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2年以上かけて会社も辞めて書いてる小説、『ファミリーレコード』について
タイトルのとおり、僕は無職になってまで時間をつくり、一本の小説を書き続けている。
『ファミリーレコード』という小説だが、たぶんこの小説でやっていることはまだ他の誰もやっていない。
普通の意味で「小説を書く」というレベルではない、複雑怪奇なプロジェクト。
あまりに面倒なことをしているため、せっかく人が興味を持って聞いてくれても、ちゃんと説明ができなかった。
この機会に、どういうことをやってる
産まれてきてよかったな
感動をことばにするのは無粋なことかもしれない。
現実のできごとの細部、感情や感触まで完全に再現できることばなんて存在しない。
ことばは必ずなにかを歪め、削ぎ落とす。
だけど、再現はできなくても、それがあったことを記録することはできる。
記録すれば、未来の自分が思い出せる。ほかの誰かにも、知ってもらえる。
だからこの文章を書くことにした。
2023年1月23日、息子・悠季仁(ゆきと)が産
2022年 良かったもの・こと
本坂口恭平『土になる』
エーリッヒ・フロム『愛するということ』
桜庭一樹『ファミリーポートレイト』
漫画魚豊『チ。-地球の運動について-』第5集、7集
新井英樹『ひとのこ』
藤本タツキ『さよなら絵梨』
タイザン5『タコピーの原罪』
演劇安住の地『iplay!』『凪げ、いきのこりら』
ペトリの聲『満月』
共通舞台『Why theatre? Why you?』
劇団ケッペキ『無差別』
ダンススタデ
ダンススタディーズを観て思ったこと「美しい自由」
2/27、東山青少年活動センターで行われた『ダンススタディーズ1#6』修了公演を観てきた。
ダンス初心者も含む8名のダンサーによるコンテンポラリーダンス。
とても面白かった。
会場アンケートにかなり長文の感想を書いたのだけど、後になって書きたいことが出てきたので追加でここに書きます。
「コンテンポラリーダンスって何?」
僕もよく知らないけど、調べたら
コンテンポラリーダンスとはテクニッ
演劇ビギナーズユニットで役者をやってみて思ったこと、変わったこと
京都市の東山青少年活動センターが主催している、演劇ビギナーズユニット。
下は中学生から上は30歳まで、演劇初心者(およびそれに準ずる人)が集まり、3ヶ月ほどの講座と練習期間を経て一つの劇を創り上げ、公演を行う。
僕は2021年度のビギナーズユニットに参加し、生まれて初めて役者として舞台に立った。
得難い発見がたくさんあって、細かく書きだすときりがないのだけど、なるべくサクッと感想や気づいたこ
映画『ドライブ・マイ・カー』感想。演技という名の罪と救い。真実、奇跡、愛、信仰
(ネタバレありの感想です)
京都シネマで、濱口竜介監督の最新作『ドライブ・マイ・カー』を観てきた。
傑作だった。濱口監督の映画、これまでに5本観てるけど、自分的には全部傑作だったのですごいと思う。
映画監督に限らず、自分の中で「5作品みて全部傑作」という創り手は今のところ他にいない。
しかもほぼ毎作品泣いている。『ドライブ・マイ・カー』でも涙が止まらず映画館で嗚咽をこらえるのに必死だった。