記事一覧
オーストラリアのファンドレイジング・カンファレンスFIA Conference 2024を振り返る
昨年に引き続き、オーストラリアのファンドレイジング協会 Fundraising Institute Australia(FIA)主催のファンドレイジング・カンファレンス FIA Conferenceに参加してきました。今回は、2024年2月28日~3月1日の3日間ブリスベンで開催されました。
ちなみに、前回同様に運営ボランティアで参加させていただきましたが、運営目線からの感想は前回カンファレンス
アジア諸国のファンドレイジング・トレンド:FIA Conference 2024 Plenary Sessionより
2024年2月末、オーストラリアのファンドレイジング協会Fundraising Institute Australia (FIA)がブリスベンで開催したファンドレイジング・カンファレンスに参加してきました。
本記事は、同カンファレンスのPlenary Session「Fundraising trend from Asia」で共有されたことをまとめてあります。
ちなみに、本セッションのスピーカー
今こそNPOの間接経費を捉え直す時!:オーストラリア発のキャンペーン「Reflame Overhead」が示す実践知
日本のNPO・公益法人にとってもファンドレイジングをする時の悩みの種である間接経費(オーバーヘッドコスト)。
オーストラリアにおいても、多くの非営利団体が財政的に苦戦しており、主に間接経費への不十分な資金供給が原因となって「非営利団体の栄養失調サイクル(Non-Profit Starvation Cycle)」が生じています。
そんな状況を変えていくためのムーブメント「Reflame Over
オーストラリアの事例から学ぶファンドレイジング・ティップス【FRJ2024オンデマンドセッションを記事購入者に限定公開】
2024年2月~3月で開催された日本のファンドレイジング・カンファレンスFRJ2024でオンデマンドセッションを出させていただきました。
※オンデマンドセッションとは、期間中はいつでも視聴可能な動画セッションのこと
私のセッションのテーマは、本記事のタイトルにもある通り、「オーストラリアの事例から学ぶファンドレイジング・ティップス」
約1年半に渡るオーストラリア滞在で得た知見や事例をシェアさせて
オーストラリアとニュージーランドで広がるオンラインで遺贈寄付を残せるプラットフォーム:3万件の遺言の分析レポートから
2023年2月、オーストラリアの非営利団体Fundraising & Philanthropy(F&P)が開催したウェビナー「Analysis of over 30,000 wills to inform your Gifts-in-Wills program 」に参加しました。
登壇者は、2018年に設立されたオーストラリアとニュージーランドで手軽に遺言を残すことができるオンライン・プラットフ
日本の非営利団体でも使える海外のファンドレイジング・プラットフォーム
海外からの寄付獲得およびファンドレイズを考える日本の非営利団体も少なくありません。私自身が海外のファンドレイジングに関する情報収集やネットワーキングを進めていると知り、個別に相談いただくケースも徐々に出てきています。
海外から寄付を獲得するための一つの方法として、ファンドレイジング・プラットフォームを活用することが挙げられます。
プラットフォームによっては、海外の寄付者とのマッチングや他国の税控
物価高のオーストラリアにおける2024年のファンドレイジング予測:Fundraising Institute Australia主催ウェビナーから
2024年2月13日に、オーストラリアのファンドレイジング協会Fundraising Institute Australia(FIA)主催のウェビナー「Cost of Living & Giving」が開催されました。登壇者は、FIAのリサーチパートナーで定期的なリサーチを主導するmore strategicのKaren Armstrong氏とMartin Paul氏。
本記事では、同ウェビナー
オーストラリアのCadburyがファンドレイジングのアイディアの宝庫だった
コンビニやスーパーマーケットにも置いてあるチョコレートのお菓子でお馴染み(?)のCadburyでも、非営利団体やローカルのスポーツクラブ等のファンドレイズを支援する取組みをしています。商品のチョコレートバーやボックスを購入した人達がそれらを転売して、自団体の資金とするというものです。
この記事の執筆時点のホームページ上では、25年以上に渡ってこの取り組みは続けられており、今までに5,099の学校
なんか参加したくなるオーストラリアのユニークなファンドレイジング5選
海外では、様々な形式のファンドレイジングイベントや啓発キャンペーンにあわせたファンドレイジングが行われています。一つひとつを細かく見ていくと、日本ではあまり行われていないような手法やアプローチも見受けられます。
本記事では、オーストラリアで行われていた取組みで、筆者が特にクリエイティブだなぁと感じたものを紹介していきます。
The Push-up Challenge名前の通り、個々人が腕立て伏
オーストラリアの非営利活動の全体像:Australian Charities Report 9th editionより
日本と比べて、オーストラリアのソーシャルセクターで興味深い点として、Australian Charities and Not-for-profits Commission(ACNC)という政府設立の機関があることが挙げられます。
ここが非営利団体の設立登録やガイドライン発行、事業・組織運営への評価を行っていて、ここの発信を通じて、オーストラリアのチャリティや非営利団体の全体像が分かります。
本記
30か国で組織づくりに携わってきた実践者が語るファンドレイジング型の組織になるためのエッセンス:F&Pファンドレイジング・フォーラム2023レポート⑤
2023年8月末、オーストラリアの非営利団体Fundraising & Philanthropy(F&P)がシドニーで開催したファンドレイジング・フォーラムに参加してきました。
本記事では、同フォーラムのマスタークラスセッション「Creating a culture of fundraising – how to get your organisation on board」とオープニングセッシ
その「ストーリー」をつくる過程に受益者は参加できていますか?:F&Pファンドレイジング・フォーラム2023レポート④
2023年8月末、オーストラリアの非営利団体Fundraising & Philanthropy(F&P)がシドニーで開催したファンドレイジング・フォーラムに参加してきました。
本記事では、同フォーラムのセッションの一つ「Who owns the fundraising story?」からの個人的な学びや気づきをまとめています。
このセッションのスピーカーは、非営利団体向けにダイレクトマーケテ
寄付者との長期的な関係性を重視するオーストラリアの医療研究機関の実践知:F&Pファンドレイジング・フォーラム2023レポート③
2023年8月末、オーストラリアの非営利団体Fundraising & Philanthropy(F&P)がシドニーで開催したファンドレイジング・フォーラムに参加してきました。
本記事では、同フォーラムのセッションの一つ「Serious but spicy: How to fundraise when your cause doesn't make it easy」からの個人的な学びや気づきをま
100年の歴史を持つオーストラリアの非営利団体が明かした寄付訴求のメッセージを変えるプロセス:F&Pファンドレイジング・フォーラム2023レポート②
2023年8月末、オーストラリアの非営利団体Fundraising & Philanthropy(F&P)がシドニーで開催したファンドレイジング・フォーラムに参加してきました。
本記事では、同フォーラムのセッションの一つ「There’s no going back. How the Smith Family is changing their approach to fundraising &