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ピアニスト近代史(1)ピアノは俗世のものにあらず 意識高い習い事の時代 (~1990年代)
イントロはこちら→https://note.com/otoon1142/n/n28730c720239 言うまでもなく、現在もピアノはもっともポピュラーな習い事の一つです。最近はリトミック人気もあり、「…
AdoのFNS歌謡祭シルエット歌唱を観て思い馳せる、期待以上の期待への期待
先ほどオンエアされた「2023 FNS歌謡祭」でAdoのシルエット歌唱をリアタイしました。 ちなみにこれについては先日配信されていたYahooでの徳力さんの記事(https://news.ya…
日本でも注目集まる「Tiny Desk Concerts」の楽しみ方
10日ほど前、「Tiny Desk Concerts」の日本版に藤井風が出演したというニュースを目にした。
実際にNHKで放送がなされたのはその数日前ということだったが、3月20日にYouTube公開された【tiny desk concerts JAPAN】藤井 風「満ちてゆく」〜は、すぐさま急上昇動画トップ10前後にランクイン。これをきっかけに「Tiny Desk Concerts」そのもの
『理想の中年』という雑誌の編集スタッフが、全員20代だったら?
『さよならマエストロ』が面白い!”のだめ超え”を予感させる、特大クラシックエンタメ作品に期待
先週末、日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第二話目が放送されました。
前評判も上々で、一話目放送後から反響が大きかった本ドラマ。
キャストが豪華であったり、東京音大監修で本格的であったり、とにかくキャストが豪華であったり…と、予告の時点ですでに注目作。ホームドラマとしてのテクスチャも良好で、なんとなくヒットしそうな雰囲気に包まれていました。
第二話まで見進めたところで、こ
ピアニスト近代史(1)ピアノは俗世のものにあらず 意識高い習い事の時代 (~1990年代)
イントロはこちら→https://note.com/otoon1142/n/n28730c720239
言うまでもなく、現在もピアノはもっともポピュラーな習い事の一つです。最近はリトミック人気もあり、「音楽教室」の方が主語になることも多いですが、子供に習わせたい楽器の第一選択肢としてなかなかその座を降りることのないピアノ。
90年代であっても2020年代であっても、「ピアノという習い事の需要」は
Vaundy「トドメの一撃 feat. Cory Wong」は、今まで以上の「格・上・感」
個人的にVaundyの楽曲について書くことは初めてなのですが、今回の新曲「トドメの一撃 feat. Cory Wong」は、今まで以上に「格上感」を感じる作品でした。
まず音の感想としては、山下達郎さんオマージュかと。
これは世代による理解の仕方かもしれませんが、曲も歌も、達郎さんをリファレンスにしてます、と清々しいまでに主張しているのかなと。
トラックだけでなく歌い方まで達郎さんにガッツリ寄せ
BTS ジョングクが予感させる「グループ発ソロアーティスト」の更新
今回は恐る恐るJUNG KOOKについて思うことを書きます。
最初にお伝えしたいのが、自分はBTSのファンだったこともなければ、ここ最近のK-pop全体像に詳しい人間でもありませんが、あるタイミングから、音楽の仕事をする以上JUNG KOOK、そしてNewJeansの2組はマストでウォッチしなければいけないという義務感に勝手に駆られ、以降は聴き始めたらウッカリ夢中になっていた…といういわゆる、よく
「TATTOO」「日常」を聴いて思う、アップデートされ続けるヒゲダンの音楽
Official髭男dismは、もう大きくなるところまで成りきってて、J-POPの世界で上り詰めあげている。
そう言われ始めて数年が経つが、そのベストスコアをちょくちょく更新してくるのが信じられない…
と思っている5000人くらいの中の一人です。
最近のヒゲダン曲で特によく聴いているのが、「TATTOO」と「日常」。
「TATTOO」は、AORやR&Bに振ったサウンドが印象的で、トラック重視派と