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もりお文庫

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読んだ本。本にまつわる諸々。備忘録。おすすめポイント。
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『窓ぎわのトットちゃん』読了📖

『窓ぎわのトットちゃん』読了📖

ワクワクがとまらなくてページが進んだ本は久々。でも、たまにじわ〜って涙が出てきちゃう。
エピソードはどれも基本的に楽しくて、次どんなことが起こるのかなとかワクワクしながら読めるのに、そのワクワクの裏にある校長先生の優しさが心のなかにしみこんでくるから、じわ〜。

はずかしながら初めてしっかり読んだ。教材とかで出会ったことあったかもしれないけど…

こんな学校だったら、私も毎日楽しかっただろうな。

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『くもをさがす』読了📖

『くもをさがす』読了📖

著者西加奈子さん本人の闘病記録。
カナダでの生活中にトリプルネガティブ乳ガンと告知され、そのままカナダで治療や手術をした。

西さんは私と同い年だ。
乳がん罹患には年齢は関係ないと思うが、やはり自分にもリスクがあることを、同い年というとより強く感じる。

ここが、一番今の自分に刺さった。
明日死にますと言われて後悔することがあるとすれば、子どもたちがどんな大人になって、どんな仕事をしたり結婚したり

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ワンダー図書館、活動その4😊

ワンダー図書館、活動その4😊

3回目のお店番📖
前半は来館者もいなくて、本棚をじっくりとみることができた。

たかのてるこ『生きるって、なに?』
あ〜、それな。ときどき考えちゃうよね。
てるこさんのこたえはなにかな?

明日死ぬってわかってたら、もう苦しいつまらないことなんてやらないで、楽しいことだけやるはず。もしかしたら、本当に自分に明日がないかもしれない。だとしたら、生きる意味をグズグズ考えてる暇なんてない。楽しまなきゃ

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ワンダー図書館、活動その2😊

ワンダー図書館、活動その2😊

今日はどんな出会いがあるかな。
わくわくでワン図書へ。

あ、やっぱシャッターで躓く💧
でも、今回は大家さんの力を借りずに開けられたからよしとしよう👍

来館者、担当時間内に4人。
内訳は本棚オーナーさん2人、通りすがりで気になって入ってくれた一般の方2人。
1人は家族にラインでここの事教えたいから、写真を撮ってもいいですか?と。
なんか、とっても嬉しかった。
こうやって、この場所この活動が広

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『ぼくのお父さん』読了📖

『ぼくのお父さん』読了📖

今年の大河ドラマで、まひろ(紫式部)の従者乙丸を演じている矢部太郎さん、乙丸パートはいつも癒やされてる。
そんな、ほんわりした優しい雰囲気はこのお父さんあってのものだったんだなって、納得。
矢部さんの場合、絵がお上手なのも、どんな人でも受け入れられるような心が広い雰囲気、絵や演技やネタで自分を表現する大人になったのは、この本で必然だったと感じた。お父さんだけでなく、お母さんも芸術肌の人だから。

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ワンダー図書館、活動その1😊

ワンダー図書館、活動その1😊

初お店番。
シャッターを開けるところから苦戦💧
大家さん(私より年上の女性)に開けていただいた…

完全に前途多難。

オーナーのためのお店番マニュアルを見ながらOPEN準備。
電気のスイッチの場所がわからず、探しまくる。Wi-Fiの電源が入らず困惑。看板を出す前に来館者あり。貸出カードの作成もたどたどしく、時間がかかるかかる💦

ダメダメだ😭

何しろ、初めてだけど1人っていうのがプレッシ

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活動開始😊

活動開始😊

本棚一箱ごとにオーナーがいて、本を貸し出してる図書館。
令和6年3月22日にOPEN💐
私もそのオーナーの1人。

公立図書館と同じように本を借りることができるけど、少し違うのは箱ごとにオーナーの個性があふれた本のラインナップになってるってこと。
よそのお宅にお邪魔して、そっとその本棚を覗くような、ちょっとどきどきわくわくした気持ちになる。

オーナーが交代でお店番をする。
わたしの初当番は3月

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一箱本棚オーナーに、私はなる!!

