Masashi Sasaki|佐々木将史

フリーの編集者/'83年生まれ。大阪の出版社→'17滋賀移住/We…

Masashi Sasaki|佐々木将史

フリーの編集者/'83年生まれ。大阪の出版社→'17滋賀移住/Webメディア、採用広報、編集業いろいろ/保育士/『このひより』 https://note.com/konohiyori で、人の大切な記憶を言葉にしてます/妻は看護師。6歳双子+3歳双子のおとうちゃん

マガジン

  • #このひだより

    • 20本

    インタビューギフトサービス「このひより」からのお便りです。新着情報や、運営チームの想いについて定期的に発信しています。

  • #大切な日が言葉になったなら

    • 12本

    インタビューギフトサービス「このひより」が贈る、「大切な日」を文章に残すプロジェクト。読みながら「自分のときもそうだったな」と思い出したり、「いずれこんな日がくるのかな」と未来に思いを馳せたりできる場です。あなたの大切な日は、いつですか?

  • gate, by sentence

    • 37本

    ライティングを学び合うコミュニティ「sentence」の会員が運営する共同マガジンです。

  • #編集後記

    取材・編集・執筆などを担当した記事の振り返りnote。受け取った「言葉」を紹介しながら、自分自身のメッセージもちょっと添えています。

  • 想い事

    日々考えたことの書き記し。過去と未来をつないでいきます。

記事一覧

「個と個で一緒にできること」をたずねて #編集後記

毎年書いている気がするけど、2022年も目の前のことをひたすらやっているうちに、あっという間に年の瀬を迎えた。編集の仕事は表に見えづらかったり、クレジットがあっても…

言葉でできること、できないこと。 #編集後記

ありがたいことに最近、「これは読みたい…!」と思える本や雑誌、マンガに出会う機会がめちゃくちゃ増えている。 だいたいは仕事に関係しているか、仲間が紹介してくれた…

『怒り』とやさしい言葉の間で声をあげる。 #編集後記

自分の身近な人たちも含め、『怒り』の声を本当によく聞くようになった。コロナ禍がきて、気づけば1年半が経とうかという2021年の夏。 いよいよ始まった五輪の一連のプロ…

小さな肩へ「未来」を託す手前に、大人ができること。

コロナで社会がひっくり返った2020年も、残りわずか。後々きっといろんなシーンで「あの年が転機だった」と語り継がれるに違いない、激動(ほんとに激動……)の1年がやっ…

「なんで?」の先にある未来。

編集者として仕事をしていますが、最近になって、「なぜ?」「どうして?」という“Whyの問いかけ”がもつ力を、すごく実感するようになりました。 それは、Webに軸を移し…

2019年に読めてよかった記事&本 (Top5)

2019年もあっという間に年末。 独立して3期目となるこの1年は、「編集者としてこんな仕事したいな…」というものが、Webメディアもそれ以外でも、少しずつ現実になってきた…

この時代に“同じ空を見上げる”理由をつくる──人工流れ星、ALE2020、広島

多くの人がどうかはわからないけれど、誰かと“同じ空を見上げる”って良いよなぁと、よく思う。 たとえば、2016年の『君の名は。』も、記憶に残るシーンはほんとにたくさ…

大津市の事故について、保育とメディア双方に関わる身として今思うこと

先週の木曜日、住んでいる大津市で、散歩中の保育園児が交通事故に巻き込まれ、2人の子どもが亡くなる…という、あまりに悲惨な事件が発生しました。 メディアやSNSでも、…

オンとオフの“切り替え”の先 #gatebysentence

よく言われることではあるけど、フリーランスになってから仕事と休みの捉え方が大きく変わった。 就業時間があるわけじゃない働き方。 時間への自由度は高い分、「ここま…

読み返し読書 『小さなチーム、大きな仕事』

2018年の反省のひとつは、インプットするときの量を求めた分、質を少し疎かにしてしまったこと。特に読書がそうだったなぁと思っています。 “積ん読”が気になるタイプな…

2019年コト始め(〜「平成」を30年生きてきた振り返り)

新年が明け、あっという間に1週間が過ぎ去りました。今日から本格的に仕事始め。 12/29〜1/6の9日間は、息子・娘の保育園休みに合わせてオフにしていました。奥さんが職場…

2018年に出会えてよかった記事や本

大阪から滋賀へ移住して、1年半が経とうとしています。 リモート中心のフリーランスになり、良かったことも大変なこともありますが、自分として大きな変化だなぁと思うのは…

書くことと、届けることの間で。 #gatebysentence

ライティングコミュニティ『sentence』のアドベントカレンダー、4番手の佐々木です。滋賀在住、フリーでいろいろやっています。書いたり、編集したりします。 今年8月に、…

それでも、飲みたい日はある。 #gatebysentence

11月の終わり、久しぶりに京都へ夜飲みに出かけた。 地方(滋賀)に移住してからはそもそも夜出掛ける機会が減っていたから、飲むために電車に乗るのもめずらしい。数ヶ月…

