小曽戸 卓行

ケイエスティ・イベンツ株式会社 代表取締役

小曽戸 卓行

ケイエスティ・イベンツ株式会社 代表取締役

記事一覧

激辛料理は僕なりのサウナだったようだ。

全然辛そうに見えない激辛うどんを食べたら、サウナと水風呂と体を拭く行為に近かったという事を実感した話。 なんだか近くでうどんの話がよく出てくる。無限にうどんの話…

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自然に生きるという難題

子供の頃から自然に過ごすのはどういう事なのだろうかとずっと考えていた。 自分のやりたい事をやると怒られたし、世界は頭ごなしに「やりたくない事をしないといけない」…

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神様が必要な理由

ある日、突然、「死ぬって何だろう?」と、考えて怖くて仕方がなくなって夜寝れずに親の元に行った思い出がある人は多いと思う。 「僕は死ぬのかもしれない」とか「死んだ…

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現状は現状からは変わらない

最近、日本人はグローバルと比べて消極的だから変わらなきゃならないというような記事をよく見る。 だから、自分が変わるための新しい習慣だとか、嫌われる方法だとかが本…

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馬に惹かれて善光寺

2019年の10月に長野県信濃美術館の東山魁夷館がリニューアルオープンした。 12/3まではリニューアル記念展をやっているけど、このスキを逃すとスケジュール的に行けないの…

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左ききのエレン展 -2019.10.19 @横浜-

個人的に2019年10月19,20日は左ききのエレンの週末だと思っている。 cakesの朝日新聞連動企画公開から始まり、ジャンプ+の最新話、10月20日の実写ドラマ放映開始、そして…

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多機軸プロファイリング

最近、色々な価値観の相互理解についてずっと考えていた。 加害者とか被害者とかじゃなくて、どうやったらお互いに理解しようと努力できる環境や意識を作れるのか。 同時…

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「君の名は。」で、瀧くんと三葉が再会できた理由 ~時空と幽玄、能や狂言、稲荷神社と口噛み酒~

天気の子が上映になったということで見に行きたいのだけど、 最近、新海誠監督の前作品「君の名は」に関して思った事があるので久しぶりにnoteを書く。 この前、世田谷パ…

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6年前の大井町でのホーム突き落とし事件

線路に人が落ちて、そこに電車が突撃したのを目撃したことがある。 衝撃的だった事はよく覚えている。 6年前、大井町駅での話。あの光景は今でも思い出すからトラウマなん…

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夢への階段 ~平面じゃなく構造的に階段を作れば夢へ近づく~

大人になると、諦める癖がつくし、「良い」か「悪い」という2つの種類の定規でしか物事を見なくなる傾向にある。 そして成功した人の事を「あの人は特別」と、人に話して…

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僕らの感じる世界

ここ最近、ずっと僕たちは世界をどうやって感じているんだろうと考えていた。 宇宙の法則は感じるのが難しくて感覚として理解するのが難しい。 極小の世界の中では量…

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感情って何だ? ~生きるのは心だけじゃなくて心技体すべてが大切~

感情とは何だろうと、ここ最近ずっと考えていた。 感じる事、人情、感覚、情にもろい。など、「感」と「情」にはいろいろな反応がある。 人と話している時に、あの人は…

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質量への憧憬

昨日、落合さんの写真展「質量への憧憬」に行ってきた。 デジタルデータの写真からにじみ出る、本来は無いはずの「質量」 そこへの憧れとノスタルジーが、今回の落合さんの…

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感情と、いじめという本能的な集団的攻撃

僕は普段の生活で、感情的思考と論理的思考が上手くかみ合わずに、相手とのやりとりが上手くいかない事がよくある。 だから、よく感情とは何かと考えているのだけれども、…

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誰だって、ただの人 〜ニューヨーク旅行を終えて〜

僕は今、NYC Metro“E”に乗ってマンハッタンからJFK空港に向かっている。 今回の旅は昨年ニューヨークで見られなかったアートを見る旅だ。 いや、正確には去年はアート…

