れる

休むからまた走れる

最近ちょっとお疲れモードだったので土日は本を読んだりしてのんびり過ごしたのですが、まあ「休むからまた走れるんだよな」と思ったわけです。

ずっと仕事が続いてるような続いてないような、こういう時代だからこそ、意識して休むのってけっこう大事だなーと思いました。

毎日がんばってそれなりにノリノリの日もあるんですが、長く続けていると「調子が出ないな」とか「どうもネガティブに考えがちだなー」っていう日はや

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いいものをつくる、とは何か?

いいものをつくる、とは何か?

「広告はもうやりません。ものづくりをやります」と博報堂の役員に宣言したのが5年前。まさか“広告”を冠した雑誌をつくることになるとは思いもしませんでした。

『広告』は、変な雑誌です。編集長が2〜3年に一度変わって、その度にテーマも体制も、判型も価格も、全部変わります。“広告”という誌名なのに、広告について扱うことは稀です。だから、僕も広告を扱わず「ものづくり」を扱うことにしました。

僕は博報堂で

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「人生のわからない、を増やす」を企業理念にした理由

「人生のわからない、を増やす」を企業理念にした理由

2020年1月20日。

株式会社Huuuuを設立して丸3年経過し、気づいたら4年目を迎えることができました。これもお仕事で関わってくれている皆さんのおかげです。ありがとうございます。噂によると起業3年後の生存率は約50%らしいので、なんとか半分の世界で息できていてラッキー。

昨年、法人としてのビジョンを明文化すべく、とある人にお願いして企業理念を考える時間を設けました。Huuuuは、一体どんな

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3夜連続note:02 【ビジネスのこれから】

3夜連続note:02 【ビジネスのこれから】

こんばんは。(の予定でした)
arcaの辻です。

まず、昨日のnoteを読んでくださったみなさま、
そして愛あるエールを送ってくださったみなさま、
本当にありがとうございます。

普段「辻愛沙子」というと、常につよつよでエネルギッシュで迷わず突き進む『メラメラギャル』的なイメージを持っていただく事が多かったりするのですが、当然不安になったり迷ったり、時にはぴーぴー泣いたり孤独感を感じたり、自己嫌

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たとえば男が妊娠できるとして(妊娠9週/つわり)

たとえば男が妊娠できるとして(妊娠9週/つわり)

つわりがひどい時期にちょうど重なるようにして、夫の仕事が忙しくなった。帰りは0時を過ぎることが多く、ひとり静かな家では孤独と不安が苦しさを増長させる。気を紛らわす策として、映画や漫画を漁ってみたが、集中力が続かない。switchのソフトを買ってからは(ゼルダの伝説を買ったよ!)ある程度は気を紛らわすことに成功したものの、やはり限界があり、早く帰ってきて、と縋るような気持ちで夫の帰りを待ち侘びる日々

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はじめて企画する人、あるいは初心にかえって企画する自分のための企画法大全(1/5-アイデア編)

はじめて企画する人、あるいは初心にかえって企画する自分のための企画法大全(1/5-アイデア編)

2021/05/21追記:アイデア編に引き続き、戦略編も公開しました。よろしければどうぞ。

はじめまして。「そうだ 京都、行こう。」というキャッチコピーはメッチャ素敵な駅員さんが書いたのだと信じている状態で広告業界に入り、もう7年が経とうとしているプランナー/コピーライターの多々良タツキと申します。最近、大きめのプレゼンでの一人称を「ヴォク」にしてみました。

先輩後輩とやっている勉強会(ホント

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名作映画のように語り継ぎたい、ずっと記憶に残る結婚式

名作映画のように語り継ぎたい、ずっと記憶に残る結婚式

6記事目のご担当は、一昨年の6月に横浜で結婚式を挙げられた宏二郎さんと美玖さん。「あの映画よかったなあと、ずっと言われ続けているような“映画”のような結婚式にしたい」という想いから、すべてがはじまったお二人です。

お二人のプロフィール

新郎様:消防士
新婦様:看護師

バイト先で出会い、共通の趣味である“映画”をキッカケに距離を縮め、お付き合いに至ったお二人。(バイトのシフトが重なるたびに、帰

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常に自分へ問いかけている、届く文章を書くための5つの質問

