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おうちごはん

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おうちごはんは気取らず、気張らず。
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記事一覧

【365日の魚介レシピ】簡単なのに料亭みたい〜とろろ蒸し〜

【365日の魚介レシピ】簡単なのに料亭みたい〜とろろ蒸し〜

自分で作ったお題に縛られる私。
店のメニューや献立もマンネリになって、なんて面白味がないのだろうと、自分で自分を責めるという時が多々あります。

とある忙しい日、
朝その日の仕込みをして、昼目の前のオーダーをこなし、どんどん返ってくる洗い物を洗い片付け、合間の休憩に夜と明日の仕込みをして、また夜のオーダーをこなし、返ってくる食器を洗い、片付け、掃除して、気づいたら1日の営業が終わっています。

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我が家のお雑煮

我が家のお雑煮

今年も美味しく作りやすいレシピが書けるよう、精進を重ねて参ります。

年末年始は帰省し、たまの親孝行でせっせとごはん作りをしていました。

我が家のお雑煮は、
大根、人参、鶏肉、ネギ、青菜(せりなど)、イクラが入り、醤油味のお汁です。干し椎茸の出汁が入ることもあります。

作り方としては、鍋に出汁をいれ、細切れの鶏肉、拍子木切りの大根、人参を入れて煮立て、アクを引き、火が通ったら醤油、みりんで味を

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何しろ大自然育ちなもので。

何しろ大自然育ちなもので。

上京して23年、人生の半分以上を東京で過ごしているけど、本質的には野生児のつもり。

東京の夜景には感動するし、都会は便利だし、スカイツリーには心躍るけど、やっぱり自然に触れていたい。

豪華な料理もいいけど、米ととにかく野菜、特にクセのある野菜とか風味の強い葉っぱとか食べていたい。

薬を飲むより、身体に良い食事やお茶を摂取したり、あとはひたすらに休んで自然治癒を信じたい。

秋の「食べられる野

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道草食べながら帰ったあの頃、今はお取り寄せで楽しむ野草の味

道草食べながら帰ったあの頃、今はお取り寄せで楽しむ野草の味

子供の頃、地区にあるお店が片手で数えられるくらいしかない田舎に住んでいました。小学校近くの商店か、農協ストアか、そんなもんです。
買い食いはダメでしたし、当然買う店もありません。ですから、いつも食べられる草や実を探して摘みながら帰りました。

そんな経験を元に、野草に関するこんな記事を書かせていただきました。街に蔓延るドクダミの生命力に関心しつつ。

【食べられる夏の野草を調理して野山の香りを食卓

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【365日の魚介レシピ】寒ブリの旬が来た〜ブリしゃぶとブリのりゅうきゅう〜

【365日の魚介レシピ】寒ブリの旬が来た〜ブリしゃぶとブリのりゅうきゅう〜

暦は大寒を迎え、グッと寒さを増してきました。今の時期の食材は脂がのったり、甘みが凝縮したりして、ギュッと旨味が増します。

寒ブリの季節の到来ですね!お刺身で食べても脂が乗って一番おいしくなる季節!

博多のお雑煮には欠かないそうですし、北陸地方の年越しのごちそうにはブリは絶対だとか。東北のうちの実家ではあまりブリを食べる習慣がなかったので、ブリには馴染みがありませんでした。

和食で扱うようにな

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やっぱり、カレー。

やっぱり、カレー。

賄いの定番、カレー。

賄いネタに困ったら、丼ものかカレー。

業務用カレーはジャワ。ブイヨンなどの出がらしの肉、切り落とし、冷蔵庫の残り物のごった煮、何を入れても、最後はジャワがまとめてくれる。

今日の仲間は何食べたいか想像して、色々迷い、悩み、最終的に、(一部の嫌いな方を除き、)鉄板の答えはカレーだったりする。

カレーはみんなの人気モノ。

先日、沖縄そばにカレーをかけたものをいただいた。

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新米の季節!!おむすび?おにぎり?どう呼ぶ?それにしてもなんて美味しいのだろう♡

新米の季節!!おむすび?おにぎり?どう呼ぶ?それにしてもなんて美味しいのだろう♡

『天空のサクナヒメ』が少し前に流行っていましたよね。米作りが出来るゲームだとか。旦那がプレイしていましたが、いわく、『サクナヒメといい、あつ森といい、「仕事で疲れて帰ってきて、ゲームの中でも働くのがしんどい」』だそうです。なるほど。

さて、おむすび?おにぎり?どう呼んでます?

包む素材は?経木?竹皮?アルミホイル?ラップ?お弁当箱?ワックスペーパー?

↑ある日の朝ごはん 大葉味噌のおにぎり

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【365日の魚介レシピ】〜鮭の味噌ガーリックバター焼き〜カムイ・チェプ(神の魚)をありがたく食べる

【365日の魚介レシピ】〜鮭の味噌ガーリックバター焼き〜カムイ・チェプ(神の魚)をありがたく食べる

先日の郷酒ランチは秋鮭の味噌バター焼きでした。

いくらも使いたかったので、岩手産のメスの秋鮭を仕入れました。

地元では今の時期、北上川などで鮭の遡上が見られます。遊具も公園もなく、ボーッと川を眺めるくらいしかやることないな〜という帰り道も、いま思えば豊かな時間でした。

さて、秋鮭は脂がさっぱりしていて、塩焼きやフライにすると淡白になりがちです。なので、ちゃんちゃん焼き風の味噌バター焼きにしま

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人の心に残るのは結局、普段の何気ないごはんなのかもしれない。

人の心に残るのは結局、普段の何気ないごはんなのかもしれない。

友達にもらった梅で梅干し(土用干ししてないから梅漬け)漬けたのだけど、おばあちゃんの作ってたみたいな、しょっぱすっぱくはならなかった。

塩分20%でやったけど、意外と食べやすい。

寝かすとさらにまろやかになるというから、もしかしたらさらにマイルドになるかもしれない。いただいた梅の熟し方や特性もあると思うのだけど、なんだかフルーティでジューシー。

一昨年、別の友達にいただいた梅はアクが強くて、

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【365日の魚介レシピ】旨味に驚いた〜アクアパッツァ〜

【365日の魚介レシピ】旨味に驚いた〜アクアパッツァ〜

勝手にシリーズ化している【365日の魚介レシピ】ですが、もっと身近に楽しく上手く作れる魚介料理を目指して書いています。

まずは、あえるだけで美味しく食べられる、一手間でグレードアップするお刺身料理をご紹介してきました。まだまだレパートリーはあるのですが、ちょっと気分転換。

焼く、揚げる、煮る(蒸す)色んな調理法がありますが、次のステップとして、煮る(蒸す)魚介料理をご紹介していきたいと思います

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【365日の魚介レシピ】それ絶対美味しいやつ、と言われた〜マグロとアボカド〜

【365日の魚介レシピ】それ絶対美味しいやつ、と言われた〜マグロとアボカド〜

毎日がお魚解体ショーみたいなもので、私が店で魚をおろしていたり、盛り付けたりしていると、バイトの子達は目をキラキラさせながら興味深そうに観察しています。ウチは和食好きな子が多く、賄いが美味しそうだから、という理由で入って来て、皆割と長く続けてくれます。ご飯が美味しいと思ってくれて、張り切って通ってくれるのはありがたいことです。

このマグロとアボカドのなめ茸和えはバイトちゃん達に大人気のメニューで

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