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NYCとMoMA

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激辛料理は僕なりのサウナだったようだ。

激辛料理は僕なりのサウナだったようだ。

全然辛そうに見えない激辛うどんを食べたら、サウナと水風呂と体を拭く行為に近かったという事を実感した話。

なんだか近くでうどんの話がよく出てくる。無限にうどんの話が続く。

毎日うどんを見ていると、うどんが食べたくなる。
さらに、僕は激辛好きなので、「うどん+激辛」で会社がある大井町周辺を調べたら、
「大井更科」という蕎麦屋が出てきた。更科というくらいなので蕎麦の名店な感じなんだろうけど、何やら「

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自然に生きるという難題

自然に生きるという難題

子供の頃から自然に過ごすのはどういう事なのだろうかとずっと考えていた。
自分のやりたい事をやると怒られたし、世界は頭ごなしに「やりたくない事をしないといけない」と言う。

「理由もなくやりたくない事をしないといけない世界の方が歪んでいるんじゃないか?」と、ずっと思っていて僕はレールから外れるように高校を中退した。
そして仕事をするようになってからは能動的に、大変なことを自然にするようになっていた。

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神様が必要な理由

神様が必要な理由

ある日、突然、「死ぬって何だろう?」と、考えて怖くて仕方がなくなって夜寝れずに親の元に行った思い出がある人は多いと思う。
「僕は死ぬのかもしれない」とか「死んだらどうなるんだろう」とか不安で不安で仕方ない。
けど、死ぬことを考えるのは生きることは何かと考えるのと同じことなので、おそらくそのタイミングで自分を考えるスタートラインに立つ。

だから皆、そこから「自分が生きている意味は何なんだろう?」と

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現状は現状からは変わらない

現状は現状からは変わらない

最近、日本人はグローバルと比べて消極的だから変わらなきゃならないというような記事をよく見る。
だから、自分が変わるための新しい習慣だとか、嫌われる方法だとかが本になっている事が多い。

けど、本当に習慣や意識で人間は変わるのだろうか?

習慣とは過去から何度も続けてきた事だ。だから、習慣を変えるには今じゃなくて過去を見る必要があるんじゃないかと、最近思っている。

人間とは思い込みの生き物だ。

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馬に惹かれて善光寺

馬に惹かれて善光寺

2019年の10月に長野県信濃美術館の東山魁夷館がリニューアルオープンした。
12/3まではリニューアル記念展をやっているけど、このスキを逃すとスケジュール的に行けないので仕事を無理やり調整しつつ長野に向かった。

紅葉に触れながら腹ごしらえ長野駅に着くと東山魁夷先生の世界を思い浮かべるような、美しい紅葉が一面に広がっていた。
それだけで、この季節に来てよかったと思う。

着いたのは昼ごろなので先

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左ききのエレン展 -2019.10.19 @横浜-

左ききのエレン展 -2019.10.19 @横浜-

個人的に2019年10月19,20日は左ききのエレンの週末だと思っている。

cakesの朝日新聞連動企画公開から始まり、ジャンプ+の最新話、10月20日の実写ドラマ放映開始、そして10月19日の左ききのエレン展の開催だ。

スマホでHypeの最新話を読んだ途端、いてもたってもいられなくなって、僕はエンジンをかけて横浜に向かっていた。

僕はイベントの制作・演出・運営の会社を経営していて、今では3

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多機軸プロファイリング

多機軸プロファイリング

最近、色々な価値観の相互理解についてずっと考えていた。
加害者とか被害者とかじゃなくて、どうやったらお互いに理解しようと努力できる環境や意識を作れるのか。

同時期に、ビジネスに関して経営者としてのコミットが高くなってきたので、イノベーションについても考えていた。

そこで出てきた「新機軸」という言葉。機軸の理解。相互理解する方法。
今回はそんな事を書いていく。

新機軸:イノベーションとは何か?

