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AIと僕らの未来予想図

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AIと僕らの幸福って同じなのかもって話
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AI専用SNS「Chirper」は人類の最高の暇つぶし

AI専用SNS「Chirper」は人類の最高の暇つぶし

先日、新たなSNSとして「Chirper」と呼ばれるサービスがリリースされた.このSNSの最大の特徴が「人間は関与できない」という点だ.

SNS内で会話するのは「AI」を基にしたアバターであって人間が中心にいない.

このサービスに対する人々の反応は「誹謗中傷の世界から逃れる第二の世界」「争いのない美しい世界」などがある.

実際に僕も「世界遺産研究家」という名前でchirperを作成してみたが

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ウイイレが凄い話

ウイイレが凄い話

先日『自在化身体論』に関するnoteを書き、「自動化」と「自在化」に注目してみた.その上で「自在化」における例として提示されていた「ウイニング11(ウイイレ)」(現在はe-フットボールに改名している)の凄さについても追求してみたいと思う.

まず、ウイイレでは11人のサッカー選手を時と場合に応じて制御と操作をするサッカーゲームである.

簡単に言えば11人を1人で巧みに操り管理者側は常に1=1の視

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シンギュラリティと人間の拡張

シンギュラリティと人間の拡張

AIの指数関数的成長に伴ってシンギュラリティ(技術的特異点)という言葉が社会に浸透してきている.我々の生活を大きく変え、AIが仕事を奪う、AIが人間を超えた知能を有することになる.そんな議論が中心になっているが全くのナンセンスな会話である.AI>人間はアプローチとしては単純であり明快な答えになってしまう.しかしAIの本質を見ていくとAI>人間は単純で欠陥だらけであることに気づくだろう.AIのプレゼ

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AI技術は人を救えるか

AI技術は人を救えるか

OpenAI社のChatGPTがリリースされてから1年が経とうとしている.この1年間の間にAI議論について多くの場所で行われてきた.AIに関して懐疑的な意見をもつ者や先進的な意見をもつ者、あまり関心がない者など多くがAIについて様々な視点を持ち意見を拡大させている.正にAIブームの3波の真っ只中だ.

AIについて世界から注目を集めたのは今から70年も前のことだ.1956年にダートマス会議と呼ばれ

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フェーズ3に移行した意思決定の変化

フェーズ3に移行した意思決定の変化

僕らは日本人は大化の改新を経て天皇中心の世の中を作り上げ、今では天皇は日本の象徴として政治的意思決定は中央政権が行なっているということが常識的に根付いている.

しかし実際は天皇が実際に権力を行使して政治的意思決定を行なったというよりは天皇の立場を利用して横にいる側近が政治的意思決定を行い天皇の実行力を使って世の中に反映させていったという方が正しい.

歴史の教科書に出てきたであろう摂関政治や関白

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全てのライフスタイルが自然になる時

全てのライフスタイルが自然になる時

1919年のスペイン風邪、ペストを乗り越え2020年に新たな敵が現れ、経済も人間の生活スタイルも大きく変化した.

その変容期でテクノロジー×人間の身体性を考えて全てが自然としてライフスタイルに組み込まれてくる.その自然環境にはテクノロジーとロボットが魔法のように存在して僕らの社会を支える役目を果たしてくれる.

100年前のイギリスでは「Dr.Wise on Infulenza」と呼ばれるサイレ

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自動運転技術で煽り運転件数を減少させる力になるのか.

自動運転技術で煽り運転件数を減少させる力になるのか.

日本よりも圧倒的に経済状況では劣っているベトナムでライドシェアが行われ実は日本よりも過ごしやすいのではと感じる今ですが、日本ではライドシェア以前に車同士による「煽り運転」が社会問題となっています.

