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2020年10月の記事一覧
「善人」による無理解が見事に描かれた映画『82年生まれ、キム・ジヨン』
81年生まれの私が原作本を読んだのは去年の春のことだ。韓国語教室を開いている母が教材として使っていたことで、勧められたのがきっかけだった。
カルテという形式で書かれているこの本には、韓国で生きる女性が遭遇するあらゆる不条理や差別、マイクロアグレッションが淡々と描かれている。その多くは、日本に生きる女性も経験する内容だ。韓国の価値観が残る家庭でジヨン同様姉と弟に挟まれて育った私には特に共感できる部
"性的消費"ガチ考察
① はじめに先日、質問箱へ「性的消費って結局どういう意味?」という質問が届きました。
私は何も考えずに「そんな言葉は存在しません。使ってる人がいたらアホです」と回答しました。
『性的消費』
フェミ界隈と関わっていると1000回以上は目する言葉です。フェミニストの合言葉、フェミニストの口癖、フェミニストの座右の銘と言っても過言ではないこの言葉。
本当に存在しない言葉なら、全員が取り憑かれたかのよ
【シナリオのネタ】クリエイターはマイノリティ問題に対してどうあるべきか
つい最近、足立区議会民主党の白石正輝議員が「法律で同性愛を認めると足立区が滅んでしまう(意訳)」と発言した件について、巷では炎上し、終いには足立区百合滅亡アンソロなる言葉まで生まれる始末だ。
今回の記事は、シナリオライターとしての立場から性的マイノリティ問題やその他宗教的マイノリティなど、社会的少数派をどう扱うべきなのかなるべく客観的な視点で語っていきたいと思う。
一部私情を挟むとは思うが、
もっと女性が活躍できる会社になるためにつながりたい
こんにちは。グリーンハウスnote編集部です。
私たちの会社は、従業員の78%は女性と多くの女性が活躍しており、その活躍は、グループの競争力の源泉です。実際、1970年代より女性の役員が誕生しており、2020年4月現在では、役員層15.1%、部長層13.8%となっています。
一方で、目標として掲げている女性幹部比率:役員層20%以上、部長層25%以上、にはまだまだ届かない状況です
「多様性の尊重」って、お前それ本気で言ってんの?
この前「自分と違う価値観を受け入れられない人がいるのはなぜか」という話を何人かでした。
その話題を持ちかけた当人は、友人と会話している時などに「ふつう〜〜でしょ!」というような、単一の価値観で一方的にジャッジを下す物言いによく眉をひそめてしまうらしい。
彼女は海外へ留学した際に、自分の信じていた価値観は「世界にたくさんあるうちの一つ」でしかないことを知り、自分と異なる価値観あるいは世界観を持った
「ジェンダーフルイド」とファッション
「ジェンダーフルイド」という言葉が注目されています。
直訳すると、「流動的な性」。
そのときどきの気分や環境などによって、ジェンダーが変化していくという発想。
「ジェンダーフリー」という表現よりも、さらに前向きで主体的な表現だといえるでしょう。
今はこの言葉がファッション業界などでもかなり使われるようになってきました。
今日は女性物を着たい気分だけど、明日は男性物を着ようかなといった日替わりメニ