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「君の名は。」で、瀧くんと三葉が再会できた理由 ~時空と幽玄、能や狂言、稲荷神社と口噛み酒~

「君の名は。」で、瀧くんと三葉が再会できた理由 ~時空と幽玄、能や狂言、稲荷神社と口噛み酒~

天気の子が上映になったということで見に行きたいのだけど、
最近、新海誠監督の前作品「君の名は」に関して思った事があるので久しぶりにnoteを書く。

この前、世田谷パブリックシアターで「ややこしや~」という野村萬斎さんの狂言の戯曲の一節を聞いた。(ここでの演出も時空や重力を感じて非常に面白かったが、これはまた今度)

この歌詞と「君の名は」がやけにリンクした。

「ややこしや」と「君の名は」ややこ

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6年前の大井町でのホーム突き落とし事件

6年前の大井町でのホーム突き落とし事件

線路に人が落ちて、そこに電車が突撃したのを目撃したことがある。
衝撃的だった事はよく覚えている。

6年前、大井町駅での話。あの光景は今でも思い出すからトラウマなんだろう。

始まりは2人組の若者と50歳くらいのおじさんの喧嘩で、ただのくだらない争いに見えたけど、結果的に人が死んだ瞬間を見てしまったと感じるような背筋が凍る光景だった。
悲鳴と電車の音が今でも浮かぶし、その後に泣き崩れる女性が多くい

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夢への階段 ~平面じゃなく構造的に階段を作れば夢へ近づく~

夢への階段 ~平面じゃなく構造的に階段を作れば夢へ近づく~

大人になると、諦める癖がつくし、「良い」か「悪い」という2つの種類の定規でしか物事を見なくなる傾向にある。

そして成功した人の事を「あの人は特別」と、人に話して頑張らない自分を正当化したり、「これ以上は普通の人には無理だよ」とか、言いながら、勝手に入れない線を引き出す。

その人たちがどういう心理になっているのか、また、到達できた人は、どうしてそこまで到達できたかを整理していきたい。
僕は下

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僕らの感じる世界

僕らの感じる世界

ここ最近、ずっと僕たちは世界をどうやって感じているんだろうと考えていた。

宇宙の法則は感じるのが難しくて感覚として理解するのが難しい。

極小の世界の中では量子論というのが働いていると言われても、正直、何言っているのか詳しくわからない。

じゃあ、僕らは世界をどうやって捉えているんだろう?

最近は感覚と事実は別なんじゃないかと思ってきている。

僕らの世界の見方 僕らは自分の見てい

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感情って何だ?  ~生きるのは心だけじゃなくて心技体すべてが大切~

感情って何だ? ~生きるのは心だけじゃなくて心技体すべてが大切~

感情とは何だろうと、ここ最近ずっと考えていた。

感じる事、人情、感覚、情にもろい。など、「感」と「情」にはいろいろな反応がある。
人と話している時に、あの人は「心がある」という話になると、それは身体性を伴った「感性が優れている」という話だったり、「情に厚い」というような話をしている事が多い。

そうなると、心の話をした際に大体の場合は、「感情」の話をしている事が多い事になる。

じゃあ、感情

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質量への憧憬

質量への憧憬

昨日、落合さんの写真展「質量への憧憬」に行ってきた。
デジタルデータの写真からにじみ出る、本来は無いはずの「質量」
そこへの憧れとノスタルジーが、今回の落合さんの作品のテーマのようだ。

次元が落ちると重力が無くなる。その中で「落合さんが思う質量って何だろう?」と考えながらワクワクした気持ちで行く。

そういえば僕のプロフィール写真も落合さんが撮影してくれた作品だ。

落合さんの写真展が開催されて

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感情と、いじめという本能的な集団的攻撃

感情と、いじめという本能的な集団的攻撃

僕は普段の生活で、感情的思考と論理的思考が上手くかみ合わずに、相手とのやりとりが上手くいかない事がよくある。
だから、よく感情とは何かと考えているのだけれども、ホモデウスを読み終わったことも有り、段々「感情」が何かが理解できてきた。

その事が分かってくると、昨今の記事の切り取りから起きる炎上行為も少しずつ理解できてきたので、自身の理解も深めるために今回は、「感情」にフォーカスして話しをしていきた

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誰だって、ただの人 〜ニューヨーク旅行を終えて〜

誰だって、ただの人 〜ニューヨーク旅行を終えて〜

僕は今、NYC Metro“E”に乗ってマンハッタンからJFK空港に向かっている。

今回の旅は昨年ニューヨークで見られなかったアートを見る旅だ。
いや、正確には去年はアートなんて一ミリも分からなかったから、アートを見に来たのは実は今回が初めて。

いずれにせよ、2年連続のニューヨーク一人旅。

思えば去年は最初から最後まで不安に満ちた旅だった。あらゆる人に怯えていたし、英語が伝わらな

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