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歴史小説読本

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室町時代と戦国時代を舞台にした小説読書の記録。
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史記/司馬遷(漢籍)

史記/司馬遷(漢籍)

いつか日本古典文学だけでなく漢籍(孫子とか、呉子とか、六韜三略とか、尉繚子とか、つまり小説版・土井先生関連の知識)を読みたいな~と思いながら、土井先生研究に某所でパラパラ孫子関係の本を探して読んでいたら、めっちゃ面白い!
タイトル何?
史記…史記…司馬遷の解説書かなあ…孫子のエピソードもアッサリしてるし…(スマホで調べる)

史記!!本当に司馬遷の史記の本でした。
古書だから箱ボロボロだけど、安

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黒田官兵衛と土井先生(忍たま)

黒田官兵衛と土井先生(忍たま)

余り知られていませんが、忍たま乱太郎には土井先生のスピンオフ小説があります。
詳細はネタバレ回避でカットしますが、諸事情で土井先生は忍者の先生から、某城の軍師になります。
小説のサブタイトルは「最強の軍師」ですが、最近忍者について知るうちに、忍たま乱太郎世界で最強に強いのは土井先生…?と思うようになりました。

尼子先生もお気に入りと聞く雑渡さんは非常に賢くて強い忍者ですが、実働部隊という点で中忍

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文豪大好き「俊寛」

文豪大好き「俊寛」

芥川龍之介と親交があった菊池寛も同様の人物をテーマに書いているので、競作でもしたのでしょうか?
北原白秋も書いてるみたいですね(※wikiより)

菊池版と違い、難しい漢字や歴史知識がいる内容で殆ど解りませんでした!残念!
ただ、菊池寛版よりも飄々とした性格で、爽やかな風が吹くように感じました。

個人的には、菊池寛の「忠直卿行状記」みたいに激情型で、感情全部持ってかれるような作風が好きです。

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村上海賊の娘(推し&萌えポイント)

村上海賊の娘(推し&萌えポイント)

メモ
・自分を苦手な歴史小説に引き込んだ快作。
・泉州弁(≒河内弁)に弱い。
・泉州弁の大将の外見イメージが、何故か戦国BASARAの金髪レッツパーリィ!の方で再現された
・漫画トライガンのウルフウッドは多分、河内弁だったんですね。泉州弁の大将と思考回路が似てる気がして重ねてしまった。
明るくてバカみたいに朗らか?なのに、一度見切ると振り返らない。そんなイメージです。
・源爺、無学な百姓(ですよ

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