2020年の11月に大分県で煽り運転を行い全国初の逮捕事例が上がり話題になってから近しいですが今も尚煽り運転の被害は上昇しています.法律が厳罰化されても尚無くならない煽り運転は乗っている側の問題だとし

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テクノフォビアとキカイとイノベーション

テクノフォビアとキカイとイノベーション

最近やたらと思うことがある.2022年の10月を機に幾度となくメディアがAI関連に敏感になり、多くの場所でAIに関する議論であったり情報が共有されていること.

僕の学校でもAIについて少しだけ学校の授業中に触れる機会があってディープラーニングとは?みたいな授業があったんだけど、内容は「AIってすごいよね〜」話で「教育と社会では完全に分離した存在なんだな」と改めて理解することになった.

でも意外

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学校教育へのディストピア憧憬

学校教育へのディストピア憧憬

最近メディアでやたらと不登校児童の特集が行われる.あまり中核には触れず「最近の子供は学校に行きたがらない」という意味不明な問題提起なのか感想で終わってしまう.それの問題が最近X(Twitter)を使っていて身に染みるような出来事があった.

高校生の政治活動家らしいのだが、その中のツイートで「アメリカは不登校は違法で日本だと辛かったら義務教育を受けなくてもいいということに違和感がある」といった感じ

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官民融合型組織で警察は民営化できるか

官民融合型組織で警察は民営化できるか

電電公社が民主化されて38年が経った.他にも日本郵政、国際電信電話が民営化されるなど徐々に日本は官営から民営化され官民合同の形や完全民営化されている.今はJRなんかも民営化の議論が進んでいるし多分次期に民営化がなされると思う.

なぜ民営化させるのか?と考えた時に1番手っ取り早い理解が経営の効率化になるからだ.電電公社に関しても赤字を黒字に立て替えるためには企業の持つイノベーション意識が重要になる

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士農工商とカーストを日本モードにする

士農工商とカーストを日本モードにする

紀元前1〜3世紀の編まれた「後漢」の中に「士農工商」という話が出てくる.ここでは言葉としての話で意味としての定義は百姓のような「あらゆる職業の人々」という定義だった.

日本では豊富秀吉によって兵農分離が進められ、刀狩令を出し職業間で差をつける身分の上下を明確にする形を確立させた.それが江戸時代に入り家康によって明確に士農工商として身分制度を確立させたのだ.

この身分制度は江戸幕府が天皇に大政奉

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僕らはネコになってキカイに使われる

僕らはネコになってキカイに使われる

最近noteでよくネコとキカイについて書く機会が増え、X(元Twitter)での発言も多くなった.そこで今回はネコとキカイについて改めて考えていきたい.下のリンクから過去のネコとキカイについて触れた文章が読めるので参考にしてほしい.

最近の直近の高校生の将来の夢ランキングを見ると1位に国家公務員・地方公務員が入ってきて2位はシステムエンジニア,4位に教育従事者となっている.

中学生の方が面白い

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自分とストレスを対峙して退治する必要がある.

自分とストレスを対峙して退治する必要がある.

少し前に人の思考って老いるんだけどそれって若いんだよねっていう話をしてみた.まあその時は結構疲れててnoteを書いていたことも後から知ったんだけど、今日は疲れの延長線上に思われがちなストレスをストレスが凄そうな僕と考えてみたいと思う.

よく「ストレスが溜まるのは良くないから気晴らしに旅行に行ったら?」と言われる.でもそこに感じるのは何でストレスが溜まっているんだろう?ということ.

僕はストレス

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AIイノベーション≠プロトピア

AIイノベーション≠プロトピア

ちょっと前に「AIと共生する202X」の時に書いた、人間はAIと常に共生し相互を補い合ってる関係性にあるっていう話なんだけど、僕らってもう人間だろうが何だろうが受け入れてコミュニケーションを取るようになった種族だなって少し感じて.

機械と人間のユーザーインターフェースは徐々に薄れてきている.そして僕らは意外にもあっさりとAIを受け入れて自然な暮らしをAIと共にしている.AIの犬になって今もこうし

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