一箱本棚オーナーに、私はなる!!

 カフェやオフィス、個人宅から、病院にお寺、アウトドアまで、さまざまな場所にある本棚に人が集い、本を通じて自分を表現し、人と交流する、みんなでつくる図書館「まちライブラリー」。一箱本棚オーナー制度を導入している私設図書館がここ静岡県富士市にもできるという情報が、ある日私にも届きました。

 図書館とか本屋とか、とにかく本がある空間が好きなので、また一つそういう場所が増えるなんて素敵✨と、速攻でこの

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『世にも奇妙な君物語』読了📖

『世にも奇妙な君物語』読了📖

 各章とも全然バラバラな登場人物と設定で最後どんな伏線回収するんだろう、これはとんでもないラストになるぞ〜ってすごくドキドキしながら読んでたら、5つの短編オムニバスだった💦
 まぁ、タイトルで気づくべきだったんだけど💧そういうことね…😅
 あらためて、各話の感想を1言ずつ備忘録。

第1話 シェアハウさない

 設定、重め。ちょっとひっかかることがある相手にはやっぱり何か闇があるんだ。前向き

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傲慢と善良、読了📖

傲慢と善良、読了📖

 人は見た目によらないとか、どんな人にも優しくとか昔からの言われてることだし、今はダイバーシティを尊重する時代。   大人の管理のもと、そういういい子であれと育てられ、失敗が少ない、というか失敗がないまま大人になった。
 だから、結婚でも失敗したくない。急に自分で相手を選ばなければならなくなったとき、失敗のない小さな世界で構築された小さな成功体験からのプライドが邪魔をして、自分のことは棚にあげて相

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成瀬、きたーーーー😆

成瀬、きたーーーー😆

「どうかしたのか」
「待たせてすまない。実行委員長に確認をとっていた。見つかってよかったな」
 これこれ、ぶっきらぼうで男の人みたいな成瀬節😆また会えて嬉しい!

 今作は、成瀬が高校3年生から大学1年生の話。

 「成瀬さんは将来何になるんですか?」と、大津市立ときめき小学校4年北川みらい。
「成瀬は将来何になるの?」と、びわ湖大津観光大使のパートナー篠原かれん。
 
 それな!私も気になって

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御朱印からの〜

御朱印からの〜

 御朱印集めが趣味になって、いろいろなお寺に行くようになると建築物や庭の美しさ、静寂、落ち着き、空気感、伝統など日本を感じる素敵要素がいっぱいって気づいた✨
 でも、寺が減ってるらしい。「寺院消滅」、人口減少を背景に約76000のうち約30000の寺が2040年までに消えるという予測。個人化によって、檀家制度も崩壊しつつあり、お寺を取り巻く状況は厳しい。
 お寺がなくなってしまうってことは、御朱印

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いいね、朗読会🍀

いいね、朗読会🍀

 読書会やビブリオバトルも、いろいろな本と出会える素敵なイベントだけど、朗読会が優秀!感動した本をたくさんの人に紹介したいとき、自分のおもいや考えを述べなければいけないと、ハードルが高いって感じる人が結構いる気がする。朗読なら、自分の意見は言わなくてOK、好きなお話しをそのまま読むだけ。でも、内容を共有して一緒に笑ったり涙ぐんだり共感しあえる。
 朗読会に参加したのは、今回で3回目。その良さにハマ

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読み聞かせがいい、のホントの理由

読み聞かせがいい、のホントの理由

 良きママでいたいがため、何か学んでくれることがあるはずだと期待して、子どもたちが小さな時、読み聞かせをしていた。それがいいとされる本当の理由も知らずに。
 なぜ、読み聞かせがいいのか。子どもがお母さん(大好きな大人)を独り占めできる時間だから。絵本を読む場所や時間があることは、安心感を得られ、大人との信頼関係を育むことができる。それがとにかく一番の理由。言ってしまえば、本の内容はなんでもいいのだ

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