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ピンピンコロリとネンネンコロリ【最終章①】
あなたがもし急に体調に異変を感じたとき、かかりつけ医にすぐに電話できるだろうか。
または、誰かすぐに駆けつけてくれる人に電話できるだろうか。
自分の携帯電話(スマホ)の電話帳に、そういった人の電話番号が登録されているなら、意識朦朧となっている状態でも、なんとか電話はできるだろう。
だが、手帳のどこかに書いていて、その手帳を探さないと電話できない状態であれば、今すぐに登録したほうが良いだろう。
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第6章②】
生前葬をやるならば、恥ずかしい死に方だけはしたくないものだ。
台風のニュースになると、毎年のように、田んぼを見に行って高齢者がそのまま帰らぬ人になったという情報に接する。
また、若い人でも、深夜に友人と車を飛ばしながらドライブして、スピード超過のままカーブを曲がりきれずに崖に転落したり、電柱などに激突したりして帰らぬ人になるパターンがある。
大丈夫だという過信は、絶対に身の破滅につながるから
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第6章①】
ある日コロッと逝った人は、人生の最後の晩餐を望みどおりに経験することなく終わってしまう。
また、最後の晩餐になると予期できていたとしても、高齢のために咀嚼する力がなかったり、胃が受け付けなかったりすると、なかなか思いどおりに人生を終えられないものだ。
だから、「生前葬」を元気なうちに開催して、生前葬で食べるものを「最後の晩餐」と捉えるほうが、満足して死を迎えられると思う。
では、そのときに何
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第5章②】
今日は、東日本大震災からちょうど11年半、そして、アメリカの同時多発テロから丸21年である。
どちらも「こんなはずではなかった」という衝撃や落胆のもと、亡くなられた方々が多くいらっしゃる。今年もまた、彼らのご冥福をお祈りする。
そして、生き残った私たちは、無念の思いで亡くなられた方々のために、それぞれの人生を精いっぱい全うする責務がある。
それと同時に、明日は我が身という覚悟も常に持ちながら
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第5章①】
このシリーズも、残すところあと3週間である。9月25日を最後の回にする。
まず、エリザベス女王のご冥福をお祈りしたい。最後は家族に見守られ、スコットランドの自然に囲まれたバルモラル城で安らかにお眠りになったことだろう。
ああいう死に方に、憧れるものである。
歴史上の人物に、西行法師という歌人がいたが、西行が自分の死ぬ日と死に場所を歌に詠んで、ほぼそのとおりに亡くなったという話は有名である。
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第4章②】
「遺書」の前段階として、今は書店でも手軽に入手できる「エンディングノート」がある。いわゆる「終活ノート」である。
ただ、人によっては、該当しない項目もあり、買ったノートの様式に縛られて、なんとなく受け身で綴る感じもしなくはない。
それよりかは、「未来への自分の手紙」として、便箋とかスマホのメモ帳アプリとかに残したほうがよいかと思う。
ただし、重要なことは、自分が読むのではなく、他人が読むわけ
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第3章②】
デジタル遺産をどうするか?という問題は、自分以外の人と共有していない場合、悩ましい問題である。
私の祖父は、そもそもネットなどしたこともなく、与えられた携帯電話に家族の電話帳が登録されていただけである。
だから、パスワードなど無縁だったのだ。
ところが、今の時代は、このnoteもそうであるが、いろいろとサイト内のログインでパスワードが求められる。
ネット銀行の口座がある人や、インターネット
ピンピンコロリとネンネンコロリ【第2章②】
映画やテレビドラマでもよくあるが、ガンで余命宣告されたら、死ぬまでにやりたいことリストを作っている人もいる。
ただ、病状によっては、外出制限や食事制限があるから、すべてをコンプリートすることは叶わない場合が多い。
最近の例でいえば、コロナと東京オリンピックである。
コロナがなければ、楽しみにしていた東京オリンピックも思う存分に観戦できたかもしれないが、まさかコロナで早々に命を落とすことになろ