常に自分へ問いかけている、届く文章を書くための5つの質問

ライターになりたての頃、良い記事を作るために意識したほうが良いと教えてもらったことが2つあります。

ひとつは、記事のゴールを決めること。目指すべき対象を決めることで、目的を持って執筆と呼ばれるマラソンを走り切ることができるから。

もうひとつは、記事の構成を決めること。最短距離でゴールに向かうためには、どのようなルートを走るのかを考える必要があるから。

3年間、ライティングを生業にしていると、

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覗かないでおく、ということ

覗かないでおく、ということ

旅先で出会った人と、思いがけず深い話をすることがある。お互いの悩みを打ち明けたり、過去の傷について聞いたり、将来の相談を受けたり。

それはたぶん、お互いのことを知らない同士だからこそ話せるのだと思う。

自分に対する先入観も持たれていないし、過去のことも知らなければ未来の責任を負う必要もない。そんな気軽で薄い関係だからこそ、腹を割って話せる。ふだんは見せない自分の姿を、さらけ出すことができる。

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問いかけるメモ帳。

問いかけるメモ帳。

ああ、おれはこれからなにを書くんだろう。

百貨店の文房具売り場に足を運び、筆記用具のコーナーに歩を進める。廉価なボールペンから高級万年筆にいたるまで、さまざまなデザインの筆記用具がそこには並んでいる。もちろんペン選びの基準は、価格や意匠だけではない。書き心地こそが、もっとも重要な判断材料だ。

そういうユーザーのこころを先読みしたかのように、筆記用具コーナーには試し書き用のメモ帳が備え付けてある

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ピンキリのピンのほうの思い出が欲しかった

ピンキリのピンのほうの思い出が欲しかった

思考のマイブームがあるのだけど、4月はよく「恋愛の思い出が欲しかったこと」について考えていた。

理由は単純で、綿矢りささんの『ひらいて』を読んだからだ。読了直後から、恋とは何かを考え続けている。

また、前も書いたけれど3月4月は恋愛中(もしくは失恋中)の人に会う機会が多く、見ていたら羨ましくなった。ないものねだり癖だ。



「いい恋をしてみたかった」

私がそう言うと、3つ年上のテモヤンは

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自分の仕事に対する値段はどうつければいい? #複業の教科書

自分の仕事に対する値段はどうつければいい? #複業の教科書

今月からスタートしている『複業の教科書』の #全文連載

好評発売中!の『複業の教科書』を毎日連載するカタチで全文公開中です。

前回、第18回はコチラからどうぞ。

・  ・  ・  ・  ・

Q4 自分の仕事に対する値段はどうつければいい?
A 言い値からスタート、需要が上回ったら徐々に値上げを。 あらかじめ給料が決まっている会社員と違って、複業家にとっての悩みどころとなるのが〝値付け〟

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CITANオープンから半年、会社創業から7年経って思うこと

CITANオープンから半年、会社創業から7年経って思うこと

東日本橋・馬喰町エリアでCITAN(シタン)という店を開業してから半年が経った。

自分たちの会社をつくり、ゲストハウスtoco.をオープンさせたのが2010年だから、2年に1店舗ぐらいのペースで計4軒の宿を立ち上げたことになる。これまでの経緯を簡単にまとめておこうと思う。

2008年...代表本間(当時23歳)が内定の決まっていた会社を断り起業を決意。本間が友人数人に声を掛け、そのうち桐村

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フリーランスになって、休み下手になった話

フリーランスになって、休み下手になった話

さっき買ったばかりなのに、と思う。

「たくさん入ってるから」という理由で帰り道に購入したラムネは、残り2粒にまで減っていた。

子どもの頃食べていた小瓶タイプではなく、袋タイプになっているそれは、少し大げさに感じるほどブドウ糖の配合率の高さを謳っている。

「ブドウ糖でスッキリ!」のコピーに若干の胡散臭さを感じつつ、それに惹かれてこの商品を買ったのも事実だった。

焦りと、不安と、少しの頭痛。

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