「PR3.0」という体験

今週の火曜日、滋賀から久しぶりに上京して、PR Tableが主催する「PR 3.0 Conference」に終日参加してきました。 “企業と「個」の新しい関係構築” を掲げて、PR(Public…

色彩のない自分の、諦めと回復 #gatebysentence

会社員を辞めたことに心残りはないけれど、遠のいてしまったことの一つに「読んだ小説について語ること」がある。大阪から滋賀へ、移住した先で過ごす人たちとは、ビジネス…

「個と個で一緒にできること」をたずねて #編集後記

「個と個で一緒にできること」をたずねて #編集後記

毎年書いている気がするけど、2022年も目の前のことをひたすらやっているうちに、あっという間に年の瀬を迎えた。編集の仕事は表に見えづらかったり、クレジットがあってもさらりとだったりするので、どこかにポートフォリオとかまとめておかないと……と思いつつ今年も実行できていない。

去年立ち上げた「#編集後記」も、この投稿が今年初という状態。どのメディアのどの記事も印象深くて、何か1つを取り上げるのが難し

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言葉でできること、できないこと。 #編集後記

言葉でできること、できないこと。 #編集後記

ありがたいことに最近、「これは読みたい…!」と思える本や雑誌、マンガに出会う機会がめちゃくちゃ増えている。

だいたいは仕事に関係しているか、仲間が紹介してくれたか、SNSで流れてきたもの。夏に下の子が保育園に行き始めて、関わる仕事にも変化が生まれたタイミングで購入のハードルを(ほんの心もち)下げてみたら、引っ越し以来きれいだった机の左右に、数ヶ月で30冊+αが積み上がってしまった。

(せっかく

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『怒り』とやさしい言葉の間で声をあげる。 #編集後記

『怒り』とやさしい言葉の間で声をあげる。 #編集後記

自分の身近な人たちも含め、『怒り』の声を本当によく聞くようになった。コロナ禍がきて、気づけば1年半が経とうかという2021年の夏。

いよいよ始まった五輪の一連のプロセス(事故や厄災ではなく、明確に原因がある)にも、まるで整合性がなく行き当たりばったりだった政策(未遂で止まったものも多い)にも、今なお奪い去られ続ける子どもたちの貴重な体験(論理的に説明できない謎ルールの数々)にも、たくさんの人が怒

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小さな肩へ「未来」を託す手前に、大人ができること。

小さな肩へ「未来」を託す手前に、大人ができること。

コロナで社会がひっくり返った2020年も、残りわずか。後々きっといろんなシーンで「あの年が転機だった」と語り継がれるに違いない、激動(ほんとに激動……)の1年がやっと終わろうとしてます。

春から自分の身に起きた変化とか、この間感じてきたことについては、どこかでnoteを書こうと思ってました。ですが、途中で双子の下に双子が生まれたり、引越したりの間にあっという間に年末になってしまい……。

いろん

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「なんで?」の先にある未来。

「なんで?」の先にある未来。

編集者として仕事をしていますが、最近になって、「なぜ?」「どうして?」という“Whyの問いかけ”がもつ力を、すごく実感するようになりました。

それは、Webに軸を移して以来、いろんな方へのインタビューをさせていただく機会が増えたから……。というのもあるけれど、イチ親としての、自分の子ども(3歳の息子と娘)との会話が実はきっかけです。

いわゆる「なぜなぜ期」ですね。笑

上のツイートをしたときは

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2019年に読めてよかった記事&本 (Top5)

2019年に読めてよかった記事&本 (Top5)

2019年もあっという間に年末。
独立して3期目となるこの1年は、「編集者としてこんな仕事したいな…」というものが、Webメディアもそれ以外でも、少しずつ現実になってきたかなぁと思っています。

(まだまだ動き始めたばかりのものも多く、2020年は仕込んだものをちゃんと届けていかねば、という感覚もたっぷりです)

バタバタとする中で、今年はnoteをぜんぜん更新できなかったんですが、せめて今年の記

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この時代に“同じ空を見上げる”理由をつくる──人工流れ星、ALE2020、広島

多くの人がどうかはわからないけれど、誰かと“同じ空を見上げる”って良いよなぁと、よく思う。

たとえば、2016年の『君の名は。』も、記憶に残るシーンはほんとにたくさんあったけど、個人的には、美しく描かれた“夜空”がとても印象深かった。

(この感情を表す言葉がうまく出てこない。キュンとする?グッとくる?わくわく?エモい?)

