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新幹線で一番座り心地の良かった座席について
トイレの暖房便座。
考えてみると新幹線内で唯一可能な個室であるし、人がそこに座りながら占めることのできる空間、つまりトイレの1個室は指定席1席よりも広くて、何よりむき出しのケツがあたたかい。しごく当然の話なのだ。
生まれ出づることなく埋葬された星々の言葉たちについての永久の哀悼
ひとつの言葉はひとつの世界だ。
連なった言葉は、連鎖した言葉は、世界の死を意味する。それは二重の死だ。そして、その二重の死は連鎖した言葉の数だけさらに重なる。
ある一意の意味を提出するために選ばれたふたつの言葉、AとB。選ばれなかったCとDとEとFとGと他の全ての A nor B の要素さんたちの死。第一の死。
AとBのふたつの言葉の組み合わせによりその句の意味が一意に定まったときに出生した
今日という日について
今日という日について書く。
今日という日は、というものは私にとっては記述された歴史そのものである。
即ち、この日を歴史的にどう位置付けるかについて政治的に解釈と実践を行うのは私自身である。※この日記は誰にも読まれない限りにおいて。
つまりは、ただのマッチポンプであり、マッチポンプの結果が未来に産まれるだけである。
未来の私は今の私と断絶しているので、つまりは代理母出産であると還元出来る。
刺激的なことについて
生を駆動させるエンジンは世界の捉え方に対応している。
世界を箱型に捉えると有限である刺激的な集合の一部を刺激的でないことにしていく作業は刺激的なことの総量を同時に減らしていく。
より精確に捉えてみよう。
対象が刺激的か否かは自らの状態との関係性により規定される。
つまり、刺激の享受(=刺激的な集合の一部を刺激的でないことにしていく作業)は、刺激的なことの総量の増減とは相関しない。※増減量の
発話者は光、言葉は影
こちらは対象そのものについて語っているし、対象そのものについて語り合っていると思っていたし、対象そのものについて語り合うことにお互い暗黙の合意があった思っていたところ、実は相手は対象そのものではなく対象の周囲だとか対象に付随する歴史や文脈、またそれらから連想される元の対象とは無関係な全く別の対象(しかも結局それらの対象の周囲の!)の話をしていた。
私は沈黙するしかなかった。