僕には、まもなく2歳半になろうという息子と娘がいるのだけど、子

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大津市の事故について、保育とメディア双方に関わる身として今思うこと

大津市の事故について、保育とメディア双方に関わる身として今思うこと

先週の木曜日、住んでいる大津市で、散歩中の保育園児が交通事故に巻き込まれ、2人の子どもが亡くなる…という、あまりに悲惨な事件が発生しました。

メディアやSNSでも、この数日間は取り上げ続けられた話なので、すでに多くの方が知っていることと思います。

事故の発生場所は、いま僕が住んでいる地域からもそう遠くないところ。2年前に大阪から滋賀へ移住する際、検討したエリアでもあります。

今思うと、うちの

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オンとオフの“切り替え”の先 #gatebysentence

オンとオフの“切り替え”の先 #gatebysentence

よく言われることではあるけど、フリーランスになってから仕事と休みの捉え方が大きく変わった。

就業時間があるわけじゃない働き方。
時間への自由度は高い分、「ここまでが仕事」「ここからは休み(プライベート)」という境目はどんどん曖昧になる。

フリーランスによると思うけど、僕にも一応“コアタイム”はあって、だいたい子どもを保育園に送って戻る9時前から、迎えに出る17時半までがメインの時間。夜は21時

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読み返し読書 『小さなチーム、大きな仕事』

読み返し読書 『小さなチーム、大きな仕事』

2018年の反省のひとつは、インプットするときの量を求めた分、質を少し疎かにしてしまったこと。特に読書がそうだったなぁと思っています。

“積ん読”が気になるタイプなので、冊数の目標立てて、買った本は見えるとこに置いておいて、自分にプレッシャー与えながら頑張ってぜんぶ読む…ということをやってたのですが、これが半ば義務化してしまい、なかなかツラかった。

量を投入することは大事なことでもあるので、1

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2019年コト始め(〜「平成」を30年生きてきた振り返り)

新年が明け、あっという間に1週間が過ぎ去りました。今日から本格的に仕事始め。

12/29〜1/6の9日間は、息子・娘の保育園休みに合わせてオフにしていました。奥さんが職場のシフト都合で12/29〜31、1/2〜4が通常勤務だったこともあり、僕自身ほぼPCにすら触れていません。
やったことは早朝とかお昼寝中に、“積ん読”の本をいくつか片付けたり、ブラウザにウィンドウ開けまくったままにしてた記事を片

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2018年に出会えてよかった記事や本

2018年に出会えてよかった記事や本

大阪から滋賀へ移住して、1年半が経とうとしています。
リモート中心のフリーランスになり、良かったことも大変なこともありますが、自分として大きな変化だなぁと思うのは、「情報への感度が(たぶん多少は)上がったかも…」ということ。

オンラインを中心としたコミュニティやチームに所属するようになり、あと編集の仕事を増やした結果、もともと好きだったWebメディアの記事を読む量がかなり増えました。

本も同様

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書くことと、届けることの間で。 #gatebysentence

書くことと、届けることの間で。 #gatebysentence

ライティングコミュニティ『sentence』のアドベントカレンダー、4番手の佐々木です。滋賀在住、フリーでいろいろやっています。書いたり、編集したりします。

今年8月に、気になっていたsentenceの一員となりました。多彩・多才なメンバーが集うグループの中では、公開された記事の裏っ側を深掘りしたり、お互いの文章をあれこれコメントしあったりしてます。
11月末に突如(!)立ち上がったアドベントカ

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それでも、飲みたい日はある。 #gatebysentence

それでも、飲みたい日はある。 #gatebysentence

11月の終わり、久しぶりに京都へ夜飲みに出かけた。

地方(滋賀)に移住してからはそもそも夜出掛ける機会が減っていたから、飲むために電車に乗るのもめずらしい。数ヶ月に1回くらいじゃないかと思う。

すでに懐かしさが混じるけど、大阪に住んでいたときは、週に数日は飲んで帰るような生活をしていた。10年間で市内の天王寺区→東住吉区→西区と引っ越しながら、職場まではすべて自転車通勤が基本。飲んで地下鉄の終

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「PR3.0」という体験

「PR3.0」という体験

今週の火曜日、滋賀から久しぶりに上京して、PR Tableが主催する「PR 3.0 Conference」に終日参加してきました。

“企業と「個」の新しい関係構築” を掲げて、PR(Public Relations)のアップデートに挑戦しようというこのイベント。夏ぐらいからSNSでよく見かけてたし、もともと同社のPR Table Communityというメディアに良い記事多いなぁと思っていたこと

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色彩のない自分の、諦めと回復 #gatebysentence

色彩のない自分の、諦めと回復 #gatebysentence

会社員を辞めたことに心残りはないけれど、遠のいてしまったことの一つに「読んだ小説について語ること」がある。大阪から滋賀へ、移住した先で過ごす人たちとは、ビジネス書の貸し借りなんかはあるけど、そういえば文芸を勧めあった経験はない。Twitterでもあんまり書かない。
前職は出版社だけあってか、小説の話題や貸し借りがやたら頻繁だったので、そこは懐かしいなぁとふと思った。

この数年で、読書に占めるビジ

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